はじめに
こんにちわTKタローボーです。昨今、春アニメの評価について熱い議論が行われており、その様子を伺っていた人々が「どれを見ればいいのかわからない」と悲痛なコメントをしていました。
本ブログとしてはこの問題の解決にあたりたいと思い、月曜日から順に作品の所感について文字にしていきたいと思います。
作品の1話で良し悪しを判断することなど出来ないのですが、”イノベイターとしての直感がこの作品は危険だと言っている”。そんな独断と偏見で好き勝手書いていきます。
この記事を書くという事は、いかに私が作品の見る目がないかを露呈させる舞台装置になる可能性を秘めているのですが、それはそれでエンターテインメントとして、のちのち私の綺麗な土下座を楽しんでいただければと思います。
アストロノオト
あすトろ荘という名のシェアハウスを題材とした作品。料理人の主人公はそこで朝食を作ることを期待されて、一緒に住まうことになった。そこには美人大家のミラさんがいて、彼女といざこざしていく、めぞん一刻的な作品らしい。
1話の最後にはミラさんが”ミボー星”の王位継承者であり、星を守るためにあすトろ荘に隠された鍵を探し出す必要があるそうだ。本作は”最終話で全部いただきます”というキャッチコピーを掲げており、オリジナル作品らしく何かしてくれそうな感じがある。
ただ、千鳥ノブじゃなくても「癖がつよい」と言いたくなる作品に仕上がっており、これを手放しで期待できると言い切る人物は相当な猛者か、バカだ。中堅オリジナル作品がこける姿を何度も見てきた私のスカウターは、この作品に大きな期待は寄せていない。
ただ、突如一発ホームランを打つかもしれないのがオリジナル作品の良い所。オーラは無いけど、無策で突っ込んできたとも考え難い。下馬評を覆すような結果になることを祈るのみだ。
面白いと話題になってから見ればいいんじゃないかと思います。
転生したらスライムだった件 第3期
ついに魔王にまで出世したリムルとその御一考の物語。本作はとある作品を抜いて最も販売部数が多いライトノベル作品になったそうだ。旅行にいくと各地で転スラとコラボが行われているシーンと遭遇するなど、本作の人気の高さがうかがえる。
この作品はアニメーションのクオリティも高く、このジャンルとして高い完成度を誇っていることは私も認めており「この作品の良さがわからない」という気は毛頭ない。
主人公リムルの嫌みの少ない爽やかな主人公でありながら、その心理描写が細かく描かれるので強いのに親近感があるという独特の主人公を演出している。
ただ、これだけ盤石な体制になってしまった本作は「次の瞬間誰がどうなるかわからない」といった緊張感がなく、どうせ丸く収まることが透けて見えてしまっている。”ダンまち”とか”SAO”とか”劣等生”とかと同じ感じだ。ここが長寿人気アニメの辛い所で、難しい所だ。
特段好きなキャラもいないので、見るのが退屈になってきたが、3期はどうだろうか。スライムだった頃や、シズさんの話をしていた頃の方が新鮮で好きだった。とか、にわかユーザの私が言うと怒られるだろうか?
惰性で見てる人は見るの辞めていいと思います。
魔法科高校の劣等生 第3シーズン
“結果的に、最終的に、面白い”という結論が出るのがこの作品である。さすがお兄様というフレーズで半分ネタにされている作品だが、裏を返せば残り半分は真剣に人を楽しませているのである。
2期の最終話では、崩壊する巨大なタワーを魔法式によって一人で新品同様に修復してしまったシーンが記憶に新しい。窓を開けて視聴していたら「サスガオニィサマァッ!!」と近所のマンションから唸る声が聞こえていたことだろう。
ちなみに本作には、司波兄弟や四葉との因縁など練りに練られた世界観が地下深くに広がっており、wikipediaにはお兄様以外の人は音を上げるレベルの情報量が広がっている。ライト層も楽しめるし、ハマってしまっても飽きない世界観が広がっている、The 電撃文庫な作品となっている。
遅くなったが3期は主人公の2年生編の冒頭から始まっている。ダブルセブン編というタイトルだけで笑ってしまったが、きっと面白くなるので窓を開けて視聴することにしよう。
魔法科高校の劣等生からしか摂取出来ない栄養があるので、そのために見ればいいと思います。
魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 第2クール
なんだか劣等生のパチモンみたいな扱いをしてしまっていたのが本作だが、全然そんなことはない。劣等生が時代と世界観がある程度しっかりしているのに対して、本作はとにかく意味が分からない。
