公式サイト:はたらく魔王さま!!
【最終話感想・評価】
転生物がはやり始めるその数年前に「日本に現れた魔王が現代社会で働く」というギャップを楽しむコンテンツとして結構な人気を博した本作。9年後に放送された第2期は散々な出だしだった。その後どうだったかについて本記事では触れていきたい。
散々な扱いをした前半はこちらから:
前半を散々だったというからには、後半はましだったかというとそんなことはない。海の家で働くことになったり、熊あいてに隠れたり、ソーラーパネル泥棒を捕まえたりしていた。魔王と天使と勇者揃えて何してんだという印象しかなかった。全体的に低い完成度で終わったが、どういうわけか3期作成が決定している。今回相当評判が悪かったことは認識しているはずなので、相当改善要求が行われているはずだ。
唯一良かった?のかなんなのか、作品の味がし始めたのは最終話。勇者エミリアの父親・母親の話だ、人間と天使のハーフである勇者エミリアの事を、天界がタブー視しているという話。魔王さまが日本に来たことも偶然じゃないと、イタコが告げるシーンもありなんか考えがある感じは伝えてくれた。
それなりに3期では内容があるということを暗に示してくれたが、全く期待する気にならない。貴重な1クールの10話近くを意味不明な話で食いつぶしたあげく、次は頑張りますで落とそうとするのは、視聴者をなめているのではないだろうか。魔王さまのもとに子供が現れてそっちにリソースを割く内容化と思っていたが、そこまでこの幼女キャラにフォーカスされていなかった気がするのは私だけでしょうか。要するに要らなくない?このキャラ。
アイキャッチ画像にもしているシーンのように、劇画タッチになっても「鼻にコーラ流し込んでやる」とふざけてる方が良かったと思う。魔王さまが社会で働く路線に固定して、余計なキャラは出さないようにする、加えてコメディ路線に寄せて、面白おかしくやった方がいいと思うがどうだろうか。天使と人間の話に寄ってきたので3期ではそうはならないだろうが、、、
3期についても、嫌なら見るなという論法では通じない。私も少なくとも1期の頃はかつ丼だなんだとキャッキャと楽しませてもらった一人だからだ。かつての輝きを取り戻して欲しいとは思っている。放送するからには批評されることになり、批評するからにはその反対意見が飛んでくる可能性があるという事。筋の通った大炎上であれば記事を訂正することもあるだろうがその予定はない。視聴者の多くは私と同じ所感だったのではないかと信じている。3期では、もう絵柄でどうこう言うやつはいなくなるはずだ、次でも絵柄で文句言ってるやつがいたら流石にそっちがおかしくなってくる。