【2023冬アニメ】ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん【1話感想・評価】

公式サイト:TVアニメ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』 (tsunlise-pr.com)

【1話感想・評価】点数:73

はじめに

カドカワBOOKSから出版されているライトノベルであり、こちらもなろう出身だ。なろうでは作者が退会していることから読むことは出来ないそうだ。このライトノベルがすごい!でもランクインしたことがあるらしく少々知名度のある作品とのこと。

内容はと言うと通常の悪役令嬢物っぽい作品を神様目線で見ている放送部の男女がメインの作品だ。この本編+それを見る人達という構図は相席食堂構図とも呼べる形であり、かなり可能性を秘めている構成だ。本作ではさらに+αの仕組みもあり、独自性はかなり高い。この辺はHighLightに記載する。

ちなみにこの構図は地上波アニメでは”異世界おじさん”が事実上の第一人者でもある。解説も実況もしてくれるので視聴者は相当見やすいはずだ、かなり現代っぽい作品に仕上がっているがその実力やいかに。

おじさんの異世界生活を3人でみてあーだこーだ言う新しい構図だった。相席食堂スタイル。

1話概要

作品は現実世界の放送部の部室から始まる。

これから「マジカルに恋して」を遠藤君と小林さんが実況することになるという導入から始まる。

こちらがマジ恋のリーゼロッテ。

フィーネがジークヴァルトからベンチで勉強を教わっているところに主人公リーゼロッテが現れる。

そして作中のジークヴァルトに遠藤君と小林さんの言葉が届く、フィーネとリーゼロッテには声が届いていないようだ。ジークヴァルトは放送部の声を王族にしか聞こえない神の声として捉えたようだ。

この虹のような描写が遠藤君と小林さんの声が聞こえている、という表現のようだ。奥の女性二人には聞こえていない。

ジークヴァルトは放送部の二人に声をかける。当然驚く放送部二人。本当に声が届いているか確認するためにジークヴァルトにリーゼロッテへのキスを要求する。

実況と解説と会話するジークヴァルト。ついでに聞こえているならキスしろと言われる。
トニカクカワイイリーゼロッテさん。

ジークヴァルトにリーゼロッテが破滅に向かうのは阻止できるのはジークヴァルトだけだと伝える遠藤くんと小林さん。そして一つだけ質問を許可する。

ジークヴァルトはリーゼロッテの破滅とは?神の存在とは?様々な質問を思いつくが最終的に聞いたのはコレ。なんだその着地。

帰宅中に冷静に不気味だよねという現実世界の遠藤君と小林さん。オートプレイを止めれないとかセーブデータが化けていたりするらしい。そして明日から夏休みなのでゲームはお預けらしい。

ゲームは通常とことなる動作をしているらしい、そりゃそうか。

そして小林さんは我慢できず自宅に誘ってゲームをしようと言い始める。遠藤君は遠藤君で小林さんに思いを寄せているようだった。

イケメン俳優がちらっと映り、マジ恋のパッケージのフィーネをみながらもうすぐ会えると呟く。これからなにが起こるんですか?

撮影現場にエロゲを持ち込むイケメン俳優。

HighLight

え?ゲーム内に干渉するの?!実況と解説の領域を逸脱しすぎだろ。と思ったけれどこれはかなり新しい展開だ。このオリジナリティの高さは普通に評価対象なので、HighLightにしておくよ。異世界おじさんと比べて+αがあると表現したのはこの部分だ。この設定を上手に活かせるのか、腐らせるのかは今後次第だが、ただの実況・解説よりは惰性にならないので、基本的にはいい方向に転ぶはずだ。

実況と解説を行う遠藤君と小林さんの目的は「ジークヴァルトにリーゼロッテを幸せな未来に導く事」であり、これは視聴者である我々の意向と一致する。これはすごく良い傾向だ。楠木ともり演じるリーゼロッテのただただ可愛い映像が流れるのであれば、こちらとしては僥倖。Win-Winの関係が築けそうだ。

リーゼロッテ選手、今期ベストナインは固い。

LowLight

実況と解説がいるので内容が飲み込みやすいのは良いことだが、実況と解説が普通に邪魔になる可能性は大いにある。本作の個性にして強みである「実況と解説の干渉」はその用量が視聴者の期待値を超えると、「実況と解説が邪魔」という短所になりうる。

1話時点では世界観の説明とジークヴァルトに実況と解説の存在を認識させる必要があった通過儀礼なので遠藤君と小林さんの干渉量が多くなってしまったのは仕方がないが、2話以降もこの量で干渉するのはちょっと用量超えていやしないか?

こいつらが邪魔に感じ始めたら危険信号だ。

異世界おじさんは映像を見ている時間と現実世界のバランスがとても良かったのと、どっちの世界にも見たい美少女がいる事が強みになっていた。この作品でもちょうど良いバランスと、小林さんの魅力を押し出せるかが注目だ。

まとめ

おまけの様に遠藤君が小林さんに思いを寄せている設定が紹介されたが、これが良いスパイスになる可能性がある。1話時点ではリーゼロッテ可愛いの1本に感じたが、ここに”小林さんが遠藤君を意識し始めて可愛い”となれば、見たい本筋が1つ増えて良い感じになる気がする。

こっちの恋路もそれなりに描かれそうか?

なんだかあっちでもこっちでも男女が盛っている、スイーツ(笑)アニメになりそうな雰囲気がある。しかしながら、キモオタブロガーの私に「こうならないかな」「あぁなると良くないぞ」と色々想像させている時点で良作品ともいえる。新しいコンテンツは先が予測できないのが最大の魅力だ。

これまでのアニメの形を打ち破ってきたような疑似視聴者参加型アニメの本作、吉と出るか凶とでるか注目したい所存だ。この構図を真似したゴミアニメが後から湧いてきそうで、その可能性は恐怖でしかない。

作画もそこそこ綺麗で安定しているので、カジュアルな内容だが本作の未来は暗くない。頑張ってください。

※2話みると作画ちょっとだけ怪しくて減点サレタヨ

最終話感想はこちら:

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