公式サイト:TVアニメ『ブルーロック』公式サイト (bluelock-pr.com)
【最終話感想・評価】 点数85
【総評】今期どころか、年単位でみても屈指の面白さだったのでは?
はじめに
継続2クールでの放送となったブルーロック。前半1クールはネタ臭いサッカー漫画かと思いきや、デスゲームとスポーツをかけ合わせた新ジャンルという事で早くも頭角を表し始めた。不作となった2023年冬では今期TOPの人気と出来を誇り、この冬を代表するアニメになった。デスゲームという性質に加えて対戦相手も良く知ったチームZの仲間であるため、常に緊張感のある作品となった。
途中で中だるみする試合がほとんどなく、凛を中心に回ったライバリーバトルでは様々なドラマがあった。勝ったチームが負けたチームから引き抜きを行い、どんどん戦力を増やしていく。そして最終的にはワールドクラスの海外チーム選手と戦う事になる、、、、ってこれ冥球島編やんけ!!パワプロ1999に収録された名作裏サクセス「冥球島編」と全く同じ展開やんけ!!
まぁパクリとかくっだらない事を言うつもりはなく、「その設定めちゃくちゃ面白いですよね」と言いたいだけだ。そもそもの内容が面白いため、私が改めて文字に起こす必要は無いだろう。なのでHighLightは個人的に好きだった所を書く事とする。
内容は褒めつつも、サッカーの描写には文句を言った1話感想はこちら:
最終話概要
最終話は世界選抜との試合の続きから。3人の連携からの凛のゴールで先制点を取る。彼らの連携は世界に通用するようだが、、、?
その後世界のTOPプレイヤーたちには凛も歯が立たず、その後5失点したのちに敗北する。さすがに戦える相手では無かったようだ。
世界レベルの力を目の前にすることで、空想上の選手ではなくリアルに感じる事が出来たようだ。一番怖い相手を”先に”知っておくことが大事、ということだろうか。
その後は英語の勉強なんて高校生らしい、可愛らしい一面も描かれる。共同生活がデフォルトのブルーロックの魅力だ。
その後は2次セレクションを抜けた5×7チームが発表される。2ndチームには潔の元チームメイトが勝ち上がっていた。その後にはZチームのメンバーも見える。イガグリ生きとったんかワレ。
その後はブルーロックは大金を投じているのに成果が出ていないとお偉いさんが話していたこともあり、U-20日本代表と試合をすることが発表される。試合は3週間後、勝てばU-20日本代表をジャックできるとか。
敗退した國神もチラっとだけ描かれる。この辺りで最終話が終了だ。
HighLight
あんまりサッカーの展開とかプレー的に面白いと感じた要素はない。最初は嫌いだった絵心節が結構クセになってきたのでここではそれを取り上げたい。
個人的に一番好きだったのは馬狼照英が中心となった18話の中で語られていた、「絶望する才能」の話だ。常にフィールドの中心人物だった馬狼は、ブルーロック2次セレクションというハイレベルな戦いの中で初めて脇役の位置を覚え、危機感を感じる。「絶望する才能」とはこの後、馬狼が体現した『膝をついて、絶望してなお戦おうとする姿勢にこそ夢を叶える力は宿る』という哲学だ。どう考えても一般人には縁の無い才能だ。そして自分がそれを持っていない事は確信できる。ただ、この先何かでどん詰まりになった時にこの哲学を思い出して前向きになれる、、、気がする。
全然話変わるけど、その18話の流れで「叶える夢を追うだけになっている連中」の蔑称として「夢のドーピング」と呼んでいた。この時映っているアーティストがどう見てナオ●・インティライミで草生え散らかした。
LowLight
漫画原作あるんだよな、、、続きがすごく気になるけどアニメで見たいな、、、。作品的な短所はほぼない。
まとめ
エンターテイメントとして100点の内容だったと思う。何かに似ていると言う印象は全くなく、同じような展開になりがちなサッカー作品を、まったく別の切り口で盛り上げた本作に敬意を表したい。イケメンばっかりの女性向け作品かと思ったら、学生からおっさんまで楽しめる非常に良い作品だった。
大人気過ぎて、昨日2期製作も発表されている。あんまりネタバレ喰らわないように気を付けながら過ごそうと思っている。(高校の友人におもっくそこの先の話を聞いてしまった後だが)普通にめちゃくちゃ面白い内容だったので「最近で面白かったアニメは?」と聞かれたら、しばらくはこれをオススメする事となる。まだ見ていない人は是非見て欲しい作品だ。
あんまり私が魅力を伝える必要もないので手短にここで終わらせる。本ブログも100%支持できる内容だったと表明したかった次第だ。