【2022春アニメ】パリピ孔明【BackPort】

【あらすじ】※公式から引用

渋谷で出会った月見英子の歌に心を奪われた諸葛孔明は、英子の軍師として仕える。
そして・・・。
天才軍師の圧倒的無双を誇る知略計略が音楽シーンに新たな伝説を誕生させる。

原作はヤングマガジンまで勢力拡大中の「パリピ孔明」を、まさかのP.A.WORKSがアニメ化。
諸葛孔明役は、三国志のキャラクターを数々と演じてきた置鮎龍太郎。
月見英子役は、本渡楓と歌唱パートはネットで絶大なカリスマ性を誇る歌い手96猫によるダブルキャスト。

予測不能の畳み掛ける驚きの知略計略。圧倒的な心揺さぶる音楽と歌。
溢れる爽快感と止まらない疾走感で贈る
笑えて!エモい!メンタル復活系エナジーエネルギッシュTVアニメが2022年爆誕!

公式サイト:TVアニメ「パリピ孔明」公式サイト (paripikoumei-anime.com)

【最終話感想・評価】 点数:78

ネタ色が強すぎるタイトルからクォリティ高いアニメーションとなった本作。第一印象は最悪だったが結構よかったのでそのあたりの感想を書いておきたい。

孔明が現代に転生し、売れないシンガーの英子をトップシンガーに導くお話。

正史での死後、孔明が渋谷の路地裏にいる所から物語は始まる。念のためだが孔明ご本人である。そのまま孔明が渋谷のクラブでシンガーをやっている英子と出会い、彼女に大きな才能があることを見抜き彼女をTOPシンガーに導く提案をする。

先にアニメーションについて触れておく。P.A.WORKSの功績はやはり大きい、まじめな空気作りからコメディなやり取りまで、緩急のある作品をこれまで作ってきたこともあり本作とのマッチ具合は良い。ライブシーンや夕方の弾き語りのシーン等、陰影のつく歌唱パートは相当クォリティが高い。シナリオ構成については1クールと限られた時間の中で、導入、成長、ライバルの登場とその決着まできれいに収めており、視聴者を十分に満足させられるだろう。私から名前を出してお勧めすることは無いが、視聴を検討している人には普通におすすめできる作品だ。

パリピ孔明のアニメ化という観点ではこれ以上ない結果だっただろう。

原作についてもいくつか述べておきたい。アニメーションについては事実だが、ここからは個人の感想の範囲なのでご留意いただきたい。設定とストーリー構成はシンプルによかったと思う。私は三国志をさっぱり知らないがその要素を含めてマーケティング・ブランディングという立場で孔明を召喚しているのはキャッチーでいい内容だった。

あとは英子さんがシンプルにいい子すぎる、デザインの良さは原作の功績ということにしておく。ライバルの七海との出会い方も王道で、その後の展開まで王道な仕上がりだった。七海のアイドルデザインは謎だと言わざるを得ないが、そういう設定だったからしょうがないよね。ただただ可愛い女の子を画面で追える、深夜アニメの原理原則に沿っていて助かる。(助かる)

可愛く、勤勉で優しい主人公英子さん。パーフェクトヒロインでは?

お待たせしましたKABE太人の時間です。ネットでも要らないんじゃないかという声が多かったが、私の評価では要らないんじゃないかという評価だ。やっぱり要らないんじゃないかKABE太人。未視聴者のために述べておくとKABE太人はDRM3連覇を遂げたラッパーであり、なんか引退してたんだけど孔明が復活させて英子さんとの音楽活動に参加させる。

これに関しては原作者の趣味としか言いようがない、かくいう私も「フリースタイルダンジョン」録画民だったためMCバトルもUMBも嫌いじゃないがこれだけは受け付けなかった。おそらく一般視聴者の3倍受け付けなかった。

作者がMCバトル好きなのはわかった、でもこれは違うぞ?

MCバトルは即興性がとか、バックグラウンドや歴史の積み重ねがあっての熱いバトルだからフィクションだと厳しいとか言い出したら2000字くらい書くことになるのでここではやめておく。要するに可愛いヒロインと愉快な孔明の大事な尺を取るなということに尽きる。

正直1クールで良かった、悪役というか「やられ役が登場」→「公明の策略で敗北」→「話してみたらマジ孔明良いやつじゃーん」これしか基本パターンが無いので多分飽きる。ドラえもんがいなくなったのび太みたいに、孔明がいなくなったあとの英子さんの活躍があるならば2期も見たいかもしれない、視聴者の想像を超える展開を期待したい。

想像を絶するんだよ、想像を絶さなければ観念は壊れない(パリピ彰晃)

お疲れさまでした。
タイトルとURLをコピーしました