【2022夏アニメ】シャインポスト【1~2話感想・評価】

公式サイト:シャインポスト

【1~2話感想・評価】※期待度★★★★★

[結論]ぃぃぃぃ良いっ!!(うねり良い)

相席食堂の神回、村上ショージの墓参りのシーンで大悟が放った”うねり良い”このアニメにはふさわしい。ウマ娘2期のスタッフが贈るアイドルアニメ。最初は設定が良いのとノリがウマ娘っぽくてちょっと良いと思っていたが誤りだった。ちょっとじゃない、めっちゃいい。評価急上昇中の本作の魅力と問題点を取り扱う。

主人公でセンターの青春天国こと、青天国 春(なばため はる)王道主人公にふさわしい名前だ

[HighLight]

まずウマ娘2期スタッフということで作画はめっちゃいいし、よく動くし、30分の話のくみ上げ方というか脚本がひじょーに良い。シナリオの話がしたいのでこれくらいにしておく、見ればわかる。

2021年バロンドール受賞のウマ娘2nd バロンドールは年間最優秀サッカー選手の賞だが、筆者は毎年アニメのバロンドールを定めている。

まず1話から設定が面白い。”女の子が光って見える特殊能力”を持ったプロデューサもまた、主人公ではあるのだが、「アイドルの素質がある女の子が光って見える」のではなく、「嘘をついた人が光って見える」というもの。1話の最後に視聴者に伝えられるのでネタバレでもないから安心してほしい。

この「嘘をつく人がと光って見える」という設定をすこぶる評価したい。推理物でこんな能力だしてしまったら推理もへったくれもない。そこをアイドルアニメに持ってくるというセンス。多感で複雑な少女たちの嘘を視聴者にわかりやすく伝え、少女たちの成長を人間力で支える。コンセプトが良いのだ。

1話の最後は社長の「なぜ引き受けた?」に対して、プロデューサが「青天国春が光らなかったから」と答えて終わる。かっこよすぎる。

3人ユニットだが元は5人ユニット、残りの二人はライバルユニットで活動するが、合流することになるシナリオ。各キャラの心理描写や成長を描くシーンもめちゃくちゃいいのだが、本記事では青天国春についてどうしても触れておきたい。

歌もダンスもそつなくこなす優秀なアイドル青天国春だが、その実は他のアイドルと比較にならない天才アイドルである。実力差で周囲を傷つけないために常に本気を出さないようにしている。

この本当はめっちゃ実力あるけどそれに苦悩している王道主人公が私はたまらなく好きなのだ。有原翼、羽崎綾乃、そして青天国春である。

アニメはねバドなんて無かった。漫画見ろ漫画、おすすめする記事を作ってしまおうか。

圧倒的な実力があっても、恵まれていても、恵まれていなくても、そこにも苦悩があり、受け入れて前向きに立ち向かい、成長する。そんなテーマの作品だ。私が常々言っている「サクセスストーリー、ブレイブストーリー、シンデレラストーリーが見たい」というのがこのアニメには備わっている。

チート能力が得られればなんでも解決と思っているバカアニメに言ってやりたい。

[LowLight]

時期が悪かった。その一言に尽きる。ラブライブ以降凡夫のアイドルアニメが量産され、このアニメもそのうちの1つと判断して視聴を敬遠した視聴者も多いはずだ。面白い設定、作画、キャラクター展開と揃っているのにこれはとんでもなく不幸なことである。

名作が埋もれる、私が掘り起こす

作品上の短所は全くない、アイドルアニメだがアイドルを経由して我々に多くのメッセージを投げかけてくれているように感じる。王道of王道、最近アニメ見てねぇなぁって人にごり押ししたい伸び方を見せている。(Amazon primeからどうぞ)

君たちの視聴をまってるぜ!

点数は80を超えたところくらいだが、完結が予想されることからも期待度は高い。高くなった期待を超える落とし方ができるかが見ものである。

【最終話感想・評価】

最終話感想はこちら:

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