【総評】王道っていうか時代遅れ!?でもこの作品の事は好きでヤンス
点数:73
筆者が観測した本作の概要
本作は見た瞬間に「矢吹健太郎のアレだ」とすべてを察するジャンプ+の作品となっている。不思議な力を持つ少女とそれを守る主人公がコンセプトの和風ファンタジーだ。あれ?近所にこんな感じの作品がやっていた気がする。(もの〇がたり)
少年漫画のなかでもエロカワイイ方向にかなり偏っていることもあり、かなりポップな仕上がりになっている。それにも関わらず主人公は情熱的なThe主人公であり、かなり私好み。と言うかたぶんみんな大好き。
そんなみんな大好き矢吹先生だが、1話でシロガネに性醒流転の術で主人公が女体化するというスパイスを加えてきている。見返すといかに1話の作画が良かったがわかる本作1話の感想記事。
出来が良い悪い以前に、そもそも”好きな作品”。キャラも声優も内容も超高得点としたうえで、矢吹先生アニメ特有の作画悪い問題に触れていく。
HighLight
10話からの人妖(ジンヨウ)の戦いからは矢吹先生の”少年漫画力”がMAXで表現されていた。一度死んでしまったかと思わせる展開、主人公が男に戻ってからの戦闘。性醒流転の術という一見バカみたいな設定を、祭里が男モードに戻る布石として最大限有効活用している点が素晴らしい。江戸川コナンが工藤新一に戻ると神回になるあれに近い表現だ。
女体化設定を一番うまく使える漫画家は、やはりこの人なのか。
あとはね・・・女の子超かわいい。なぜ花奏すずがこんなに可愛いのかを言語化したらさすがに過ぎたのキモ過ぎたの自主規制する事とする。(職務放棄)
どうでもいいけど各話のクライマックスで流れる「ハンワーヒハヒーホホホー」みたいなBGMめっちゃカッコ良くないですか?何のことかわからなかった人は最終話のASMR花奏すずの前後で流れている「ハンワーヒハヒーホホホー」を聞いてきてください。
LowLight
矢吹先生のアニメだいたい作画悪いんですけど!そもそも関与している作品数が多いのが原因かもしれないが、どうにもアニメーションのクオリティに恵まれない。素材が100点なのだから作画クオリティだけ備わっていれば最強シリーズなのだが・・・
ライザに並ぶ太ももアニメでしたね。
まとめ
10話からはこれが見たかったんだよの連続で激熱王道ファンタジーだったのに、最終話では一気にラブコメに振ってくれた。内容的にはご馳走様なのですが、モア作画プリーズ。
そういえば、この作品を見ていて私は”古さ”を全く感じないのだが、皆さんはどうだっただろうか?これまで私が”王道作品”呼んできた作品はいずれも、今30歳前後の世代にとっての王道作品であって、今の中高生には通じないのではないだろうか。
確かに矢吹先生のやっていることって、邪馬台幻想記の頃から変わりませんし・・・。これは結構大きなパラダイムシフトでは?いい加減自分はアニメというコンテンツの層からズレていることを自覚して記事を書くべきなのか・・・?同じものを摂取して同じ感想を言っているのに、世間とずれていく事実に気づけたことg
最終話のASMR花奏すずの「もう我慢しなくて大丈夫」で考えていたことがすべて吹っ飛びました。イヤホン・ヘッドホン以外で見てしまった視聴者は今すぐアマプラで見直して(聞き直して)欲しい。
お疲れさまでした。(賢者モード)