【2023夏アニメ】うちの会社の小さい先輩の話【最終話(12話)後感想・評価】

【総評】君の視点、僕の視点、何が見える?
点数:68

筆者が観測した本作の概要

本作『うちの会社の小さい先輩の話』はTwitter発の漫画が同人誌となり、商業誌となり、アニメ化までこぎつけたオフィスでの恋愛を描いたラブコメである。冬アニメが開始している中、夏アニメの感想を書いているのは一体どういうことだろうか。3学期に夏休みの宿題をやってる感じがあるが、書き始めたので書いてしまう。

本作は低姿勢で真面目な主人公篠崎 拓馬が新卒入社した会社が舞台となっている。職場の先輩の片瀬 詩織里と先輩後輩の関係でもありながら、お互いが抱える恋心から距離を縮めていく物語だ。

先輩のプロポーションでゴリ押ししている感じもあるが、原作の絵柄は可愛らしく人気があったのも納得できる。それがアニメに昇華されているかと言うと、苦しいものがあり、悪くはないが決して良くもない作画で描かれている

ラブコメの中でもかなり癖の強い方の作品である。なんというか・・・内容が可愛らしすぎるのだ。旬も過ぎた夏アニメなので手短に感想に残していこう。

LowLight

大前提として、可愛い先輩の可愛い姿が見られる本作は悪い所なんてない。先輩を愛する視聴者諸君は満足できる作品だっただろうと思う。(原作ファンは満足しない人も多そうだけど割愛する)

ちょっと斜に構えた視聴者の感想としては「頭の中がお花畑過ぎんだろ」の一言である。具体的なシーンをピックアップしておこう。3話のUFOキャッチャーでとったぬいぐるみの話とかどうだろうか。

3話の中盤では、先輩・後輩が社外の打ち合わせの帰りに見かけたUFOキャッチャーでぬいぐるみをとるシーンがある。そのぬいぐるみをお互いに見立てるような描写だ。

その後ぬぐるみを持ち帰った先輩宅で、覆いかぶさるようになってしまったぬいぐるみをみて先輩が赤面するシーンだ。クぅー!先輩かわうぃいいいいいいい!!!

文字にしてるとしんどくなってきました。

なんだろうこのジャンル。この感情に何て名前を付ければいいんだろう。

これに関してこの作品は2段階ぐらい凄いことをこなしていると感じる。まず、この内容を思いつくこと自体が才能である、これが一つ目。そしてそれを作品化して多くのフォローを獲得している、こっちが2つ目だ。普通の人だったブレーキを踏みそうな可愛らしすぎる恋愛模様をためらいなく映像化しており、結果まで出してしまった。好きを発信する力のすさまじさを感じる。

ぶっちゃけこれをみてキモイと思った視聴者もいたはずだ。しかし、頭の中が我々の想像を超えて「お花畑」になっている人は一定数いるのだろう。実生活では観測したことはないが、人々の趣味趣向は多様化の時代の波に乗ってどんどん許容していってあげよう。

HighLight

逆に考えてみると、職場に巨乳で可愛い小さい先輩が、自分に好意を向けてくれる環境って最高じゃないですか?12話見る中で「なんだよこれ、キモイな」と感じることが多かった私だが、冷静に考えてみるとこちらが間違っていることがわかる

私はこの作品を見て「キモイ」と感じたすべての人に言いたい。職場に片瀬先輩のような人が居たら最高であると。人はbig boobsに抗えない。だって先輩見るために朝早くに会社いくもん。先輩に褒めてもらえるように仕事頑張るもん。

big boobs・・・bigなboobsのこと

criteria英和辞典

作画もうちょっと良ければ、点数も良くしてあげようと思ったんですけどね。こういう妄想を具現化したような作品は「キモ!」と思う気持ちが半分、「でも確かに実際こうなったら最高かも?」という気持ちで半々になってしまう。自分の中の御堂筋くんが肥大化する感覚が、確かにある。

まとめ

じゃあ、人に勧めるかっていうとそれはありません。Twitter漫画出身と言うこともありめちゃくちゃポップなので深さのある面白さ的なものは流石に、無い。このアニメの真剣に考察しているブログが存在したら紹介してほしいほどだ。私とは違うところが狂っている。

繰り返すが本作の可愛らしさはここ15年アニメを見てきた中でも、突出しているレベルであり、稀有な存在だったことは覚えておいてほしい。今後同類の作品が現れるのは数年後になるだろう。

以下は完全に個人的な雑記になるが、このアニメを見ているとイライラする自分がいることに気づく。その根源は何なのだろうか?

おそらくそれは「職場で恋愛」している人種に対する苛立ちだろう。私の中では、職場とは個人の持つスキルで”誰のどんな問題を解決するか”を競う戦場のように位置付けており、断じて巨乳の先輩のケツを追う場所ではないのだ

このビジネススキル至上思考の私と、職場でイチャイチャしている人種が相容れることはなく、心の底から苛立ってしまう。この感情を何と呼ぶかご存じだろうか?

 

 

 

 

 

そう、嫉妬である。

あぁーっ!!俺の職場にも巨乳の可愛い女の子が入ってこないかなぁあああっ!!!!(ビジネススキル至上思考)

内容はどちゃくそ詰まんなかったですが、先輩は可愛かったです。嫉妬の炎で灰になった私を大手町に埋めてください。お疲れ様でした。

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