【2023夏アニメ】デキる猫は今日も憂鬱【最終話(13話)後感想・評価】

【総評】平和その物の女性向け日常アニメ、男性視聴者もニッコリ
点数:72

筆者が観測した本作の概要

なんか女性向け日常作品の舞台が、中央線沿いである事・・・多くない?うん、わかる。それチョーわかる。

本作『デキる猫は今日も憂鬱』は水曜日のシリウスおよび月間シリウスで連載されている4コマ漫画だ。月間シリウスってあんまり聞いたことないけど、どういう漫画が連載されている雑誌かはよく知らない。

内容は片付けのできないOL福沢幸来(以降福沢さんと呼ぶ)と拾われた子猫諭吉が送る日常を描いた作品だ。特筆すべきは、諭吉が2足歩行でデカい猫だということ。おまけに家事全般に長けており、成熟した精神性と若干のオタク属性を秘めている。

男性向け作品でも、人間ではない何かに面倒を見てもらうアニメは多く存在しており、それの女性向け版だと思って良い。さらに本作は癖が凄いことで有名なGoHandsが手掛けている。絵柄が独特で視点もキャラクターもめちゃくちゃ良く動くことが特徴的だ。

Kやハンドシェイカーなどオリジナルアニメをやっているイメージが強かったが、漫画原作も徐々にやっていくようだ。癖が強いため原作ファンの避難の的になるかと思いきや、予想を超えるクオリティを見せてくれた。

諭吉がなんでそんなにでっかくなっちゃったのよ?とは思うが、”真面目にやってきたデキる猫だから”と割り切ってしまえば、シンプルに良作日常アニメである。

HighLight

福沢さんが凄く常識人であることに加えて、ちょっと抜けている人柄が見ていて微笑ましい。女性向け作品だと思ってみていたが、福沢さんが可愛いためストレスなく見れる。

加えて甘える相手が生真面目な猫であるため、女性向け作品特有の「そんなイケメンおらへんやろ」的な気持ち悪さが全くない。(冷静に考えれば「いや、そんな猫おれへんやろ」が正しいのだが)これぞ見ていて癒される4コマ漫画の典型であり、是非とも後続してほしい作品だ。

GoHandsの描くアニメーションは同期の”好きメガ”よりも絵柄に癖がないため、見やすい。そして、高いクオリティを保っている。ゆる~く何も考えずに見れば良い。そんなスタイルを地で行く作品である。OLが深夜に見るアニメと考えると、これこそノイタミナなアニメだったのでは?

LowLight

人の「こうだったらいいのにな」という欲望を形にした作品ではあるのだが、なぜか気持ち悪さがない。猫だからだろうか?諭吉だから許されている感はある。

とはいえこのジャンルに嫌悪感を示したり、中身がないからつまらないという人は一定数いるだろう。無論、楽しんだ人達はこういった意見は無視して良い。

まとめ

諭吉に甘えまくっている福沢さんが諭吉に依存しているのは間違いないのだが、不完全な福沢さんを支えることで、自分の居場所を確立している諭吉もまた彼女に依存していることを見逃してはいけない

ゴルフ場やゲームで教えたがるおじさんも、職場の後輩で説教垂れる先輩も自分の居場所を探して教え魔になってしまっているのかもしれない。自分が大したことない人間の癖に、他人に説教垂れている時間が昔より長くなったと感じたのであれば、黄色信号だ。お、特大ブーメランが私の頭に突き刺さっている気がするな?

人に世話をしてもらうことはありがたい事で、人のお世話を出来るのは幸福な事だからね。世界平和の中心地はこの作品にあるのかもしれない。媚びた服装やルックス、所作がないのに私に可愛いと言わせる福沢さん、凄くない?可愛い性格をしているキャラだと思いました。

“諭吉も福沢さんも好きだから、見ていて嫌な思いするわけない”って作品ですね。これペット飼った事ある人の方が評価高くなりそうじゃないですか?お疲れ様でした。

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