【2022夏アニメ】ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season【最終話感想・評価】

公式サイト:ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season

【最終話感想・評価】点数:74

前半で作画崩壊だなんだと盛り上がりを見せた後、若干の不安は残しつつも絵柄を保っていた本作。シナリオに関しては影に徹していた主人公が、表というほどではないものの、人前で活躍を見せるようになってきた。龍園をターゲットにしたスカッとジャパンと言えばそれまでだが、話の組み立て方はやはり上手だったと言わざると得ない。やはり1クール分の衣笠は優秀だった。もはや悪い所はほどほどに、素直によかったところを触れていきたい。

もう途中から軽井沢メインの作品となった第2期、竹達成分多めで助かる。

衣笠について情報共有していた、前半についてはこちらから:

まず内容の前にクソダサOPについて共有しておきたい。学生というか、とにかくセンスが怪しいやつが作った映像に、ZAQというこれまたセンスの怪しいアニソン歌手が絶妙にマッチしている。(ZAQファンの皆さんごめんなさい)クソダサ感を味わいたくて飛ばさず毎回見てしまうこのOPは、もはや良OPといっていい。

尻肉くらいしか褒める所が無かった本OPでもこの前後1秒だけカッコいい
クソダサ1
クソダサ2。天才を演じてるバカはお前かのところもクソダサで控えめに言って最高だ。

邪魔が入ってしまったが、本編の流れをおさらいしておく。龍園はCクラスのボスでDクラスをつぶしにかかるが、何者か(主人公)の妨害をうけて阻止される。黒幕(主人公)の正体をつかむために龍園は軽井沢を人質にする武力行使を行うが、これまた主人公に撃退される。

暁の護衛といいやってることは毎回一緒だ。だがそれでいい。

勘違いしないで欲しいのはシンプルな勧善懲悪ではなく、主人公自身も何を考えているかわからないやつであり、救助はするんだろうがどうやってやるかはわからない。という「結末はともかく内容を予測させない良さ」が本作にはある。キャラ作り・セリフ・シチュエーションを作るのがひじょー--に上手だ。

最終話はモブかと思ったら意外と出番が多い佐藤が主人公とデートし、告白して振られる。その現場を見ていた軽井沢に、暗躍する相棒にお前以上はいないということで、軽井沢はさらに主人公にのめりこんでいく。ギリギリでの救助・一時的な突き放し・最後の信頼の言葉と、軽井沢を裏切らないコマにするために主人公が全て用意してやったことだった。

可愛かったけど恐らく出番がなくなる佐藤さん。
主人公に依存していく軽井沢。

龍園はどうなったかというと退学する予定だったがこれまたまた主人公に阻止され、学校に残ることになる。こいついっつも阻止されてんな。主人公は龍園をまだ使えるコマだと判断したようだ。その後今後のDクラスがどうなるかを、かなり具体的に述べたあと櫛田を退学させると宣言し、視聴者に主人公やべえと思わせて本作は終了。

この主人公の喋り方、逆に難しくないか(CV:綾小路)

ほとんど作品紹介になってしまったが、画像も多めなので本記事はこれくらいにしようと思う。作品全体として何が起きているがわかりにくいが、最後には必ず種明かしをしてくれるため、そこまで不親切な設計ではない。表では学校イベントが進む中で、各々が暗躍する頭脳バトルのようなイメージの作品だと思っていただいて良い。個人の目的が必ずしもクラスの昇格じゃない所が、物語をややこしくしていてそこが良い。殺人事件やダークファンタジーでこの空気は珍しくないが、デスゲームでもない普通?の学園物で、これだけ頭脳バトル感を出してる本作はちょっと貴重な存在だ。

終盤存在が消えた堀北さん。龍園がなぜしょんぼりしているのかすら知らなさそう。あんだけ絡まれたのに。

原作イラストも一定の人気を博している人たちなので、人気はまだまだ続きそうだ。3期作成もあるかもしれない。主人公風に言うならば、「3期は作られるが、4期アニメ化計画と同時に本編が結末を迎える、その結果の評判が著しく悪く、アニメ化は頓挫することになる。」という感じだ。衣笠を信用してはいけない。

一応言っておくとオススメできなくはない作品だ。有名作を一通り見終わったならこの辺の作品に手をるけてみてもよいと思う。私も嫌いではない、むしろちょっと良かったくらいだ。

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