【忖度無し】2024冬アニメ途中経過 後編(16作品)【ガチ感想】

こんばんわTKタローボーです。前回書いた前編に続いて後編も書いていくよ。

前半の記事は以下からどうぞ。

普段はアニメのタイトルを掲げて感想を書いているので、多少マイルドな表現をしていましたが、今回は素直で直接的な感想を書いていきたいと思います。めちゃくちゃ率直に書くのでクレームが入った瞬間に土下座謝罪をして本記事は削除されます。身内のみんなは今のうちに読み切ってね。

 

それでは、伸び悩みそうなやつらがしっかり伸び悩んでいるクールである2024冬アニメ途中評価を見ていきましょう。

 

本記事のレギュレーション

本記事では各アニメに対して感じている事を書くと共に、2/27時点のレーティングを行う。

【点数】

そのアニメの物語・作画・音楽・独自性を筆者の独断と偏見で採点した値。このブログではこの数字が全てである。筆者の見る目の無さが原因で、あとから筆者が謝罪をすることになった作品も少なくない。私を謝罪させるような作品が出ることを心から祈っている。

【現時点感想】

ネット上の評価を人生から断絶した私だからこそかける感想を書いていく所存だ。興味関心が薄い作品に対しては、数文字程度の感想になることが予想される。読者の期待を裏切ってしまうことにはこの場で深く謝罪しておく。

結婚指輪物語 

【点数】70

端的に表現すると、異世界に転生すると“指輪王”と呼ばれる勇者になっていて、指輪を持つ5人の女性と結婚しながら、なんか悪いらしい”深淵王”を倒すという話。前クール活躍してくれた100カノの表現を借りるならば、「5カノ+異世界ファンタジー」的な作品である。おそらく本サイト管理人たちと同じ恵体信仰の人が楽しめるアニメだ。

本作はめいびいという説明すると長くなる作者が送り出した作品だ。アニメ化作品はなんと3作品目。素晴らしい実績なのだが、本サイトでは68点王と呼ばれる人物だ悪くはないんだが、別に特別評価してあげられるほどでもないという、凡打の山を築くイメージがある

しかし、本作に関してはこの作者元来持つエ〇要素が強調されており、本サイトでは大きな意味を持つ70点越えが出来そうなラインだ。それっぽい冒険ファンタジーは及第点をあげられる内容であり、メインヒロインのヒメがとてもカワヨイ。とってもカワヨイ。

ゆびさきと恋々

【点数】71

逸臣(いつおみ)さん俺より10コ下って、マ?耳が不自由な女子大生雪(ゆき)が、大人でカッコいい先輩と出会う、恋愛物のアニメだ。逸臣さんのイケメン力は目を見張るものがあるが、それ以上に主人公の雪がとても可愛らしい。この作品の根幹はここにある気がする。

いわゆるキモオタ向け美少女ではなく、少女漫画的な路線で可愛らしさを発揮しているは、耳が不自由ということもあり、他者との距離感に非常に敏感な女性だ。この繊細さが守りたくなる女の子感を演出している気がする。(なんとかかんとかのスレイブのかつ丼が「誰がキモオタ向けじゃ」と怒っている気がする)

しかし、耳に不自由がある主人公の物語を書くということは、実際にそっちの方面の人たちの話を聞いて作った作品なのだろう。それでも、ハンデを感じさせず王道の恋愛漫画に仕上げていることに対して、リスペクトせざるを得ない。唯一気になるとしたら唇の描き方がちょっと苦手なくらい。

ちなみに字幕版もしっかり用意されている。うーん、隙が無いこの作品。こういう所もしっかりしていると、やはりリスペクトせざるを得ない。

俺だけレベルアップな件

【点数】-

韓国産の作品のアニメ化だったはずだ。私は1話で視聴をやめてしまったが、そこまで悪くは無いらしく、余裕があれば一気見しても良いかなと考えている。そこんとこどうですか?

