【2024春アニメ】1・2話感想【日曜日編】

はじめに

こんにちわTKタローボーです。昨今、春アニメの評価について熱い議論が行われており、その様子を伺っていた人々が「どれを見ればいいのかわからない」と悲痛なコメントをしていました。

本ブログとしてはこの問題の解決にあたりたいと思い、月曜日から順に作品の所感について文字にしていきたいと思います。

作品の1話で良し悪しを判断することなど出来ないのですが、”イノベイターとしての直感がこの作品は危険だと言っている”。そんな独断と偏見で好き勝手書いていきます。

この記事を書くという事は、いかに私が作品の見る目がないかを露呈させる舞台装置になる可能性を秘めているのですが、それはそれでエンターテインメントとして、のちのち私の綺麗な土下座を楽しんでいただければと思います。

戦隊大失格

本作は「五等分」作者(春場ねぎ)のアニメ化作品である。残念ながらディズニー+独占配信のため、地上波録画を逃した人は視聴することが難しいだろう。

まず現状、私はこの作品を好意的な目で見ていると宣言する。『五等分の花嫁』という巨作を作った作者であれば、”可愛い巨乳の女の子”を書いておけば、ある程度の人気は確保できたはずだ。だが、そこに行かなかったこの姿勢が最高である。

女の子可愛いラブコメは作者の中で完結してしまったのだろう。本作は戦隊物のヒーローにぶっ飛ばされる怪人側を主人公とした作品であり、アンチヒーローど真ん中を行く作品だ。

3話では謎の協力者錫切(すずきり)と共にレッドの神具?を奪うことに成功した。残り4色分の神具を奪っていく展開なのだろうが、主人公の戦闘員Dが爆散してしまった。良いキャラだっただけにもったいない気がするが流石に復活するだろう。

あんまり面白くないと前評判を聞いていたが、3話時点ではアリ寄りのアリではないだろうか?ディズニー+契約している人は視聴しても良いだろう。

響け!ユーフォニアム3

世界最強の深夜アニメ制作会社、京都アニメーション送る部活物作品『響け!ユーフォニアム』。本作はこの3期として位置づけされており、劇場版に続く主人公の3年生編が描かれている。

全国大会金賞という高い目標を掲げる北宇治高校、その部長を務める黄前久美子の成長と苦難が描かれる。3話までは新入部員や追加キャラ(3年)の紹介がメインであり、初心者組と経験者組の温度差を題材とした内容で、突き放さず甘やかしもしない北宇治らしい展開となっている。

業界TOPの作画とアニメーションクオリティ、雰囲気作りのおかげもあって、夕方の校舎を麗奈と久美子が歩いているだけで絵になってしまう。どこかの作品の感想でも言ったが、”よくある王道展開を、クオリティで爆上げ”するのが、本作の基本戦略だ。

圧倒的な質と量で正統派の戦いをする本作に隙は無い。加えて、京都アニメーションが手掛けている作品の中で、未完結・続編待ちだった作品の中でこの「響け!ユーフォニアム」より存在感のある作品も多くないだろう。

本サイトの2021年以降全体ランキングに間違いなく入ってくる。そんな作品。多くの少年青年をオタクに引き込んだ京都アニメーションの実力を知らない人は是非見ておくべきだろう。

夜桜さんちの大作戦

このお兄ちゃん死んだことにならねぇかなぁ。

そんな物騒な感想から言いたくなるが、ジャンプ作品である本作『夜桜さんちの大作戦』。ヒロインの夜桜さんと婚約することになった主人公が、ヒロインを守れる強い男になっていく様子が描かれている。

数十年前からジャンプが確保しているこれ系の作品は、「最も少年が読みたい漫画の一つ」と言えるone of the bestなジャンルだろう。私はこれ系だったら邪馬台幻想記が一番好き(2巻しかないけど)

ジャンプ作品と言うだけあって、作画は良好。動きのシーンも多く、何よりヒロインの夜桜さんが可愛い。こういうので良いんだよ、こういうので。

ただ、夜桜一家の兄弟は癖のある人物だらけで、戦闘能力的に主人公を圧倒的に上回っている兄に至ってはお邪魔虫でしかない。(個人的感想)

少年漫画過ぎてまぁまぁまぁ可愛らしい内容が過ぎる気がするが、まぁまぁまぁ見て見れば良いんじゃないですか?

