【2023春アニメ】THE MARGINAL SERVICE【最終話(12話)後感想・評価】


【総評】全ての語尾がフワっとなる作品
点数:53

【筆者が観測した本作の概要】

THE MARGINAL SERVICEは3Hzが送るオリジナルアニメのようだ。不可解な事件に巻き込まれた元刑事の主人公は社会に隠れて過ごしている”境界人”と呼ばれる存在を知ったようだ。この境界人は半分化け物で見た目は人間モードで生活できたりするらしい。

人間と化け物の距離感、在り方を考えさせられる主人公の活躍劇だったように思われる。

【前半感想】

秘密組織に属する凸凹バディの活躍を低クォリティの作画で楽しんでくれ!と言わんばかりの印象を受けた視聴者は多いと言われている。

まずMARGINALという単語の意味を抑えておいた方がいいかもしれない。MARGINALは境界とか限界とか、何かと何かの境目ぎりぎりの状態を示すような単語だと推測される。妖怪とのハートフルな関係を描いた作品や、宇宙人と人間の距離感を描いた作品、そういった作品と似たニュアンスの作品だと思ってくれていいようだ。

ありきたりな設定、美少女不在、あまりクォリティの高くない作画とラーメン三銃士が揃っているため、苦痛に感じた視聴者は離脱してしまったことが想像できる。

【後半感想】

ゼノは過去子供を誘拐され、その事件を解決することが出来ず、妻が亡くなっているという悲しい過去を持っている。ゼノは過去の事件の秘密を握っているイザベラを連れ去る。これを主人公を追いかけるのが最終話の展開だ。

ゼノの息子はマージナルサービスの上位組織のようなところで研究のために軟禁されていた。無事親子の再会を遂げた後、インデペンデンスデイのラストシーンをオマージュする形で宇宙人を撃退する。偶然本日は独立記念日。あれ?インデペンデンスデイだよね?あのシーン。

ちなみに宇宙人との闘いは”境界人の尽力”(マージナルサービス)により、何とか乗り越えるシーンがある。ウワーキレーナタイトルカイシューダナー

【まとめ】

本作の監督・シリーズ構成を担当した方のインタビューを覗いてみると、「目指したのは80、90年代のハリウッドのアクション映画!?」とあるようだ。なるほど。私の舌に合わないわけである。

アクション映画は内容がシンプルなため好みでは無いが、ハリウッド規格の大迫力でそこを誤魔化すことができるから楽しむことが出てきていたように思う。目指すポイントが「大迫力のハリウッド映画のような作品」であるこの作品が、迫力が無い映像で送られるとどんな事が起きるのだろうか。

「大迫力のハリウッド映画のような作品」 - 「大迫力のハリウッド映画」 = 「のような作品」

え?一番肝心な所が空欄なんですけど、この作品は何を目指した作品だったんですか?

これがこの作品の視聴者が抱いている感想と見事に一致すると思われるのだが、いかがだろうか。
「何がしたい作品だったのかさっぱり分からない。」

インタビューを掘り下げてみると「メン・イン・ブラック」のような作品をイメージされていたらしく、各所に有名作品のオマージュなんかもあるのかもしれない。そのあたりを楽しむことが出来る方々は、本作を楽しめる可能性があることを否定できる人はいないといっても差支えは無いだろう。

豪華キャストとうたっているが、キャラクターが無駄に多かったことは作品の足かせになったようにすら思う。興味ないキャラクターが小出しにされるという、ニーズの無さそうな仕上がりを完璧に遂行しており、イマイチキャラクターに愛着がわかなかった。という感想は世間の感想の一端でしかない事は忘れてはいけない。

具体的に「このシーンが良かった」「あの話よかった」という感想を書いていないので「筆者は本当にこの作品を見たのか?」と疑問を呈された方もいらっしゃるだろう。

私自身「この作品を完走した」と言う事実と向き合えていない状態であり、そんな私が書けるのは推測や憶測や自信の無い所感に限られてしまったことは、私の文章の語尾が全てフワッとしていることから読み取っていただける方が一定数いるという事は私の願望が含まれており、一切の事実ベースが含まれていない推測であることは容易に理解することが出来るという意見がある可能性があるとおもれると推測しているのだが、実際のところ定かではないのだろう。

バキバキつまんなかったです。お疲れ様でした。

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