薬屋のひとりごと

【点数】82

中華風ファンタジー作品にはずれ無し?と思わせるほど良い仕上がりを見せているのが本作品。冷静に見ると女性オタクの妄想そのものなのだが、「各話・全体で見てもストーリーが面白い」・「キャラクターに魅力があり、先の展開が気になる人間関係」・「超ド安定の作画と名OP」と必要なものがすべて揃っているアニメ作品だフリーレンと並んでこの作品が秋冬の双璧である

猫猫の素性も徐々に明かされてあり、壬氏(ジンシ)様の正体も非常に気になる、この辺のおかげで最近とっても良い所熱さと冷静さ。可憐さと無邪気さ。賢さとバカっぽさ。全てを兼ね備えた主人公猫猫はユーティリティの高い、ボリバレントでマグニフィセントなキャラクタだー。

僕の心のヤバイやつ 第2期

【点数】73

流石に山田が可愛いのは認めたほうが良いんじゃないか?ここ最近は、そんなことを考えることが増えてきた。ただ、が、しかし、But、However、まだまだ許すわけにはいかない。2期の2話でも早々に泣きだす山田の姿をみて「やっぱりこれ系のヒロイン苦手だ」と再認識した。No moreすぐ泣くヒロイン。

ヒロインは好きだけどヒロイン体質のヒロインは嫌いなんですよね。この気持ち!どこかの誰かに伝われ!!

とはいえ、最高レベルのアニメーションに加えて山田は可愛いし、主人公のキモさも控えめになってきて、ただの前向きな少年に見えてきた。大体の問題は慣れが解決するということだろうか。アニメキャラのキモさにも慣れるんだから、人類が”慣れてしまった自分のキモさ”に気づくことは出来ないのだろう、今この瞬間の私のように。

最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~

【点数】57

かける言葉が見つからない、量産型B級なろうアニメの典型のように感じる。そろそろ盾持った主人公みたら蕁麻疹がでる勢いだ。一応フォローしておくと女の子達は若干可愛い、彼女たちに罪は無い。

ちなみにアニメのクオリティは気の毒なくらいイマイチである。

この作品を見限った具体なシーンは3話にある。勇者一行がルードの有能さを説き、勇者が痛い目にあい、さらには「俺は最強だ!勇者なんだぁ!!」と吠えながら仲間に見放されるシーン。あれみてどんな顔すれば良いんだ?「勇者ざまぁww」ってなる感性は持ち合わせてないんよ。“自分にひどいことをしたやつらが痛い目にあって欲しい”みたいな欲求を満たすシーンだったんだろうが・・・

私と全く違う感性の人たちは当然いて、その層に向けた作品がある事は理解はしますけどね。会話が成立することは無いだろう。だがそれも無理はない、あんた達とはあまりにも見てきた世界が違いすぎたんだ。ってやつですねこれは。

シャングリラ・フロンティア

【点数】67

2クール目に入ってから少し経過した、15話以降は消化できていない。なので、あまり参考にしないで欲しい。見やすい作品なので土日にでも一気見をしようと思っているが、なかなかその気になれない。

MMOを題材にした作品であり、まだ誰もそのゲームで見たことのない景色を見る、周囲から注目される、といった題材はゲーマー少年の憧れであり、人気があるのも納得だ

ただ、この作品に出会うまでに私は年を取りすぎてしまったのかもしれない。この感覚はログ・ホライズンを見ていた時のあれと同じだ。小・中学生の頃に出会っていれば100%楽しむことが出来たかもしれない。期待されていた作品だったこともあり、作品のクオリティはかなり高い部類だぞ。

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

【点数】71

推しが主演をしているのでかなり贔屓してしまっている気がするが、そこを差し引いても悪くないのがこの作品。主人公は周囲の人物に素直に向き合っているし、出会う人々すべてから何かを学ぼうとする主人公リーシェは好感が持てる。

