【2023冬アニメ】もののがたり【1話感想・評価】

公式サイト:TVアニメ『もののがたり』公式サイト 2023年1月9日(月)24時よりTOKYO MX/BS11/ABEMAにて放送・配信開始! (mononogatari-pr.com)

【1話感想・評価】 点数:64

はじめに

本作『もののがたり』はミラクルジャンプからウルトラジャンプに移籍して連載が続いている青年漫画だ。ウルトラもミラクルもジャンプの亜種は知らない私だが、アニメ化するという事は一定人気があるのだろうか?ライトノベルは流石に情報が入ってこないが、青年漫画なら名前くらいは聞きそうなものだが、、、初めましての作品だった。

本当に初めまして。申し訳ないけど1回も聞いたことが無かった。

PVの第一印象は『ノラガミ』的な作品だと感じていた。サブカルチャーという文化に浸かって長いためすぐに「○○みたいな作品だな」とか「△△の亜種みたいな物か」とラベリングしがちなのが私の悪い所だ。1クールに一定数和風ファンタジーがあるのは、それなりに人気のあるジャンルなのだろう。

作品様を1話で語るのは恐縮だが、見た感じ王道青年漫画、普通 of 普通のファンタジー作品だ。もはや普通である事がありがたい。ただ、普通過ぎて書くことが無い感想ブロガー殺しの作品だ。

※追記 4話にしてちょっと色恋沙汰の雰囲気が出てきてすっごい良くなってきたわよ

1話概要

冒頭から強烈なシーンが描かれる。主人公の兄と姉が後に説明する付喪神?に殺されそうになっているシーンだ。主人公だけは何とか逃げ切る事が出来たようだ。

付喪神、でいいんですかねこいつも。

舞台は変わって主人公が21歳になった時代に移る。主人公は付喪神と対話でお祓いをする岐(くなと)家の跡取りのようだった。岐家の当主であり、主人公の祖父が付喪神と平和的な封印を勧めている姿が描かれる。暴力は無く、対話で勧める事こそがプロの行いらしい。

妙な世界に来てしまって付喪神も動揺しているらしい。元の世界に魂を返すと交渉すると示談に応じてくれた。

対して主人公は圧倒的暴力で対話していた。

圧倒的ボディランゲージ。
これでも事は進むらしい。

これには祖父も困ったようで、主人公の兵馬にも考えを改めて欲しいと話す。しかし兵馬は兄・姉を付喪神によって失ったため恨んでいる。平和的な行いに意味を見いだせないようだ。

見かねた祖父は知人に連絡し、兵馬を預けることに。兵馬は京都まで来ていた。

預けられた先は”長月ぼたん”という6人の付喪神を従えている女性の元だった。もちろんこの長月家頭首の”ぼたん”がヒロインなのだろうが、大学で授業を受けているらしく不在だった。

一番奥の女性がヒロインですね。

付喪神を嫌う主人公とぼたんを慕う付喪神はささいなことから腕試しをすることに。

互角以上の戦いをする主人公、しかしぼたんが帰ってくると聞いて慌てて他の付喪神たちが止めに入ってくる。

そこに大学を2コマ目で帰ってきたぼたんが帰ってきて1話で終了だ。

HighLight

久しぶりに王道のアニメを見た気がする。癖強作品があふれる今期でここまで王道な作品が見れると謎の安心感がある。個人的感想なので話半分で聞いてほしいが、本作の主人公の様に伸びしろに溢れている主人公が結構嫌いじゃない。付喪神に対する憎しみを徐々に解消し、心境が変わっていく姿を見れるのであれば楽しみだ。

主人公が一瞬でやられるかと思ったら主人公もなかなか強いぞ!

ちょっとかじった話ではヒロインぼたんとのもどかしい距離感や色恋沙汰っぽさも本作の魅力らしい。話変わってきたな!良い方向に!!

20歳と21歳の恋愛、ちょうどいいですね!

LowLight

作画の方は別に良くも悪くもなく普通。主人公もヒロインも特に目立った魅力は無い。とは言えどんな名作漫画、例えば『BLEACH』『進撃の巨人』なんかだって1巻の頭半分はそこまで面白くなかったはずだ。スパイファミリーやチェンソーマンの様に巨大企業の全面バックアップがない作品は自力で上がっていくしかない。そういう意味でこの静かな立ち上がりは仕方ない。理解しているつもりだが、、、、掴みが弱い。

静かに視聴を辞める人が出そうなつかみの弱さだ。

まとめ

前情報が無く、掴みが弱かったことからもちょっと点数低めになったけどまぁいいよね。面白ければ上がってくるし、漫画原作アニメに対して新規勢の1話感想なんてカスみたいなものですし。練りこまれたストーリーでもラブコメチックな展開でも歓迎だ。ただなろう系作品と大差ねぇなという感想を与えるのだけは勘弁して欲しい。

表立ってではなく陰ながら応援しております。
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