公式サイト:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇
【最終話感想・評価】点数:67
ファンを見たことが無い大人気シリーズの4期も放送が終了した。前半は逆に珍しいダンジョンでの攻略パートが描かれており、後半はアストレアファミリアの疾風を中心とした騒動である。概要はこの後記載をするが、後半は組織関係や黒幕の存在等を探るような内容になっており、ただダンジョンを攻略する前半よりも面白く感じた。期待度が低かっただけに、後半は思ったより良かった。2期3期に比べれば全然よかった。
4期についてだが、作画は終始高いクォリティで放送されている。見ている中でこの作品の良さをいくつか感じたので、そのあたりを本記事では書く事として、最後には結論「オススメなのか」「オススメじゃないのか」をそれを明確に述べたい。一応前半分の感想はこちら
まずは4期のストーリー展開を共有しておきたい。今期はついにレベル”4”に昇格した主人公ベル君が下層を攻略する話だ。ギルドからの遠征の依頼で25層の調査を進める主人公一行、そこに現れた強化種があらわれるものの、ベル君が何とかしてしまう。ここまでがアニメの前半分だ。
後半は正義の味方をしていたが滅んでしまった「アストレア・ファミリア」、その一員の疾風ことリューさんが人を殺したとされ、どうやらダンジョンに潜んでいるらしい。これを追いかけてベル君たちもダンジョンに向かう。この疾風はかつて悪事を働く「ルドラ・ファミリア」との抗争で滅んだアストレアファミリアの生き残りで、同じく「ルドラ・ファミリア」の生き残りのジュラを大層憎んでいるようだった。
ダンジョンの中で疾風とジュラと遭遇するベル君。殺人事件は疾風に復讐をしようとしているジュラが仕組んだことであり、疾風は濡れ衣を着せられていたようだ。それはもう置いといて、テイマーであるジュラが呼び出した大蛇ラムトンをけしかけてくる。これも相当ヤバイ魔物だったらしいが主人公と疾風で何とか撃退する。
しかしジュラの真の目的はダンジョンで大暴れして、ダンジョンの異物を排除するために現れる未知の魔物「ジャガーノート」を呼び寄せてテイムすることだったようだ。ちなみにアストレア・ファミリアはルドラ・ファミリアに滅ぼされたのではなく、抗争中に現れたコイツにぶっ飛ばされたようだった。最後はもう1匹のラムトンの腹に入っちゃった疾風とベル君が深層である37階層まで落ちたところで4期が終了する。マンダを口寄せしてデイダラの自爆から逃げおおせたサスケと同じ状況だと思ってもらって良い。
後半の疾風周辺の話は、味が無いこの作品にしては満足できるものがあり好感が持てた。4期では強化種、ラムトン、ジャガーノートと次々やばい魔物が現れ、そいつらのやばさを表現する描写が”アニメスタッフ”は上手だった。ここでアニメスタッフはと限定したが作者はちょっと下手糞だと思うのが私の感想。登場人物のカサンドラは「災厄がくる災厄が来るここから動いてはいけない災厄がくる」と連呼しているだけだし、ジャガーノートが近づいてきていることを察知した疾風さんは「やばいやばい、逃げなさいこれはやばい」といった具合に具体的な情報が一つも出てこない。この二人、職場に居たら相当周囲をイライラさせそうだ。
戦闘シーンは相当頑張っていたし、ジャガーノート登場後は作品全体の絶望感が強く、勝利フラグである在宅勤務ヘスティアの「僕は、、、ベル君を信じている、、、」も無かったので本格的にピンチなのが伝わってきた。疾風さんと37階層に放り込まれた主人公がどうなるか注目だが、なんと5期が1月から放送が決まっているらしい。
最終的な評価は2期・3期に比べたら面白かったと思うのだけれど、どうだろうか。アイズさんたちはレベル6だが、さらにオラリオにはレベル7のおっさんがいて、その昔はレベル9なんて人がいたらしい。一体何期まで放送することになるのだろうか。
なんでこんな話をしたかというと、この作品の世界観の広さを伝えたかったのだ。多くの登場人物と歴史や設定がある作品なので、一度ハマってしまえば楽しめる情報量がすごく多い作品だ。何とアニメに至っては5期まで放送され、映画もある。加えてソードオラトリアという番外編も1クール分ある。これだけのボリュームを備えた深夜アニメ作品はSAOとデートアライブくらいだ。デートアライブ凄くて草。
5期も放送されるので興味がある方は1期から気合で見てしまってもいいかもしれない。すっごい難しい謎解きなどは無いので、流し見しても私はOKだと思っている。見返りがあるかは保証できない。私はこの作品に好きなキャラが一人もいないのであんまり乗れていない、作品自体はクォリティが高いので本当にそこだけの差だと思っている。なので結論は「無責任オススレベルメ」だ。この記事で面白そうだなーと興味がわいた人はアマプラで一気見しよう。