【2024春アニメ】1・2話感想【土曜日編】

はじめに

こんにちわTKタローボーです。昨今、春アニメの評価について熱い議論が行われており、その様子を伺っていた人々が「どれを見ればいいのかわからない」と悲痛なコメントをしていました。

本ブログとしてはこの問題の解決にあたりたいと思い、月曜日から順に作品の所感について文字にしていきたいと思います。

作品の1話で良し悪しを判断することなど出来ないのですが、”イノベイターとしての直感がこの作品は危険だと言っている”。そんな独断と偏見で好き勝手書いていきます。

この記事を書くという事は、いかに私が作品の見る目がないかを露呈させる舞台装置になる可能性を秘めているのですが、それはそれでエンターテインメントとして、のちのち私の綺麗な土下座を楽しんでいただければと思います。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。

一人暮らしの高校生のもとに突如訪れた天使と同居することとなり、あれやこれやしてくれるお話。我々の業界ではこれを”仙狐さん系”と呼んでいる。

いわば家系ラーメンみたいなもので、『どんな状況で何をして、どんなキャラが追加されるのか』が、ほとんど店舗によって変わらないのだ。これ系のアニメは味が大体一緒である。

だが、その道のファンには明確にグラデーションがあるらしく、優秀とされる作品と駄作とされる作品が分かれる。浮き沈みが少ない”癒し”を描く作品と思われるが、その場合感想が書きにくい事この上ない。

作画は悪くもないのだが、なんか微妙である。言語化できない絶妙に微妙な作画をしている。

原作が好きとか、声優が好き。みたいな人は見れば良いと思います。

怪獣8号

人気漫画のアニメ化作品と言うだけあってクオリティの方はしっかりしている。1話でてっきり怪獣の後始末をするアニメ化と思ったが、怪人?怪獣?になった主人公が正義の味方として活躍する作品のようだ。

主人公が30代前半で、理想と現実のに挟まっている当たり親近感を感じる。作中のテンポが良いので見ていてストレスが無い。人気漫画作品特有の”序盤で名シーンを作ろうとウネウネする”気持ち悪さがなかったので、爽やかでポップ、でも熱い作品になってくれそうだ。

私の友人Oから「ずっと怪人9号と闘っている」というアニメ勢に伝わらないネタバレを放り込まれたので、この記事の読者も私と同じ被害にあってもらう事とする。

1クールでキリの良い所まで放送されるのか分からないが、話題作を抑える人は是非見ておこう。

烏は主を選ばない

こういう作品を世に発信することが大事、と大手を振って視聴を始めたのだが「さっぱりわからない」。視聴者の大多数が福山・ガリレオ・雅治になっている事だろう。

原作小説があるので、その気になって調べれば「こういう作品で、ここが見どころらしい」と言う事は簡単なのだが、アニメ勢らしく、アニメの中だけで分かっていることを整理してみよう。

・人の姿をした烏の国?街?を題材とした作品で、烏は人の姿になったり烏の姿になったりできる
・主人公は真の金烏(きんう)と呼ばれる若宮であり、その嫁選びをする話から始まる
・嫁候補には、東西南北を掲げる4家から各1人出てきたお姫様から選ばれる
・若宮は謎多き人物であることが、側使いの視点で描かれる

読者の今日2回目の「さっぱりわからない」が聞こえてきた気がする。要は嫁選びの儀式の最中でおきるいざこざとその群像劇を描く作品。くらいに予想しておこう。

絵のタッチに癖があるが、クオリティが低いというわけではない。

面白かったら我々がこのブログで騒ぐので、忙しい皆さんは視聴を保留にしておけば良いと思います。

龍族 -The Blazing Dawn- 

今期の大型外人枠がこのアニメである。本作は中国で大人気?だったために日本に輸入される事となった有名作だそうだ。

流石に中国4000年の歴史と技術が詰め込まれており、びっくりするほどハイクオリティな作品となっている。日曜日にいる日本の大エースが居なかったらCool Japanの面目を保てなくなるところだった。危ない危ない。(とか言って、澤野とか日本のサブカルチャーTOPプレイヤー達も参入しているらしく、日本の血も多く混ざっているようだ。)

1話は1時間スペシャルだったが、主人公が異世界に行くその前段の話であり、本命の異世界の様子は全く描かれていない。導入までの流れを端的に表現すると、ハリーポッターそのものである。

