【2023冬アニメ】大雪海のカイナ【1話感想・評価】

公式サイト:『大雪海のカイナ』Official Site (ooyukiumi.net)

【1話感想・評価】 点数:66

はじめに

本作『大雪海のカイナ』はフジテレビで放送されているオリジナルアニメだ。この作品は『BLAME!』、『シドニアの騎士』で有名な弐瓶勉氏による作品だ。シドニアの騎士は2014年2015年にアニメ化されており、BLAMEは2017年に映画が放送されていたはずだ。いずれも漫画原作だったが今回はアニメとコミックスが同時に展開されている。12月9日にコミックス1巻が出ているそうだ。

どういうわけかこの人物の作品は全てフル3DCGで作られている。シドニアの騎士の頃はCGのレベルも低めの時代だったので一定の人気はあるものの、新規勢には「何このアニメ」と敬遠されることもあった。BLAMEについては劇場版は守備範囲外なので私は見ていないが、ちょっとのぞいた感じなかなか綺麗になっていた。

こちらがBLAMEの映像。まぁこの人の作品は作画どうこうより世界観が魅力なんだろうけど。

今作の大雪海のカイナを見ても「やっぱこの作者の想像力はすげえな」の一言に尽きる。次々にこんなファンタジー世界を持ってくるセンスに脱帽する。しかしながら元アンチCGアニメの私としてはどうしても彼の過去作品アニメに熱中する事が出来なかった。それは今回でも同じ印象を受けており「CGのクオリティ良くなってるんだけど手書きの方が良いいなー」と思っている。冒頭に紹介したコミックス1巻読んだ方がいいんじゃないか?多分。

あ、弐瓶勉氏のファンもしくはCGアニメが好きな人は必見の作品だ。この名前にピンとこない人は多分刺さらないので”現時点では”急いでチェックする必要は無いくらいだ。

1話概要

1話なのでほとんどが世界観の説明だ。この記事のために原作1巻を買って読んだ私から、本作の世界の構造を説明しよう。

・この作品の世界観では天膜(てんまく)の上と下にそれぞれに人類が居る

・天膜の上に居る人は下に人が居るとは知らず、下にいる人は天膜の上に人がいる事を知らない
・この星の地表は大雪と呼ばれる海になっている
・数は限られているが”軌道樹”呼ばれる木があり、水はそこからしか得られない
・この星の地表は大雪と呼ばれる海になっている
・天膜の上も下も、人類はこの樹のそばで生活している

こちらが軌道樹だ。


・天膜の上に居るのが主人公カイナ、他は爺さんばあさんばかりで、他の村は滅んだらしい
・天膜の上に居る人はその辺を飛んでいる虫を取って生活している

・天膜の下に居る人は樹の水を取り合って争っている
・ヒロインは天幕の下の国アトランドの王女リリハ

・天膜の上にも下にも「世界のどこかに賢者がいる」という伝説があるとかないとか

それでは1話の内容をさらっと見ていこう。上記で説明したからさらっとね。

まず初めは天膜の上で狩りをしている主人公カイナが描かれる。でっかい虫を捕まえているが、これは食用になるそうだ。でかい虫をみるとナウシカというワードがすぐに出てきてしまう。

卵が付いてるから当たりらしい、気持ち悪いんですけど私は。

カイナは村に戻ると数人?の村人と生活しているようだった。カイナいがいはおじいさんおばあさんがほとんどなので狩りをカイナに任せっきりになっているそうだ。

こちらが主人公のカイナ。おもったより声が落ち着いているな。
老人ホームのような生活だ。

村には文字が読める人「看板じい」がおり、彼が昔話をしてくれる。他の村があった頃には文字が読める人がいたらしく、看板を集めては研究をしていたらしい。天膜の上になぜ看板があるのか不思議だが、そのうち分かるのだろう。

舞台は変わって地表の大雪海側の話になる。雪海の中を不思議生物に乗って移動しているヒロインのリリハ達。どうやら浮遊虫を捕まえて上に行こうとしていたようだ。そこにバルギア兵が現れる、彼らは水を独占しようとする国の人間らしく荒っぽい事をしてくる。

味方を犠牲にしながらもリリハだけは上に行くことに成功する。伝説の”賢者”をさがしているようだ。

そして天膜の上で主人公カイナと出会う。ボーイミーツガールな作品ではあるが、やることが多そうな作品だ。

リリハは気を失っているようだ。ここで1話が終了。

HighLight

凄まじい世界観とその背景。映像がすごすぎて大画面で見るともはや美しいまでのクオリティ。人を描かなければマジですごいんだよなこのスタジオ。

マジできれいなんだ。

LowLight

弐瓶勉氏が鬼才と呼ばれ、一部エリアに熱狂的な人気がある事は理解している。しかしながらこのイマイチなCGスタジオにつかまっているのは不幸ではないか?2023年でも相変わらず人形感がぬぐえず、ひと昔前のCGアニメ感は抜けておらず、3DCGアニメの夜明けを感じる事は出来なかった。

PS2感はまだ残っている、2023年なのに。背景はすごいんだけども。

1話に関して言えば前半は老人ホーム映像でセリフも少なく作品全体が「わかりづらい」と言わざるを得ない。人気あるから余裕のある立ち上がりを見せたのだろうが、新規勢に対する配慮と言うかつかみは感じなかった。「この世界観を見ればだれでも興味が湧くでしょ?」という視聴者へのリスペクトの無いアニメ制作班の影を見たな、と個人的に思った。

まとめ

圧倒的スローテンポとCG映像だったため内容が入ってこない。「コミックス1巻を買って読んでしまったほうがいいんじゃないか」と思い読んでみたが漫画の方がわかりやすかった。当たり前か、アニメだと1回聞き逃したら終わりなので。絵柄もアニメのCGより漫画の方が良かったとは思う。

買ってから気づいたが、絵が弐瓶さんじゃなかったよ。

ちなみに1巻の半分が1話だった。1巻を読み終えてもまだまだ物語の動き始めなので内容動向については議論するには早計過ぎる。とはいえ本作の評価としての着地点は見えてきた気がする。「固定ファンからはすごく高い評価を得て、その他の人達は見てない」といういつもの形だ。視聴者のエリアが限定されるためネット上の評価は非常に高くなり、賛否両論ならぬ賛賛片論になるだろう。

すさまじい世界観はいいんだけど、CGがね。頑張ってください。

最終話感想はこちら:

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