「この意味が分からない」は「何をやっているかは理解できるけど、これのどこが面白いのかわからない」ではなく、「何をやっているのか分からない」の方の「意味が分からない」である。
人間・神・精霊が入り混じっている上に時系列もめちゃくちゃに混ぜ込んでくる。さらにはカタカナの専門用語が飛び交う上に、主語がない会話が多く、視聴者の知能を問うてくるシーンが多すぎる。
魔王学院の不適合者 Ⅱの第1クール最終話では、主人公に胸を貫かれながら「バ、バカな、、、ヴェヌズドノアは確かにこの手に、、、」という巨乳の女性に対して、主人公は「リメツケンを掌握すれば俺に勝てると思ったか?」というシーンが描かれている。
まったくわからん。知能が足りず、ついていけなってしまい流し見する事になってしまった私ごときでは読み取れる情報が少なすぎる。はっきり言ってボボボーボ・ボーボボを見ているのと大差がない。
そんな魔王学院の不適合者 Ⅱの第2クール。張り切って見ていきましょう。
頭が変な感じになる人は、無理して見なくていいと思います。
ガールズバンドクライ
今期でクリエイティブ色の強いオリジナル作品の一角がこの作品だ。自分の居場所がないと感じる田舎町の主人公が東京(川崎)に出てきてバンドを始める物語と思われる。
前編CGだが、1話からそこそこ可愛いような気もしていて、牛丼屋で中指立てる主人公のシーンや、曲を人に譲ってしまった桃香さんに怒るシーンなんかもCGでありながら表情豊かなキャラクターが見られる。
完全に個人的な趣味だが、OPや1話ラストの演奏シーンがなかなか良かった。ハイトーンのロックナンバーを歌うのは声優ではなく、16歳のトゲナシトゲアリというバンド(この作品由来)のヴォーカルである。一番大事な歌が本格的なのは非常によろしい。
演技の方もそこまで違和感はなく、ジブリ映画の吹き替えに突如変な人(庵野とか)が抜擢された時のような、逆に味がある演技にすら思えてきた。ライバルのクラゲも強力だが、頑張ってほしいところである。
でもやっぱ1:08~とか手書きのシーンがめちゃくちゃ良いな・・・CGをどう受け取るか悩ましい作品。
トゲナシトゲアリの曲聞いて回っているけど以下がとっても良かったわよ
3話最後のニカって笑ってるスバル超好き。
曲が良すぎてめちゃくちゃファンになりました。単純な点数だとユーフォニアムが一位だけど、一番楽しみにしてる、楽しんでるという意味ではこの作品がNo.1です。
TKタローボーとドライブ、カラオケ行く予定がある人は、金払うから抑えてほしい作品です。
アイドルマスター シャイニーカラーズ
CGアニメで時代を築こうと試みているのがこのアイマスシリーズ。本作は「シャニマス」と呼ばれるシリーズのアニメ化となっている。
長年ラブライブと殴り合ってきた本シリーズはCGでも全く遅れを取っていない。EDの映像は全編CGで構成されているが、違和感は0に近似できるレベルで可愛く仕上がっている。
キモオタの趣向を熟知したキャラクターデザインで送り出されたアイドル達はみんな可愛いのだが、政治的な都合でどんな内容になるか容易に想像がついてしまうのがこの手の作品の辛い所。
原作ゲームありきの作品なので、キャラクターを崩すようなとがった内容にできるわけもなく、各キャラクターにファンを抱えているため、特定のキャラだけ深く掘り下げるような不平等も許されない。
結果、「1キャラ1話で個別に掘り下げた後、みんなで仲良くライブして終わり」という無難 of 無難な内容になるだろう。これが政治的な都合で期待できない理由である。
個人的には、トウカイテイオーとメジロマックイーンみたいに数キャラを深く掘った方が面白いと思うけどなぁ。おっとこのシリーズの話でラブライブやウマ娘の名前を出すのはマナー違反だったか。
繰り返すがキャラはとってもかわいいので目の保養には良い作品。
暇な人は見ればいいと思います。
HIGHSPEED Étoile
奇跡のバックスクリーンCG三連発の最後がこの作品。「はいすぴーど えとわーる」と読む。各社大手スポンサーが参入していることが印象的だった1話だが、肝心の主人公たちの出番がほぼ0だったので何とも言い難い。
モータースポーツを題材にしながらも、近未来的な世界観であり、レース中には機動戦士ガンダムエクストリームバーサスの”覚醒”のようなシステムが追加されている。
2話見てから追記しようとおもったけど、あんまり追記することがない。
別に無理して見なくていいと思います。
まとめ
まとめるとぉー
ガールズバンドクライの”声なき魚”はクソカッコいいです。この曲の時だけ声がLiSAっぽい気がします。
以上です。
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