・主人公は義母義父に育てられ、義兄弟と比べて雑に育てられる
・突然異世界の学校から招待される事になる
・主人公の本当の両親はその学校で活躍?したらしく、血統書付き扱いで入学する
・異世界に行くには、一般の人がたどり着けない電車に乗る
・異世界では魔法や龍が存在し、全寮制の学校で生活を送ることになる

ここまで一緒だと、制作陣の中から「ハリーポッターっぽ過ぎません?」という意見が出ないのだろうか?さすがパクリ大国である。それでも作品が面白い可能性は高く、抜群にクオリティが高いので視聴しても良いだろう。

夜のクラゲは泳げない

サブカルチャー色の強いオリジナル作品の2つ目がこの作品。天才肌?の絵を書く主人公とその絵のファンを名乗る少女山ノ内花音(やまのうちかの)がアーティストとして奮闘する物語のようだ。

1話では二人の出会いが描かれ、今後は(作中で)Vtuberとして活動するキャラクターや音大付属校に通う少女が加わることで物語が進んでいくのだろう。

個人が発信をしやすくなった現代っぽい作品になっている。が、主要メンバーがいずれも常人には無いスキルと持ったキャラクターのようで、夢がある作品なのか、”凡人には無理”と言っているような夢がない作品のようにも感じてきた。

ユーフォニアムや龍族が居るので、デカイ顔は出来ないが作画のクオリティは良好。なんだけど3話までみてイマイチ手応えがない。

手応えが無いof theクールになる可能性があるけど、面白くなる可能性もまだある。気になる人は見ても良いと思います。

ささやくように恋を唄う

「お前がメインでしゃべるのかっ!!」と言うフレーズで有名なジェラードンのコントを思い出してしまう。そんな作品。クールでカッコいい高校3年生バンドマンの先輩依(より)と可愛い1年生のひまりの恋愛模様を描くのが本作「ささ恋」である。

恋愛経験が無いことからラブソングを書けない依先輩と、恋心のわからないひまりの成長?を描くよくある百合漫画のように見えたが、1点気になるポイントがある。それが冒頭のジェラードンにもつながってくる”視点”の話だ。

誰もが(私は)1年生のひまりの方がメインで描かれ、クールでカッコ良いバンドマンの先輩の心の内はワカラナイ!という流れかと思ったら、まさかの逆パターンである。

「(ファンとしてボーカルの)先輩に一目惚れしましたっ!」と言ってくれた後輩に依先輩の方がカウンター一目惚れしてしまい、先輩目線で描写が始まる。

加えて、依先輩→ひまりの方が”Like”で、ひまり→依先輩の方が”Love”という展開。これも普通は逆になっていそうだ。

それが良い悪いの話ではなく、カレーを食べる時にご飯が右か左かくらいどっちだって良い話である。

作画は悪くないので百合作品好きな人は見ればいいけど、サブスク少ないから見てる人少ないと思います。

THE NEW GATE

よくあるC級ライトノベル作品のアニメ化作品の1つである。ちなみに本作は『THE NEW GATE』と言うMMORPGを題材とした作品であり、“ログアウトが不可能になり、ゲーム内の死が現実の死に変わる”というNEWでも、何でもない設定が背景となっている。

1話では主人公がラスボスを倒すところから始まり、ゲーム内の人がログアウトできるようになる。野村証券の新人営業マンが客に送るような巻物でログアウトする仲間を確認する主人公のもとに、新たなGateが現れ、それに入ると500年後の世界(MMORPG内)だった。という話だ。

途中で出てきた”野村証券の新人営業マンが客に送る巻物”が気になって仕方ない人は「野村證券 巻物」で検索してほしい。

要はゲームのようなコンソール画面やHPバーが存在する世界観でありながら、他プレイヤーは存在しないという状況を前提とした異世界転生ものであり、オンラインゲーム系作品と異世界転生系作品の両取りしたような設定が新しさだと思われる。(あいんずうーるごうんが同じような世界にいたような気がするが、それはちょっと忘れる事とする)

アニメーションの出来は偏差値40くらいの悪さを誇っており、内容は頭に入ってこない。原作ファンには悪いがアニメ化失敗作品になるだろう。

バキバキ面白くないので見なくて良いと思います。

まとめ

まとめるとぉー

 

今期は豊作という事にして良いと思います。

 

 

 

 

以上です。

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