その一方で少女漫画的な展開もしっかりあって、アルノルト殿下と掛け合いをしている時のリーシェは恋する少女そのもの。wikiをみるとこんなフレーズが書いてあった。

リーシェのキャラクター像は努力が実らずに心が折れてしまう場面でも明るく楽しんでいるヒロインにしたいという著者・雨川透子の考えから生まれている

wikipediaより引用(https://ja.wikipedia.org/wiki)

ふぅーん、最高じゃん。長谷川育美最高じゃん。リーシェ・イェルムガルド・ヴェルツナー最高じゃん。(リーシェ・イェルムガルド・ヴェルツナーって言いたいだけ。)

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd

【点数】63

1期の放送時は賢者?が腹パンされたので爆笑した記憶があるが、今期でも勇者がグーで殴られてるシーンが印象深い。ファンタジー作品なのに拳の出番が多いこと、多いこと

本作はリットさんとのスローセ、スローライフを見たい気持ちと、ファンタジー要素が絶妙なバランスで構成されており、リットさんのスローセkk、スローライフを見たい人達と、ファンタジーが見たい双方から苦情が来ている気がする

我々Criteria運用部隊はスローセk、スローライフを見たいという方針で合意しているため、最近はリットさんの出番の少なさに絶望してる。何回聞いてもヤランド・ララってネームセンス面白くて好き。

HIGH CARD season2

【点数】69

オリジナルアニメの完結編として放送されているこの作品も、どさくさに紛れてしっかりと伸び悩んでいる作品だ。同じ所をぐるぐるしているような印象があり、視聴者を唸らせるような展開が全く出てこない。設定や作画の雰囲気は良好なので、辛抱強く見守っておきたいが・・・期待を込めて69点!

一番メンドクサイ能力のラブピーことウェンディが簡単に抜刀するくだり好き。1期の冒頭のわくわく感はどこに行ってしまったのやら・・・

月が導く異世界道中 第二幕

【点数】60

この作品に対して言いたいことは少ない。慕ってくれる仲間のの有能さをぶち上げて、彼女らに慕われている主人公超すごい!みたいな感じはシャドウガーデンとシャドウの関係によく似ている。(なんか陰実で例えること多くね??)

本作はかなりポップな仕上がりになっているなろう作品であり、意外とキモさがないので、逆に見やすいのが特徴的だ。2期では新たな転生者が描かれるが、時系列がわけわからんことになっており、視聴者に優しくない構成になってしまっている。

噂では1期で端折ったシーンが、まさかの2期決定で慌ててアニメ化せざるを得なくなったとか。本当だとしたら期待されていなかった感がちょっとかわいそうだなと思いました。

姫様“拷問”の時間です

【点数】68

大味な紹介をするとコメディアニメに他ならないのだが、他に類似する作品が少ないため紹介が難しい。拷問と言う強いワードに対して、可愛らしい攻めにあう姫様が、あれこれ敗北してしまうという愉快な4コマ漫画のようなアニメだ。

姫様も嫌いじゃないし、1話をみた当初心配していたほど悪くないアニメになっている。中でも、セクハラまがいの転送方法で助けに来てくれるおじさんのくだりめっちゃ好きあのキャラが出てきたときだけ70点後半上げたくなるくらい好き。

道産子ギャルはなまらめんこい

【点数】71

この手の地方物の作品をやると「方言が全然なっとらん!!」みたいな、苦情が飛んでくるイメージがあるんですけど、本作では大丈夫なんですかね?北海道の人たちは優しいということにしておこう。

原作準拠なのか、ちょっと癖のあるキャラクターデザインも早々に慣れてしまい、陰キャギャルの登場も相まって目に優しい作品になってきた。

つーか、道産子ギャルというかすすきの嬢だろ、という声を上げるあなたは正しい。東京に謎の憧れを抱いている点も嬢感がある。いや、すすきの嬢見たことないから推測で喋っているけども。もちろん、私はこの作品嫌いじゃない。70点前後が激戦区になってきたぞ?

