【2023冬アニメ】虚構推理 Season2【最終話(24話)後感想・評価】

公式サイト:TVアニメ「虚構推理 Season2」公式サイト (kyokousuiri.jp)

【最終話感想・評価】 点数70

【総評】エピソードによって当たり外れが激しい、、、気がした。

はじめに

本作『虚構推理』は小説家:城平京の作品の2期となっている。前作もなかなか面白い内容と綺麗な絵柄で、良いアニメに落ち着いていた。本作でもその辺りは変わらないらしい。作画は崩れる事が無く綺麗だし、キャラクターデザインもかなり見やすい感じとなっている。

前作の絶園のテンペスト。女の子はこっちのほうg(ry

結構面白いし、なかなか綺麗な絵柄の作品を送り出しているのにも関わらず、今一つ名前を聞かないのが不思議な所だ。虚構推理1期は鋼人七瀬の話が「長すぎンだろ」と視聴者を唸らせたことで有名で、2期ではその辺りは解消され、短めのエピソードでまとめてくれている。そうすると、今度は「短すぎンだろ」と予想外の感想を言う事になってしまった。非常にわがままな視聴者のコメントだと思って読み流していただけると幸いだ。

最終話(24話)概要

最終話は短編みたいな話なので、、、概要要らなくないか。

最終話は高級なうなぎ屋で楽しく食事をしていた男性二人の目の前に、どう見ても学生のおひーさまが現れる所から始まる。おひーさまは食事をしているだけで、淡々と二人の会話が続けられる。画像右の男性の妻が何者かに殺害され、その犯人は旦那であるお前だろ。と眼鏡の友人が追及する話だ。

追及をしても普段と態度の変わらない友人を見て眼鏡の男性はやっぱり気のせいだったかと腹落ちする。友人が犯人であって欲しくなかったようだ。

すごく良い友人っぽい。

友人には隠し通せたものの、おひー様には見抜かれてしまう。っというか悪霊(妻)がガッツリ憑りついているのでもろバレだったらしい。男性はおひーさまに祓って欲しいと言うが、聞きいれてもらえない。

男性は独占欲から妻を殺害していた。

「人間の事情よりも霊なる存在の思いを優先するおひーさまは恐ろしいよね」という内容だったと思われる。ちなみに男性は妻を殺害後、体調を崩していた。これを受けて男性は「自分は罪悪感から体調を崩す真っ当な人間だった」と勘違いをする。そんな綺麗な理由で体調を崩しているのではなく、実際は恨まれ、祟られているだけのクズ人間だ!という説教臭いお話。わざわざ最終回でやる内容かこれ?

男性は独占欲から妻を殺害していた。

HighLight

作品中に嘘の推理を混ぜる。どう考えたって難しいテーマのこの作品を成立させている作者には、感心する他無い。他にないオリジナリティを実現するために必要な”物語を構成する力”を感じる。これは本作の長所と言う他無い。

その力が顕著だったのは雪女編の15話だろう。主人公のおひー様が雪女の目の前で、雪女が懇意にしていた昌幸が犯人だと推理するシーンは、その後の雪女の提言をさせるための虚構の推理だった。

雪女からすれば知恵の神であるおひー様はもう雲の上の人であり、口答えできる相手ではない。しかしそれをさせるための虚構推理。私のような一般人では何年あってもこのグランドデザインにたどり着けません。

雲の上の存在を相手に、愛する人のために勇気を振り絞った雪女の姿は勇気づけられるものがあり、めちゃくちゃ良かった。真面目な視点で見ても凄く良かったし、キモオタ視点で見ても雪女は可愛いし・美人だし・セクシーだし文句なしでした。雪女編に限定して言えば超高得点でございます。

LowLight

微妙な1話完結の話を最終話もこれを持ってこられたので、、、なんというか地味だった。全編4話くらいの長尺のストーリーを放送してくれた方が面白くなったんじゃないかと思う。どんな構成だったのか下記でおさらいしよう。

今回は大きく5つのストーリーが放送された。前述した雪女編(4話)・六花さん編(1話)・ピノキオ編(2話)・音無相続編(3話)・〇〇編。個人的にはこんな感じだ。
雪女編(4話) 80点
六花さん編(1話) 65点
ピノキオ編(2話) 70点
音無相続編(3話) 72点
ウナギ屋編(1話) 65点

1期は面白くないと思ったけど2期は真面目に見たら面白かった。この不安定さをLowLightとして触れたい。物語によって若干ブレがあることに、加えて主人公が活躍するピノキオ編が微妙だった事は不安材料として大きい。おひー様オンリーで面白いので、人魚の力を得ている主人公は要らなくないか?もしかして設定を持て余しています?難しい事をしているのは重々理解していますが、、、

2期の主人公の出番はここくらいだったような、、、別にいいけども

まとめ

ゲームが上手くない配信者が大人気になり、不器用な人に仲間があつまって大きな事業を作る。そんな世の中の動きを横目に見ていて、人に好かれるって最強のスキルだよなぁと痛感するここ数年。
そんな人間関係?人間妖怪関係?の片鱗が見える虚構推理雪女編ガチでオススメです。この記事を見ている皆さんは視聴済みでしょうが、15話「雪女のアリバイ」のBパート見直しましょう、極上ですよ。

締めくくりのおひー様のセリフがカッコいいんですよね。
「単に事件を解決するだけでは、貴方を助けた事にはならないでしょう?」

この作者絶対頭いいだろう。あとワードセンスがねぇ、、、、地味に良い。

1期そこまで面白かった記憶にないんだよなぁ、、、前の作品の絶園のテンペストは漫画もアニメも面白かったんだよなぁ、、、不安定だなぁ

適当に作られた作品じゃないので見応えがあるのは良い事ですね、お疲れさまでした。
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