公式サイト:てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!
【最終話感想・評価】点数:56
今季誰よりも個性を出していたアニメてっぺん。よく考えたら漫画原作なので一部地方では一定の人気があったのかもしれない。漫画だと楽しめる笑いも、アニメになるといまいちになるのは非常によくあることだ。原作とイメージが違う結果になっていれば良いが、私はアニメから原作に触れることはほぼ無い。最終話なのでどんな笑いをやっていたかを簡単に紹介したい所存だ。
前半分の感想はこちらから:
てっぺんグランプリの敗退が決まったヤングワイワイに敗者復活戦の道が残されてる事が判明する。個性豊かな各地域の敗者復活候補が登場し、かつてのライバルたちが応援に駆けつけてくれる。
いや誰がこの作品のストーリーに興味あんねん。前回キャラの多さが仇になっていると伝えたのにさらに10数人増やしてきた。ネタ考えるのめんどくさくで出オチで固め始めたのか?とか思っていたら
『アンミカドラゴン新大久保に出現んんっ!』
もう面白くなってきたぞ。10人近く増えたヤツらはしっかり敗退していた。幽遊白書の柘榴やジャガーさんのギタリストトーナメントと同じ笑いだ。そのあと百万石まんじゅうというくそデブユニットが1秒見切れる。最後はヤングワイワイがリモート参加して本選出場し、恐らく決勝まで進み優勝して終了。(作中では描かれてないがトロフィーだけチラっと映る)
なんか、キャラも可愛く見えてきてギャグも、もう許してあげて良いくらいにはなった気がする。無駄にポジっているがスタート地点がかなり低いことを忘れてもらっては困る。ちょっと手を加えるだけでガラッと変わる気がするんだけどどうにもならなかった。頑張ってたんだけどどうにもならなかった。新作アニメで笑いを取るってほんとに難しいんだろうな。
やりたいことは全部やった感じはあって爽やかだが、やはりギャグアニメは難しいと言わざるを得ない。声のトーンや間のとり方などあるだろうが、前半でも書いたが新作の場合は好感度の下積みがない。多くの先人が積み重ねてきた屍の山に加わることになった本作。いつか必ず漫才で覇権を取ってくれるアニメが現れると信じて祈るのみだ。