公式サイト:TVアニメ「スパイ教室」公式サイト (spyroom-anime.com)
【1話感想・評価】 点数:74
はじめに
本作はファンタジア文庫の大賞を受賞し、メジャーデビューを果たしている。内容は全く知らなかったが、スパイを鍛えるために用意された教室であり、指導が不器用な先生がたどり着いた答えは「最強のスパイである自分を倒してみろ」という物だった。ジャンプ漫画でみたあれと同じ設定で、あれの美少女版だと思ってくれれば良いみたいだ。
若干若年層向けのファンタジーだがそこはこちらがライトノベルの領域に踏み込んでいるくらいなので目を瞑ろう。圧倒的な声優パワーを使ってファンを獲得して良い位置に着地して欲しい。推しの声優がもしいたのであれば一緒に本作を楽しんでいただけると幸いだ。ファンタジア文庫出身の作品には贔屓しがちなのが本ブログの特徴でもある。
1話概要
世界大戦が終わって10年、戦争はコスパが悪いと考えた政府のお偉いさんたちは影の戦争、スパイ同士の戦いが中心になっていた。スパイ学校を卒業した「花園」ことリリィは内閣府の新設チームに参加する。
到着すると少女7人と世界最強のスパイを名乗るクラウスがいた。今日はチーム「灯」として親睦を深めておけとの事。どうやらこのチームは落ちこぼれ達が集まった不可能任務専門のチームらしい。
意外と仲良く打ち解けた7人は仲良く共同生活を始める。
1か月間みっちり訓練するとクラウスは述べるが、指導内容は極めて雑なものだった。1か月後には敵国に侵入することを目的としている事だけが告げられ、詳細は公表されないらしい。
自分たちは捨て駒なんじゃないか?と不安になる仲間たち。そしてリリィは何かを思い立って先生を街に誘う。
主人公リリィはクラウスと街で買い物に出かける。貸しボートで親睦を深める二人。先生は不器用だが国民の平和を願う人物であり、スパイである事に誇りがあるようだ。
そこでリリィは自分たちは捨て駒なのかと問いかける。そして麻痺毒を使って先生を強襲する。リリィに毒が効かないのは昔からの特異体質のようだ。
リリィの要望は捨て駒チームである灯の解散と他メンバーの他チームへの参加が要求らしい。先生は横になったまま「この茶番にはいつまで付き合えばいい」と話す。
先生はリリィの行動を全て予測していたようだ。ついでにうっかり解毒薬を持ってくるのも忘れたらしい。全力を船を漕いで陸地に戻る二人。
自分や味方の危機にいち早く行動したリリィが極上だと先生から評価を貰い、リーダーに任命される。
翌日クラウスは全員生きた状態で不可能任務を遂行させる、そして捨て駒ではないと告げる。
先生は「僕を倒せ」と話し、少女7人たちの騙し合いの教室が始まる。
※3話まで見たけど全然館で暗殺教室する内容じゃなかったよ☆
不可能任務に挑む少女たちの姿を本編でご確認ください。
HighLight
女性声優日本代表みてぇな豪華なメンバーだなっ!!誰もかれも他作品では太字どころか主演作品を複数こなすTOP声優ばかりだ。内容は暗殺教室のようなものかと思ったら早々に実践に出動するようだ(3話より)
楠木ともりファンの私だがここはやはり雨宮キッズとしてリリィを推して行きたい。可愛く真面目でスタイルも良く、行動力にあふれる少女。キモオタ目線ですが100点ですねこれは。あなたの推しは見つかっただろうか。イかしたメンバーを紹介していくぜっ!!
LowLight
じゃあこの作品を人に勧めれるのか?と言われるとそんな事はない。古き良きライトノベルのようなこの作品は、かつて深夜アニメを純粋に楽しんでいた”中高生時代のメンタルに戻ることが出来る人”でなければ楽しめないだろう。
今期はファンタジア文庫のありがたさが身に染みるクールだ。マジレスすると良くあるラノベ作品の粋を何も出ていないが、私は!この作品を!支持したいと思います!(雑なポジションキープ)
まとめ
直近のライトノベル作品で一番面白かった作品って何だったのだろうか?遡ってみたけれど「処刑少女」と「よう実」の75点弱が最高点だったようだ。一時期はライトノベルこそ世界の中心だったのにすっかり漫画原作が中心の世界になってしまった。
未だに時代錯誤ともとれる王道ライトノベルを輩出し続けるファンタジア文庫にはやはり敬意を表したい。変わらない一味、変わらねぇんだよ一味は常にキャラクターだ。古ぃスタイルで時代遅れ?でも一周回って最先端までスキル磨いとくぜ。
とはいえ最新の潮流にはマッチしないんだろうなぁ、なので若い層には普通に刺さらないと思う。ちょっと上の世代に目を向けても「大人になって童心になって楽しむ」と言う所作が出来る大人オタクは少なくなってしまったように感じる現代ではちょっと逆風だ。なけなしのバイト代でラバーストラップを買い集めていた時代を是非思い出して本作を楽しんで欲しい、本ブログから陰ながら応援している。あ、ファンタジア文庫大賞っていう物は大した賞じゃないです。