【2023夏アニメ】ホリミヤ -piece-【最終話(12話)後感想・評価】

【総評】堀さんみたいなヒロインが増えろ
点数:75

筆者が観測した本作の概要

本作『ホリミヤ』は『堀さんと宮村さん』というwebコミックがなんやかんやしてアニメ化した作品らしい。月刊誌に乗る時にタイトルが変わったと思われるが詳細はwikipediaなどで確認をしてほしい。

テレビアニメ1期は2021年に放送されており、高いクォリティの青春作品として人気があった。そして私も結構見やすい好きな作品だった。ちなみに1期でカップルにもなるし、(高校を)卒業までしてしまっている。

2期では1期の中で描かれなかった高校生活の日常が描かれている。贅沢な2期作品だ。恋人になる過程よりも、恋人になったあとの姿を描く作品であり、最近このタイプの作品は数が減っているので貴重だ。(恋人まがいの男女二人を描く作品はもはやゴミの山のように積まれているが)

「成就した恋ほど語るに値しない物は無い」というセリフもあるが、本作に関しては“リア充の高校生活を観測・疑似体験できる青春作品”として高い評価を送りたいと思っている。

HighLight

戸松JK is クソ可愛い

本作は絶滅危惧種に近い暴力系ヒロイン堀さんを観測できる数少ない作品だ。喜怒哀楽が激しく入れ替わる堀さんと上手にやっていくのは大変そうで、宮村が気の毒に見えることも多いが、見ている分には可愛い。正直、私は「世の中の男は感情豊かな女性に振り回されて喜ぶドMになれ」って思っているんですよね。あ、五等分の花嫁では二乃が好きです。

戸松と言えば、長年活躍を続けるレジェンド声優の一人だが、私個人に刺さったキャラは少ない不思議な声優で、アスナ以外の当たり役の印象がない。ノリと勢いに任せた女子高生を演じると輝く傾向にある事が最近になって判明し、「それある!」とか言わせておけば良いことが立証されている。

のっぺりしたというか透明感があるのにちょっとアホそうな声が、感情の動きが激しい堀さんにはまっていてめちゃくちゃ良かったですね。流石に演技上手なんですね。

12話の「堀家」って回めっちゃ好き。拙者、主人公の両親の馴れ初め系の回大好き侍でござる。ヒロインのお母さんの若いころの姿、ヒロイン超えるレベルで可愛いよね。義によって助太刀致す。

LowLight

爽やかな雰囲気と高いアニメーションクオリティを保っている本作に不満はほぼ無い。

強いてあげるなら1期の頃から描かれている、主人公の”実は喧嘩が強い属性”と”刺青入っている属性が”地味に嫌い。2期では刺青を隠し続ける回くらいしかなかったので印象は薄かったけれど。

今期アニメ見ていても、アウトローなイケメンの需要はいまだにあるみたいですねぇ。コレガワカラナイ。

まとめ

言うまでもなく作画も大変クオリティが高い。友達ポジションのキャラクターが多いのに不要に感じることはなく、友達感覚で彼らの生活を見ることができる。普段だったら「男キャラが多い、女の子をもっと映せ」とか言いそうだけど、これっぽっちもそんな発想にならなかったもんね。

それでいて他の女性キャラも漏れなく可愛い。ほんと一人残らず可愛い。

人間関係を描くのが上手いとか、キャラの作りこみが凄いとか、そういった観点で言及はできないが、この作者が描くキャラクターはなんとなく好きになってしまう。(絵柄が良いからか?)

変に格好つけた物語を作らなかったのが良かったのかもしれない。もう1作品だけでいいから女子高生役を演じる戸松を作ってくれねぇかなぁ。お疲れ様でした。

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