どこかのアニメの感想でも書いたけど、オタク界でギャルの株価上がりすぎだろ。リアルギャルの皆様申し訳ありません。

アニメ業界では、皆様ギャルの事を「陰キャに優しい性欲の強い巨乳」だとして取り扱われていま

私にはこの潮流を止めることはもはや叶いません。全国のリアルギャルの皆様申し訳ありません。

望まぬ不死の冒険者

【点数】61

不死の魔物として生まれ変わってしまった主人公が、魔物を食らうことで徐々に存在進化をしていく物語。最終的には吸血鬼的な、ルックスはほぼ人間と変わらないところまで進化できるとのこと。

この作品初期設計の段階でんでないか?この作品は、主人公が不死の魔物である時間にオリジナリティを感じていたわけだが、仮面をつけて存在進化をするたびに人間っぽくなっていく。最終的には魔力・気力・聖気 三つのエネルギーを使える有能主人公が誕生するだけだ。

要するに、進展があるたびにこの作品の特色が静かに死んでいくような作品になる設計なのだ。「望まぬ不死」と言うタイトルで、ガッツリ「望まぬ(作品としての)死」に向かっているのは皮肉が効いているというかなんというか。

アニメーションも悪くはなく、キャラクターもキモさ前回のやつは全くいないので、視聴自体が苦痛になることは無い。”徐々に人間(っぽいもの)に戻る”という観点でいくと「どろろ」とかに設計がにている気がするが、人間に近づくにつれ苦戦するようになっていく「どろろ」と比べると物語の完成度に雲泥の差を感じる。これは流石に対戦相手がわるいか

愚かな天使は悪魔と踊る

【点数】68

事実、ダダ滑りしている作品。ルックスの良さと恋愛駆け引きをするという意味で、「ジェネリックかぐや様」になるかと思われたが、期待値を下回っている。世間的には、ジェネリックというかシンプルに劣化版のように言われていそうで心配だ。

成長曲線的には、前半で書いた”ぽんのみち”に近い。放送当初は「うわ、思ってたのと違うわ期待外れ」と言う地点から、「とはいえこれはこれで見れなくはない」という位置まで帰ってきた印象がある。

敵にもなれないし、味方にもなってあげられない絶妙なG線上を歩くあやねる。キャラクターは可愛いんですけどね。

悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~

【点数】59

ポツンと火曜日に放送される、量産型B級なろうアニメ(女性版)である。なろう作品も女性主人公の方が若干見やすいという私の定説と、結構コメディの方に振ってくれた内容なので、ボロクソに言うほど悪い作品ではない。

俺TUEEEEならぬ、私TUEEEEEを地で行く作品であり、「馬鹿馬鹿しい、でも好き」みたない需要を取りに行っている姿勢はそこまで間違っていない気がする。典型的な”なろう系の作品”の落としどころはもうここしかなくないか?

ダウナー系の主人公で、他の”キャンキャンうるさい女性主人公のなろう系作品”に比べるとマシである。がしかし、妄想の中でも陰キャ全快ってのはそれで良いのか?妄想の中では、はっちゃけても良いんだぞ?

後編総括

前後編合計35作品の紹介でした。ここまで読んでくれた読者に、感謝を伝えたい。

実際感想を書いてみると、「この作品ちゃんとみてねぇな~」と思わず言いたくなる作品がチラホラある。ちゃんと見ない私が悪いのか、ちゃんと見る気にさせない作品が悪いのか。

自己投影するほど作品にのめりこむと、作品を正確に観測することが出来なくなるぞ(前例有り)。恋は盲目。アニメを見るときのスタンスは

「我々は彼らの 遥か上空の 彼方天空の さらに時空の先の 銀河のネット裏に 実況席設けてます」

のスタンスを守り、実況席で「俺はこのキャラを推す」殴り合いの喧嘩をしよう。

おわり。

タイトルとURLをコピーしました