【2022秋アニメ】忍の一時【1話感想・評価】

公式サイト:オリジナルアニメーション「忍の一時」公式サイト (ninja-ittoki.com)

【1話感想・評価】 期待度★★☆☆☆

DMMピクチャーが送るオリジナルアニメ忍の一時(いっとき)が放送開始、なんだか15年くらい前のアニメを見ているような気分になった。忍の抗争を主題とするくらいなので、動きのある映像には自信があるいった雰囲気は感じられた。簡単に設定を説明すると、一般家庭だと思っていた主人公は実は伊賀忍者の頭首の息子で、甲賀忍者が伊賀忍者を襲ってくる物語が始まりそう、といった導入だ。良くも悪くも古い分かりやすいスタートアップだ、どの程度期待していいのかと、何を不安に感じたかを紹介したいと思う。

とりあえず1話の内容から。主人公は週6回の塾と週三回の体操?等多くの習い事に忙しい中学3年生。同じクラスに主人公の母親の依頼で主人公を監視し続ける紅雪(こうせつ)がいる。主人公は監視を辞めない紅雪に困っているようだ。

こちらの紅雪さん。結果的には護衛をしていたようだ。

帰宅中にショートカットしたり、パンクした軽トラが突っ込んできたりするが主人公の体操で鍛えたアクションで回避する。主人公は運動が凄くできるよという紹介シーンという事だろう。

紹介にしては突拍子もない。甲賀忍者の画策だったのだろう。

その後女の子からラブレターが届き告白され、週末にはデートに行くことに。そのまま自宅にお呼ばれされたと思いきや、女の子が色仕掛けを始める。お察しの通り女の子は刺客で危ないところを紅雪が救助する。救助後の扱いが結構雑でなぜか一人で走らされた主人公はまたしても敵に囲まれる。

はい、100%刺客です。後ろの人のショッカー感すごいな。

大ピンチに駆けつけたのは昼間スーパーで働いていた冴えない親戚のおじさん。特殊スーツを身にまとってどうやら撃退してくれたようだ。

クソダサスーツは普段見えないようにしているだけなのだろうか。

気が付くと紅雪の膝枕で寝ていた主人公。車で送られた先はすっごいお屋敷で、頭首が現れたと思ったら自分の母親だった。そこでニンジャニナリナサイと言われたシーンで終了。ED後には甲賀忍者の演説でこれから抗争が始まる雰囲気を視聴者に与えていた。主人公の父親は甲賀忍者とのいざこざで亡くなったのかも知れない。

くノ一と言えば不愛想。基本ができている紅雪さん。
極道のそれ。

三度の飯より”くの一”が好きな私にはありがたい忍者作品。男は誰だって”くの一”が好き、定食屋のメニューに”くの一”があったら皆飯食うの忘れて”くの一”注文するからね。あー”くの一”が食べたい。大将、”くの一”一丁。

へいおまち。

言われるまでもなく迷走している。マジレスしてしまうと作画はちょっと古臭いデザインから始まり、戦闘シーンは「まぁ動いてはいる」という感じで満足レベルですらなく、納得レベル。

なんだこの顔が青くなる描写。

ストーリー展開は導入部分だったので多めに見てあげたいが、ちょっとお粗末だったと言わざるを得ない。告白してきた女の子が実は襲撃者なんてのを10分でやってしまうともろバレだし、視聴者も「はいはいわかったわかった」という感じになるだろう。

お色気シーンとして用意したなら安直下品であり、それ目当ての下品なシコザルしか集まらなくなるのは周知の事実だ。全ての鍵を握るのは紅雪とそれ以降に出てくる女の子たちで、可愛いキャラがいるから見ていられる。というところがせめてもの着地点のような気がする。(シコザル感)

一番気合入れていたのがお色気シーン。それでいいのか制作班。

この一話を持ってくる作品が、満足させる内容を持ってくるとは思えず期待値は低め。ただ、公式サイトを見ると『敵か味方か、裏切りのどんでん返しが待ち受ける現代任侠アクション』と書いている。面白そうな誘い文句じゃないか、ただ『裏切りのどんでん返しが待ち受ける』って書いちゃっていいのか?これやって面白い作品あったか?大丈夫なんだろうかこの作品。万が一面白くなったら6話くらいで謝罪の記事を書かせていただきます。

がんばれ忍の一時。なんとしても今期のベスト9に入り込むのだ。

なんやかんやいい感じに完結してくれた最終話感想はこちら:

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