【2022秋アニメ】Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-【最終話感想・評価】

公式サイト:オリジナルTVアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」公式サイト (diy-anime.com)

【最終話感想・評価】点数:70

はじめに

おっさん趣味アニメとしてスタートを切った本作だが、思ったほどマニアックな内容では無かった。てっきり特殊な工具や道具が連発してDIYに特化した内容が来ると思ったが、比重としては”DIYをする女子高生たちの日常”がメインだった。

みんなで何かを作るって楽しそうだよねぇ、アニメ制作現場も楽しんで作ってくれている気がした。

はっきり言ってこちらの方が私としては助かる。日常アニメなのでめちゃくちゃ面白いというわけでは無かったが、監督コメントにもあった”ゆるーいアニメを作る”という発言を体現していて良かったと私は思う。平日の夜に見るにはこれくらい癒し色のある作品が丁度良く、雰囲気しか褒める所が無いがその雰囲気が良かったのだ。

余談だけどせるふの部屋のトロフィーって何だったのだろう?絵のコンクール的なものだったという事でいいのだろうか?求有識者。

1話の感想はこちらから:

最終話概要

日常アニメなので文字はほどほどにして最終話の雰囲気を伝えようと思う。最終話は秘密基地が完成してたところから始まる。

DIYの究極、ツリーハウス。

1学期の終業式がおわり、DIY部室の前でパーティ?をする部員たち。ちょっと聞き逃していたが、ジョブ子は1学期だけの留学だったようでこの後アメリカに変えるようだ。

最後の最後にせるふとぷりんで目標としていた二人でベンチを作る事になる。この二人は幼少期にぷりんの家の庭にあったベンチで仲良く遊んでいたのだ。ベンチがあればぷりんと昔の様に仲良くなれるとせるふは考えていたが、最終話の時点ではすでに仲直りできており、あまりにも仲良しだ。

完成したベンチは木から下がるブランコの形になっていた。ブランコの上で「DIYなんて古臭い」と言っていたことを謝罪し、実際にやってみると楽しかったと話すぷりん。そしてどういうわけかせるふに一言、「ごめん」と謝る。

中学入学時にせるふがぷりんに言った一言「私は中学生になったからなんでも一人で出来るようになるよ、もう大丈夫だよ」という一言で距離が開いたように感じていたようだ。そのため微妙な距離感になっていた事を謝罪していたのかもしれない。

お姉さん代わりだったぷりん、世話をするのが好きだったようだ。

ラストシーンは二人で秘密基地用のウィンドチャイムを作ろうと飛び上がるシーンで完結する。

最終話でこれでもかと言うくらいせるふとぷりんの時間を作ってくれた。変に飾らないスタッフのスタンスもあいまって非常に良い最終回だった。

HighLight

この作品で特筆すべきはぷりんが可愛い事。最終話手前の11話では結局DIY部に参加する事になった準主人公だが。まじめでしっかりしているツンデレヒロインで可愛い。主人公のせるふと組み合わせると『らき☆すた』のこなたとかがみの関係のような良さがあった。(こなたっていうか、どちらかというとつかさか?)

声も演技もよすぎるぷりん(左)。せるふ(右)もなかなか良かったけどね。
この二人の良い雰囲気を踏襲しているような感じがした。さすがに敵わないレベルではあるが。

絵柄はデフォルメされているが、抜群に綺麗で滑らかに動く。種類の違いはあるが作画レベルはむしろ高かったとすらおもう。シリアスだったり険悪な内容は無いしギャグに力を入れているわけでは無いが、そこがいい。

今後深夜アニメがこういうゆるふわアニメで1週間が埋まってしまうと、日本の未来が心配になってしまうが、1クールに2,3本なら有って良いと思う。

制作会社の名前は覚えた、かなり高クォリティのアニメをありがとうございました。

LowLight

もちろん人の好みだが、内容はともかく登場するキャラが妙に尖っている。これまた『らき☆すた』での例えになるが聞いてほしい。私はアニメ『らき☆すた』愛好家であるが、”こなた、かがみ、つかさ、みゆき”の四人で30分を回していた前半の方がどちらかというと好きだ。後半は”ゆたか”世代の追加キャラによって4人の出番が減っているからだ。

この作品で言えば”せるふ、ぷりん、部長、めがね”くらいまでは良いがその他のキャラが微妙だ。個性が強いため主張が強すぎる。11話を見るころには慣れてきたが、中盤は「キャラ数削って欲しいな、ぷりんが見たいんよ」と独り言を言っていたほどだ。

1クールで出す主要人物は”5人”ここを上限にすることを提唱するがどうだろうか。
(らきすたは2クールだから”1クール5人ルール”守っているだろうというツッコミは無しで頼む)

まとめ

結論、思ったより良かった。良かったんだけど、後から振り返って見る事があるかというと無い。人に勧めるかと言うと勧めない。しかし、好きか嫌いかで言えば、好き。この作品の様に「人に紹介するほどではないんだけど悪くはなかった」作品が最近多くて少し心が痛い。

なぜならこの作品のクォリティは相当高いし、制作側の熱意や丁寧さを凄く感じたからだ。しかし人に勧めるほどでは無い、という矛盾はむしろ”昨今のアニメは本数が多く・レベルが高い”と前向きに受け取ってほしい。

私の様に十数年深夜アニメにかじりついている人間は置いておいて。もし貴方が面白いと感じたなら人に勧めて見るのも良いと思う。未視聴で気になってこの記事にたどり着いたユーザがいれば、時間を惜しまず流し見して欲しい。だってぷりん可愛いからね。

これが漫画原作じゃなくて、オリジナルアニメってのがいまだに不思議なんだよな。でもよかったです、お疲れさまでした。

 

なんか普通の記事になってしまったので、私が次のおっさんん趣味アニメを企画してみよう

「とうしぶ!」

主人公の”NISA子(にさこ)”は積み立てNISAをしている普通の女子高生。同じクラスで不動産投資に詳しい”土地代(とちよ)”に誘われ「投資部」に入ることに!?そこには仮想通貨通貨専門の”Bit子(びっとこ)。外貨・FXに詳しい”F江(えふえ)”、株式・投資信託に詳しい部長の”株美(かぶみ)”、そしてペットの”債権丸(さいけんまる)”。5人の女子高生の投資生活がはじまる!!

それぞれに色々な投資方法を学び、儲けては損失を出すNISA子。なぜ先輩たちはお金を稼ぐことに人生を費やしているのか気になり、調べてみるとなんと!

稼いだ金額のほとんどは知人の政治活動に横流しされていた!自分が入った部活が社会政党の「党支部(とうしぶ)」であり部活動は資金調達という事に気づいたNISA子は組織からの脱退を試みるが、、、?契約内容と誤った知識にがんじがらめの反リベラル女子高生投資ライフ!!

どうですか?面白そうじゃないですか?
どこかの漫画雑誌の編集者の方、ご連絡お待ちしております。

「女子高生 投資 漫画」で検索したら存在していたよ。このタイトルをもう一度見る事は果たしてあるのだろうか。DIY関係ない話ばっかりしててすいません。
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