鬼滅の刃 柱稽古編

5/12から放送されるよ。ちょっとまってね。

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

人の才能を見抜く力のある主人公の物語。この設定だけで「なに!あいつにはあんな才能があったのか!」とバカ丸出しの悪役が言っている姿が目に浮かぶ。

「一見虐げられ、馬鹿にされている人にも才能があり、それを見抜く存在が居てほしい」「なんなら自分の前に現れてほしい」そいう潜在的な欲求に訴求しに行く作品に感じる。

要は、厳しい現代社会で評価されず、苦しんでいる人達(視聴者)が、この作品の主人公に才能を買われて活躍できるようになるキャラクター達に夢を見る。そんな作品に見えてしまった。

実は〇〇って訴求をする作品に対しては、過去記事の【補足】でガッツリ苦言を呈しているのでここでは割愛する。

良くもないけど悪くもない作画で頑張っているので、このジャンルが好きな人は見れば良いと思います。

ブルーアーカイブ The Animation

死ぬほどCMと広告で見かけたのが本作『ブルーアーカイブ』。NEXON Games・Yostarのスマホゲームが原作であることはいまさら言う必要は無いだろう。当然、当サイト運用者は未プレイである。

OP映像は圧倒的クオリティで期待できそうだったのだが、本編は・・・悪くはないが偏差値55くらいにとどまっている。

本来携帯ゲーム特化の世界観をアニメーションに落とし込んでいるため、かなり歪な形になっており、スマホゲーム原作特有のウネりを感じる。先生を名乗る人物を、我々視聴者はどう扱えばいいんだろうか。

良く知らない女の子たちがわちゃわちゃしている姿を楽しむアニメ。それ以上でも、それ以下でもない。完全アニメ勢の人もクオリティとストーリーで引き込もうとした「アークナイツ」と差を感じる。

艦これのアニメ化、アズールレーンのアニメ化。この辺と同じ事が起きているので、原作好きな人だけ見ればいいと思います。

無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール

異世界転生作品の主力と言っても過言でもないのが本作『無職転生』。彩度の高い絵柄が超高クオリティで提供されており、内容よりもアニメとしての完成度が武器になっている気がする。

内容の方は好みの分かれる主人公を除けば、王道ファンタジーであり、緊迫感のある暗黒大陸編はサブヒロイン?エリスの存在もあって見ごたえのある内容だった。

今期のⅡの第2クールについて話すと、12話が「夢のマイホーム」で13話が「披露宴」である。「何幸せそうにしとんねん」言いたくなる内容だ。闇ながらピンチを切り抜けてきたシーンが恋しくなってしまう内容が続いており、私個人はぶっちゃけ退屈である。

若いころはキレキレで目が血走った状態でビジネスをしていた人に数年後に合うと、人や仕事に恵まれテュルンテュルンのナタデココになってしまっていた。そんながっかり感によく似ている。

好みの差はあれど、他の深夜アニメに比べるとレベチなのは事実。ここまで見てきた人は今後どうなるのか一緒に見守っていこう。

じいさんばあさん若返る

仲睦まじい老夫婦を若返らせてサカらせる。という狂気ともいえる映像を具現化したのがこの作品。 老夫婦は偶然見つけた金のリンゴを食べたところ、若返ってしまう。その事実に家族や周りの人は驚きながらもすんなり受け入れるという世界観。

突っ込みどころは多いが、「一旦こういう設定でやらせて」という意思を感じたのでここはOKとする。

要するに、知恵や技術があり精神的にも達している老夫婦が、若い肉体(美男美女)を手に入れて無双するという、転生系無双作品の亜種の亜種である。

なので、恋愛系のほにゃららというよりは、元老人故に実現できる無双シーンがメインの作品となっている。自分で言った言葉だが元老人ってどういう状態だよ。本来死体だろ

ちょっと悔しいことに、アニメーションの出来がそこそこ良い。それゆえに女の子達も可愛く、なんなら”おばぁ”が一番可愛い。今期ベスト9組んだらワンチャン入り込んでくるんじゃないか…?

かなり雑に見ても楽しいので、深夜アニメ好きの人は見ればいいと思います。

まとめ

まとめるとぉー

 

「この作品って、どんな人のどんな欲求を埋める作品なんだろう?」と考えることが、深夜アニメの醍醐味だと思います。

 

 

 

以上です。

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