【2023夏アニメ】てんぷる【最終話(12話)後感想・評価】

【総評】キャラクターデザインの光る煩悩のパラダイス
点数:75

筆者が観測した本作の概要

本作『てんぷる』は講談社が送り出している漫画だ。『ぐらんぶる』の絵の方を担当されていた人が原作となっている。『ぐらんぶる』は結構好きだったし、原作の方の人の前の作品(バカテス)も良かったので、この事実を知ったときは「ぐらんぶるの”じゃない方”かぁ」と期待値低めだった。

本作は煩悩に囚われている主人公赤神 明光は、自らを鍛えるために出家する。出家した先は女人禁制の三日月寺だったが、女人禁制は過去の話で、現在は男子禁制の尼寺となっていた。というお話。

お察しの通り、美女まみれの尼寺の中で煩悩と戦う赤神と、三日月寺を継ごうと奮闘するヒロイン蒼葉結月、その周りの阿呆達によるドタバタコメディである。

『ぐらんぶる』でアホみたいな漫画を描かされたのかと思いきや、本人もノリノリで書いていたようだ。なんていうか・・・その・・・最高でした。

HighLight

結月さんをはじめとするヒロインのデザインが良すぎる。後になって気づいたことだがキャラクターデザインを担当した人物は五等分の花嫁のキャラデザ担当をしていたり、作画自慢の作品の作監を務めていたそうだ。うーん可愛い。この内容でこの絵柄、ワンクールに1作品は欲しい「頭空っぽで見れる作品」だった。

弱い自分を隠すために気丈にふるまうヒロイン結月さんは、見た目だけではなく内面もパーフェクトで、今期の婿入りしたいヒロインランキングNo.1になった事だろう。来週から結月さん見れないのかぁ、残念だなぁ。

LowLight

視聴者は気づいただろうが、制作班の体力は限界だった。ヒロインたちのアップのシーンは気合が入っているが、何気ない会話のシーンや背景は結構質素な仕上がりになっている。もっと作画良かったらもっと最高でしたね。最高とは。

もう一点誰もが感じたであろう「赤神 明光の声おかしくない?」問題。30歳近くにして初の主役だったようだ。慣れてしまえばなんてことは無いのだが、1話2話はびっくりするくらい違和感があったのは事実である。原作ファンはさぞかしビックリ(怒った)事だろう。

まとめ

数多くのアニメを見ているとキャラクターデザインの重要性に気づくはずだ。制作会社やスタッフ周りの知識はもう一人のサイト運用者に完全に任せっきりなので、私個人が記憶して回ることはしないが、キャラクターデザインだけは昔から抑えがちだ。是非諸君もお気に入りスタッフを見つけていただきたい。

アニメの制作会社やスタッフの話で「ああだこうだ」いう時代があった気がする。アニメでもなんでも結局友達と騒いでる時が一番楽しいもの。本作の視聴者が「人は一人で生きるにあらず」という結月さんの教えを是非胸に止めていただき、リスペクトをもって友達と「ああだこうだ」していることを祈る。

作者のたわいもない人生の教訓も、アニメの中の美少女経由なら受け止めやすい気がして良かったかなと。でもこの作品を友達に進めるのはスケベ丸出しなのでやめておきましょう。お疲れさまでした。

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