公式サイト:TVアニメ「宇崎ちゃんは遊びたい!ω」公式サイト (uzakichan.com)
【最終話感想・評価】 点数:60
はじめに
2023冬に長瀞さんへとバトンタッチした本作『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』。〇〇さんシリーズの中ではアニメの出来がイマイチな方なので私個人は全然好きではない作品だった。とはいえ他の作品との差別化できるポイントとして、この二人の距離感は急速に近づいているという事が挙げられる。
本作は距離感が近い後輩がウザいと言う内容だが、徐々に二人が意識し合う事で物語が進む。2期では家族へ紹介する事態にまでなった。最終話周辺ではクリスマスに宇崎家にお邪魔する。ジムで会うおっさん=宇崎の父という事実も発覚し、二人がちゃんとした関係になる外堀も埋め終わった状況だった。
最終話概要
宇崎家でのクリスマスパーティも佳境を迎えていた。宇崎父はなんやかんや主人公を認めてくれているようだ。気持ちがあって誠実だからということだろうか。
泥酔した主人公はタクシーで送ってもらえる事になったようだ。
先輩を部屋に送る宇崎ちゃん。父はタクシーで待っているようだ。
下で父が待っているにもかかわらず軽いハプニングが発生する。先輩は酔っぱらっているので自覚は無いのだろう、多分。
翌日バイト先でなにも覚えていないと話す主人公。だがその実はガッツリ記憶があるらしくそんな描写も入れられる。宇崎ちゃんを前にして、記憶が無いという建前にしたのか。
時は進んで大晦日。バイト先の仲間で初詣と初日の出を見に来たようだ。そこで主人公は「宇崎が俺の事を好きって聞いてしまったんだ、、、」と相談する。当然「いや、お前以外みんな知ってるよそれ」と返されてしまう。
「ちゃんとするぞ」と意気込む主人公。初日の出を迎えて告白か!?と思いきや「今年も遊ぼう」で終わってしまう。うーんこの最終回。
HighLight
”はじめに”でも書いたが二人の距離感が縮まっていくところが本作の魅力だ。恋愛事情でよく言われる「付き合う直前が一番楽しい」という部分がこの2期に相当するだろう。付き合う前に家族に紹介され、バイト先でもちやほやされる日常はうざったくもありがたい日常になっていたはずだ。
ジムで遭遇したお父さんとの微妙な距離感とラストのクリスマスでの遭遇などは、思ったより良かった。これどうすんの?という危機感が伝わってコメディな緊張と緩和が良かったのかもしれない。
LowLight
いやつきあわないんかい!!ちゃんとすると宣言した上で、宇崎ちゃんの気持ちも知った主人公が繰り返し「ちゃんとするぞ」と言っているにも関わらず付き合わないんかい!!「急ぎではないけれど重大な問題」を後回しにするタイプの社会人になるぞこの主人公。ビジネスマンの愛読書”七つの習慣”を投げつけてやりたい。
そして私個人はというと、大空直美演じる宇崎ちゃんが相変わらず好きに成れない。12話見ても好きに成れなかったのだから24話(2クール分)みても好きになれない。36話見ても変わらないぞ多分。ワンマンヒロイン作品の長所であり短所だ。刺さらなかった人には何も出来る事が無い。
まとめ
彼らが2期で付き合わなかったという事実が我々に重くのしかかる。これによって何が嫌かというと”3期作成の可能性”がある事だ。ここまでアニメ化してくれるなら、きっと付き合うことになるシーンや同居するシーンなんかも描かれるのだろう。本当にありがたいことにな!!
2クールで出来る事を3クールで引き延ばされてはたまったものではない。それに本作はアニメの出来が悪く、見ていて「楽しい!・可愛い!」と言う感想がほぼ0なので引き延ばされる事によるメリットがこちら側に全くない。一定の人気があるがアニメの出来が悪いことを踏まえると、どう考えても漫画で楽しんだ方が良い作品だ。