【2022秋アニメ】弱虫ペダル LIMIT BREAK【1話感想・評価】

公式サイト:TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト (yowapeda.com)

【1話感想・評価】 期待度★★★☆☆

はじめに

大人気シリーズの5期放送となった『弱虫ペダル』。主人公の坂道が2年生になった全国大会が行われていて、この5期はインターハイの3日目からとなる。本作の放送は古く、2013年から放送されていて、当時から熱狂的な人気があり男女問わずファンが多い。正直この作品に特別熱を込めて応援してきたわけではないので、1期から絵柄が変わっているとか、作風が変わっていっているかは全く分からない。各期の放送で少し間があいているという事もあるが、絵柄も作風も安定していて良アニメと認定してしまって問題ない。

1話概要

簡単に1話の流れから。
1話はインターハイ初日と二日目が描かれていた4期のおさらいから始まる。初日は強豪箱根学園が優勝し、二日目は京都伏見が優勝していた。前回優勝校でありながら、未だ見せ場の無い総北高校。今回はどうなるのだろうか。

見た瞬間に4期の内容を思い出した、面白かった気がする。
全員頭を丸めてきた京都伏見。御堂筋君は本作が生んだスターだ。

三日目のスタート地点では二日目の結果順に出発していく。そんな中、主人公のライバルである真波くんは寝坊で遅刻していた。強キャライケメンの余裕を見せている、人気がありそうなキャラクターだ。

インハイで寝坊する奴は強キャラ。

画面が今泉と坂道の回想シーンに映る。去年インターハイが優勝した後、今泉は小野田が辞めてしまうんじゃないかと心配したと話す。そして嬉しそうに練習についていくと言った坂道の返事を聞いて喜んでいたそうだ。

熱いシーンだ。多分。

そんな今泉に追いつくために坂道は急ぐ。そしてついに二人は合流を果たし、今泉と坂道は90kmという最高速度で坂道を下り、前を行く箱根学園に追いつく狙いだ。

昔からこんな立体感のある映像あったっけ、4期くらいからあったんだっけ。

後方では箱根学園と総北高校が横並びで走っていた。そこに先頭は箱根学園の二人と、総北高校の二人だと情報が入る。そのニュースを聞いて利害が一致した両校は協調という形を取り先頭を目指すことになる。

せっかく4期良かったのに、間があいたせいでまた世代交代にの違和感を感じる。違和感だらけの幕開けだ。

その後方には京都伏見が控えており、何か策があるかのような描写があった所で1話が終了。

相変わらず御堂筋君に振り回されるチームメイト。今回は何をしてくれるんだろう。

LowLight

まずちょっと待ってほしい。4年半あいているのだ。4年半経っているのにまだ同じ大会が行われている。この間に結婚して子供が生まれた人がいれば、学生から社会人になった人もいるだろう。作品にもちろん罪はないが、なぜこんなに間があいてしまったんだ。見ているこっちは違和感しかない。実際は2018年の1年後を狙っていたがコロナで飛んでしまったのだろうか、原作のペースが遅くて弱虫ぺダルファンでは当たり前の事なのだろうか、どっちにしろ違和感がある。

1年目と2年目は原作ファンではどっちが人気があるのだろう。私は今回見終わらない事には判断できないが、1年目が優勢かなぁ。

作品ペースが遅いにも関わらず5期放送決定は贅沢ではあるが、多くのアニメが生まれて死んでいく姿を見ている私としては微妙な心境だ。自分でも何が言いたいのか分からなくなってきた。

HighLight

キャラクターの掘り下げがすごいとか、戦いの空気作りが凄いとか言いたい所だが、これも長尺な放送枠のおかげだろう。やはり原作の人気が強烈であるために生まれた放送枠なのだ。アニメが凄いから人気の出た原作もあるが、この作品に関しては真逆だ。原作の地力と人気が凄すぎてアニメのクォリティが維持されている。

声優人気も相まってアニメのクォリティは決して低くない。原作のおかげだ。

このアニメは5期放送ということで新規視聴者も今更いない。この記事を見ている人もほとんどが視聴済みか、原作既読のユーザなのだろう。長編アニメの宿命だが新規ユーザ獲得のために出来ることは無かっただろうか。他の作品では主人公交代やタイトル変更などが行われるが、いまいち成功した事例が無い。なので4年半あいてこの内容は新規視聴者獲得をガン無視した構成だが、賢明な判断であったとも言える。

まとめ

もはやオススメとか期待度とか言う必要のない作品だ、ここは1つ数少ないライトユーザの意見だと思って聞き流して欲しい。この作品に対する感想だが、この後の展開がどうなるかがあんまり気にならない。勝っても負けても3年になってからの話があるんだろうしなーと思ってしまう。

人気がありそうな3年がいなくなって綺麗に世代交代したように思うが、ライバルも基本は坂道と同じ年代なので来年も同じ対戦相手なのだろう。ちょっと他人事っぽい記事になってしまったのは、この辺が原因で熱量が程々になっている。考えれば考えるほど独特な設定の作品だが、人気があるならそれでオッケーだと思います。(他人事感)

本当にゴールするまで誰が勝つかわからないのが本作の魅力だ。それだけにそこまでが消化試合な気がしてしまう。
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