公式サイト:老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます (roukin8-anime.com)
【最終話感想・評価】 点数58
【総評】のうきんが駄目だった人は、多分無理。避けられた大誤算に謝罪。
はじめに
後から気付いた事だがこの作品は『能力値は平均値でって言ったよね』と同じ原作者の作品だったらしい。たしかに、この作品も同じような平和な世界観を感じる。そんな本作『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』について書き残しておく。
主人公ミツハは現代日本と異世界を自由に往復できる斬新な能力を持っており、異世界で物売って戦力を売ってお金を稼いだり、人助けをする物語だった。現代日本から持ち込むことが出来ればこんな事、あんな事が出来るんじゃないか?という想像妄想を映像化したような作品だ。
1話感想では、ミツハがトントン拍子でうまくいくとつまらないものになるぞ?と言ったがまさにその通りになってしまった。
アニメーションは主人公ミツハを含め主要人物のデザインは可愛く仕上がっており及第点はあげられるのだが、背景や魔物、終盤に出てきた軍隊は酷いものだった。内容はかなり若年層向けの作品であり、当然だが良い歳をした大人が見る作品ではない。小中学生が見るくらいなら良いかもしれないと思ったが、、、流石に小中学生を舐めすぎだろうか?
1話感想はこちら:
最終話(12話)概要
王都防衛戦へ参戦したミツハと傭兵団ウルフファング。帝国軍の兵士や魔物部隊を続々と撃退していったが、最後の相手は黒幕は古龍だった。古龍の目的は暇つぶしだったとかなんとか。
ドラゴンの攻撃はミツハの転移で回避したり、バリアについては攻撃の瞬間を突くことで古龍を撃退する。転移ってスキルが戦闘面でも強すぎる。
傭兵団への支払いは金貨4万枚らしく、その支払いのためにも子芝居をして貴族からお金を回収する事に成功する。ついでにミツハがこの国の国民であることを認めて貰えたようだ。
この戦争の活躍を王様から評価され、子爵と認められる。異世界で貴族になったことを1話で出会った少女コレットちゃんの元に報告に行く。コレットはミツハの領地で働くことに。
そうして最終話がおわり。(手抜き概要)
HighLight
テーマ的には面白いものがあると感じた。異世界と現代日本を行き来できる作品は2023年1月時点では珍しく、かなり出来る事は多いテーマだったと思う。実態はそうでもなかったわけだが、、、
LowLight
11話は進撃の巨人の104期生が調査兵団に入るときの流れを丸パクリしたシーンがあったり、戦国自衛隊を思わせるような展開が続いた。これをパクリと取るかオマージュと取るかは視聴者に任せるが、同じ事をしていても、ここまで差があるのかと愕然する。
冒頭に記載した『能均』の時はどうだったか覚えていないが、作画がかなり悪い。作画だけは安定する事が多い現代では珍しいくらいクオリティが低かった。
前半の平和な空気とこじんまりした悪役がポップで良いと思っていたが、後半はミツハさんが軍隊を引き連れて異様なイキリ方を始める。この辺りで完全に私の心は折れた。超若年層向けの作品として、100歩譲れば見れば許容範囲内だったのに教育上よくないイキリを見せてシーンで、私はこの作品を擁護する事を諦めた。
まとめ
1話時点の評価などカスみたいな物なので、あまり正確ではないと思っているが、この作品についてはやっちまった☆彡1クールに1、2本やってしまう「大誤算!!」のやつだ。本ブログの記事を読んで、視聴する事になった視聴者にはご自宅にお伺いし、謝罪させていただきます。本件の事象について下記に記載いたします。
【事象】
1話感想時点で”66点”という標準点を超える評価をし、それを公表してしまった。
【原因】
そこそこ可愛いデザインとポップな内容、他に無かった日本⇔異世界を往復する金稼ぎストーリーという事前情報から誤った期待値調整をしてしまった。
【影響範囲】
YourCriteriaが公表している『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』の1話感想記事を読了した全てのユーザ様。その内、実際にアニメを視聴する判断をされた全てのユーザ様。
【被害総額】
1ユーザ辺り6万円 (30m * 13話 =0.04人月 単価150万円を想定)
【対策】
①原作者や担当スタッフが対応した過去作品情報は入念に調べる事を徹底し、来期アニメ詳細一覧の際にはコメントに記載をする
→記事執筆者の思い込みや見過ごしによる不当な評価の発生を防ぎ、事前情報をブログ利用者に共有することで作品への期待値調整を読者に権限委譲する。
②サイト運用者間で点数の乖離があった場合にはお互いの主張を具体的に述べさせ、その議論の結果を1話感想に残す。
→”感想は人それぞれ”という思考停止の結論で完結するのではなく、つねに具体的な根拠のある評価を提示する。
本事象についての報告は以上となります。今回提示した対策案については来期アニメ時に実施させていただき、本事象の対策状況を報告する事でクローズとさせていただきたいと考えております。
コメント等ございましたらお願いします。