【2023春アニメ】江戸前エルフ【最終話(12話)後感想・評価】


【総評】ほのぼのアニメのお手本ではあるのだが、、、、
点数:69

筆者が観測した本作の概要

少年マガジンエッジに連載される漫画。異世界から召喚され、ご神体としてまつられてきたエルフのエルダが主人公になっている。そのエルフが祀られている高耳神社の15代目の巫女小糸との日常を描いた、ほのぼの下町コメディとなっている。

“東京の下町にエルフが住み着いている”というギャップを楽しむような優しい雰囲気のある作品が、制作会社C2Cによって化けている。「うちの製作会社、マジで実力ありまっせ」というPRの波に良い意味で巻き込まれてしまったような印象がある。結果的に高クオリティで安定感があったので、良かった良かったという感じだ。

前半感想

とにかく絵が綺麗である。舞台は東京月島であり、明治時代につくられた東京湾の埋め立て地が舞台になっている。この月島というチョイスが結構良く、タワマンが並ぶような現代的な背景と古くから残る商店街と神社。そして町中に流れる水路(ほぼ海)に囲まれており、作画能力の高い本作ではめちゃくちゃ綺麗に描かれている。

しっかりものである少女小糸と、引きこもり体質オタク気質のエルダの凸凹コンビは、一定の人気を獲得したことだろう。凸凹コンビって近くに置いて対比することで、キャラの魅力が際立つ効果を狙っているんでしょうね。今更だけどあえて言語化しておく。

最高レベルの作画と裏腹に、私個人にこの作品に引っかかるポイントは無かった。引っかかるというか掴みになるポイント。同級生の桜庭 高麗(さくらばこま)がめっちゃ可愛いくらい。恵体信仰か?

後半感想

視覚的な満足感はひじょーーーーーーーーに高いのだが、ギャグの内容が優しすぎてなかなか私の心を掴んでくれない。並みのアニメだったら「よし!いっちょ水着回いっときますかぁ!」となりそうだが、上品な本作ではそんなことを決してしなかった。

15代にわたる巫女を見届けてきているのだから、出会いと別れが多かったんじゃないだろうか?とか、“小糸にとってのエルダ”と”エルダにとっての小糸”は同じ感覚じゃないじゃないだろうか?とか、エルフにとって人間一人の一生は短いんじゃないだろうか?的なセンシティブな内容にはならなかった。

え?この設定だったらそこを掘り下げるのをやりたいんじゃないの?って感じだったので、最終話まで終始ほのぼの祭事を見せられて、高い満足感があるかというと、、、微妙である。まぁでも「小糸、人は死ぬぞ」とか言うエルダ見たくないもんね。

まとめ

まず大前提として、声優・ルックス・キャラクターのいずれかを理由として小糸・エルダを大好きにならないとこの作品をMAX楽しむことは出来ない。私はMAXは楽しめなかった、ほどほどに楽しめたという感じだ。

良くも悪くも「絵が綺麗」という大味な感想しかわかず、別の作品をこのクォリティで作った場合と、この作品を作った場合で差分を感じない結果となってしまった。

なぜこんな感想になってしまうかと言うと、1クールに30~40作品見ている人間からすると、すっごく工夫されて掘り下げられたハートフルストーリーでも見してくれないと、どうしても印象が薄くなってしまう。「なんでそんなに多く見てんの?」とマジレスをされそうだが、数を見た結果舌が肥えてしまって、「作画が良い”だけ”」で高評価をしてあげられなくなってしまった。雰囲気が良いアニメに厳しくなるのはオタクあるあるだと私は思う。

なんだか入院中の飯みたいな作品だな。

「うん、うん。これが一番体にいいのは分かっているだけどね。これがベストなんだけどね」

って感想だ。

繰り返すけどアニメーションの出来は抜群に良い上に優しいほのぼのアニメとしては内容も極まっている。大満足の視聴者が多い事実は否定できない。それで満足できなかった”頭のおかしい人の感想記事”だと解釈していただけると幸いだ。

正直主人公の巫女が桜庭 高麗だったらあと6,7点高かったかもしれない。(恵体信仰)お疲れ様でした。

あ、陽気なOP曲は結構好きでしたよ。

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