【2023春アニメ】勇者が死んだ!【最終話(12話)後感想・評価】


【総評】カミサマ活動が最大のライバルだった。本作は作画が劣悪になり、ライバルは蒸発
点数:68

筆者が観測した本作の概要

悪魔と人間が争う世界で封印された?悪魔が再び人を襲うようになった時代が舞台になっている。主人公は勇者シオンを落とし穴でうっかり殺してしまい、そこに居合せたネクロマンサーによって勇者の体に魂を移植されてしまう。死んだ勇者に成り代わって活躍する物語らしい。

前半感想

ニーハイ強いこだわりを持つ主人公に馬鹿馬鹿しさを覚えつつも、歴戦のアニメ視聴者である私は「コメディ路線のアニメの第一印象はこんなものだ」「別に悪い状態ではない」と冷静に見る事が出来ていた。作画は褒めるような出来ではないが、キャラクターデザインは可愛らしい雰囲気があり、若干肌色が多いアニメであるが、それが本作の笑いと良い感じにマッチしていたと思う。

主人公も少し古い感じがあるのだが、ヒロインのユナについてもなかなか古さを感じる。主人公ではない男に目を輝かせていたり、フトモモを狙ってくる主人公に鉄拳制裁を加えたりと、いわゆる絶滅危惧種となった暴力系ヒロインだ。絶滅してしまったと思われていた旧時代のヒロインの帰還に喜んだユーザがいたと信じたい。

後半感想

村人に噛まれて魔人化が進んでしまったヒロインユナを救うために、物語は動いていく。自称勇者のである妹のミリィも味方に加わり、師匠の力をかりてパーティは大きくなっていく。最後の戦いでは勇者シオンの助けも借りてディエゴとの戦いに勝利する。

文字に起こしていて気づく事は、本作が徹底して王道を行く漫画だったという事だ。ユナが助かったこと含めて良いストーリーだったと言えなくもないが、、、悪く言えば捻った展開は無かった。作画が悪くなっている事も相まって前半部分の印象の良さが薄まっていく。

この作品の感想で、「普通につまんなかった」と真正面から言われると「お、おう。否定はできないわ」と言う他なさそうだ。私個人はそこまで嫌いじゃないが、擁護してあげられるほど好きではない。

まとめ

なんか作画チームが悲鳴を上げていた気がするが、なんとか乗り切ったという事にしてあげたい。

馬鹿馬鹿しい古い笑いが多いが、ひと昔前の主人公のカッコよさを再認識させてくれるような作品だった。9話で描かれていた”ヒロインを助けたのは勇者ではなく主人公だった!”という事をヒロインが認識する展開は、なんだかFF7のニブルヘイムを思わせるような展開で、この作者の好みをとても理解できた気がする。

良くいば王道作品、悪く言えばつまらない少年漫画、特色はスケベな主人公と何かと衣服を脱ぎがち(不本意)な女性陣。この1文でこの作品の8割は表現できている気がする。振り返ってて思ったけど、やっぱヒロインのユナが可愛いからね。それだけでもうOKって気がしてきているよね。(激甘採点)

誰も覚えてないだろうし、俺しか笑っていない可能性あるんだけど8話の後半で出てきた『邪竜葬送双槍破』で変にツボにはまって笑ってました。お疲れ様でした。

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