【2023春アニメ】魔法少女マジカルデストロイヤーズ【最終話(12話)後感想・評価】


【総評】僕たちの30分×12回は還ってこない
点数:55

筆者が観測した本作の概要

本作品はストリートカルチャーとアキバカルチャーを融合させたアートを輩出している、JUN INAGAWA氏の作風をコンセプトとしたオリジナルアニメだった。クリエイティブな活動をされる方々については良くわからないが、アニメ化する際にいくらか苦労があったようだ。旧時代のネット文化をベースとしたオタクとアンチオタクの闘争が描かれている作品だった。

前半感想

ストリートカルチャーによせているのかわからないが、絵柄が独特。悪く言うと雑な印象を受ける。戦闘シーンや迫力のある描写はあるので、アニメーションとして手を抜いているわけでは全くないのだが、汚く騒々しく感じてしまった。(私個人は)

魔法少女3人もアナーキー以外はめちゃくちゃ癖が強くて好きになれないし、主人公と敵役についてはもはや言及する必要すらない。絵柄イマイチ、ヒロイン好きになれない、主役と敵役は嫌い。と散々な立ち上がりを見せており、内容も滑り散らかしているため、およそ褒める所がない。

アナーキー役の声優ファイルーズあいは、迫力のある演技をしているなと思ったくらいだ。

後半感想

物語の最終盤では敵の本拠地の最深部でSHOBONの手帳を発見する。そこにはスレイヤーと戦うアナーキー達や登場人物に関わる重大な真実が書かれていた。すべてはオタクを憎悪し、オタクの根絶を願ったSHOBONの企みだったようだ。

世界の創造主になったと言うSHOBONとスレイヤーの命をもって誕生した『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』を前にして絶望するオタクヒーロー。SHOBON目線ではオタクヒーロー自身がラスボスとなるシナリオだったようだ。

最後はオタクヒーローは殺されてしまうが、意思は引き継がれており、オタクは滅びないという結末。予想はしてなかった結末だけど、まぁこの終わり方のパターンもあるよね。って感じで驚きはない。

設定とか展開は練ってありそうな感じがするので、ハマった人同士で会話すると盛り上がる事が出来そうな雰囲気は感じる。申し訳ないが、この記事ではそれを提供できない。

まとめ

理屈ではない、抽象的な熱い思いを視聴者に届けたい意図は感じた。俺たちはオタクで、少数派で、マイノリティだけど自分たちの好きな物だけは、自信をもって「好きだ!」って言おうぜ!オタクの魂だけは本物だぜ!ってメッセージだと思うのですが、視聴者には届かなかったと思います。

まず、オタクがマイノリティである事実は、今も昔も変わらないが、昨今の人達はYoutube・Twitter、学校の友達など、自分達が意図的に選んだコンテンツしか摂取しない。これが何を引き起こしているかと言うと『自分たちがマイノリティであるという自覚を薄くしている』ということだ。

つまり、制作陣は古いオタクで社会的な顔も広いので、「オタクでも胸を張ろうぜ!」というテンションである事は分かるのだが、この感覚を視聴者の人は持っていないと思われる。自分たちをマイノリティだと思っていないし、そもそも多数派・少数派とかどうでも良いとすら思っているだろう。

これは結果論でも、後出しの意見でも何でもなく、このテーマで行こうと言うときに「視聴者ウケするかどうか」考えられなかったのか?と思ってしまうが、この発想は本作的には間違っているのだろう。

本作はあくまで「好きな物を好きなだけ発信する!」スタンスなので、自分たちが作りたいものを作った!それだけで良い!というのが制作陣の本音と推測できる。数少ない人に共感してもらえばきっと満足という事だろう。

まとめると、これは制作陣の上の方の人達がやりたいことをやった結果であり、これが良い事か悪い事か判断する必要がない。私がこの作品を楽しめなかったと記事を書いたところで、彼らにはどうでもいいのだ。

 

なんだろう、、、、

 

 

 

すごい迷惑な作品でした

時間返して欲しいです。

むしろ、『好きな物を好きなだけやる』”だけ”じゃダメなんだなとすら思いました。気合と勢いは感じましたけどね、お疲れ様でした。

タイトルとURLをコピーしました