公式サイト:「トモちゃんは女の子!」 TVアニメ公式サイト (tomo-chan.jp)
【1話感想・評価】 点数:66
はじめに
本作はtwitterで人気が出て、pixivで漫画投稿されていた作品を商業デビューした形になった作品だ。高橋李依演じる主人公の相沢智は、幼馴染の久保田純一郎に思いを寄せており「好きだ!」と愛の告白をするものの「俺も親友として愛してるぜ!」と言われる。女として相手されていないようだ。
これだけ見ると単にフラれているだけの様に見えるが、この鈍感男(以下ジュンと呼ぶ)は不器用なタイプの男らしく女性としての告白だとは思っていないようだ。そんな鈍感な男ジュンとユニセックスな見た目をしているトモちゃんのスクールライフが描かれる!まぁ内容見ていきましょう。
1話概要
冒頭は先ほど紹介した通りトモちゃんが告白するが、鈍感男に勘違いされるところから始まる。
学内ではベタベタくっついてくるジュンがけっこうウザい、というか恥ずかしいようだ。
クラスの男子はジュンに「相沢さんとどこまで行ったんだよ~?」と茶化されていた。どうやら周りの目には普通のカップルとして映っているらしい。
クラスメイトにはトモちゃんの恋路を応援する腹黒キャラ、群堂(ぐんどう)みすずがいる。彼女もトモとジュンの幼馴染らしく二人がくっつくことを応援?二人で遊んでいる?様子だった。
Aパートの最後は、雨の中二人で相合傘をする事になる。そしてまずはトモちゃんが照れて逃げ出して・・・
追いついたジュンがトモちゃんの濡れYシャツに動揺して逃げ出す構図だ。なんだこのカップル。
Bパートでは主人公のトモちゃんが入っている男子空手部の部長が描かれる。なんか空手が強すぎて男子部の方に入っているようだ。
空手部の部長は女子の人気があるらしく、クラスメイトの嫉妬を買ってしまいわけわからない女子に絡まれるが、トモちゃんが恋愛相談をされていると勘違いすることでその場は収束する。女の子っぽい話題が自分の所に来て喜んでいるようだった。
ざっくり流れだけだけど、こんな感じ。
HighLight
twitterもしくはpixiv発の作品という事でライバルが先ほどの氷属性男子になりそうだ。あの作品もそうだったが1話なので作画は中々綺麗だった。これ、あなた(原作者)ですよね?といいたくなる友人キャラも出てくるが、良いキャラだったのでそこはOKだ。何かアクションを強いてくれるキャラがいないと物事が起き辛いので。
LowLight
微妙なビジュアルデザインが足を引っ張っている気がするぞ。これで「トモちゃん可愛い!」となれるかと言うと一抹の不安どころか十二抹の不安が残るレベルだ。
アニメ化に際して、昨今のユニセックスな流れに合わせに行ったのだろうか。一応原作絵を覗いてみたがこっちなら人気が出たのも納得の可愛さだ。ユニセックスな感じは薄まるが、確実にこっちの方が可愛い。
まとめ
実際にしゃべって動いているのをアニメで見れるのは良いことだが、ちょっとどこまで”ユーザの求めているトモちゃん”に仕上がっているか微妙だ。この絵柄ならTwitterで回ってきたら読むくらいには目を引くのだが。
男サイドのジュンが意外と完全鈍感野郎じゃなかったのは、良かったポイントに足してもいいかもしれない。鈍感一辺倒だとできることが少ないが、多少意識しているなら男目線でも遊ぶことが出来るはずだ。
こういう男友達扱いされているヒロインがメインの作品って過去にあったかな?パッと思いつかなかったのでこのジャンルの第一人者(仮)として頑張ってほしい。