【2023冬アニメ】あやかしトライアングル【1話感想・評価】

公式サイト:TVアニメ「あやかしトライアングル」 公式サイト (ayakashitriangle-anime.com)

【1話感想・評価】 点数:73

はじめに

もはや絵柄を見ただけで全てを察する事が出来るはずだ。本作は「矢吹健太郎のアレだ」。ジャンプからジャンプ+に移籍して連載が続いているらしい。舞台は現代の日本だが「妖」が存在し、それを払う祓忍の風巻祭里が主人公のようだ。彼と妖と何かと関わろうとする幼馴染、花奏(かなで)すずのお話だ。

矢吹健太郎作品と言えば「ToLoveる」だが、直近では2020年に「はてなイリュージョン」というアニメが放送されていた。しかしながら作画崩壊アニメとして名を轟かせ、ロクな成果を残せなかった。本作の作画は今後崩れる可能性は無くも無いが、1話時点では何の問題も無いクオリティという事がわかっている。

『迷い猫オーバーラン』の作者でイラストが矢吹健太郎の作品だった、はてなイリュージョン。ご愁傷様。

1話概要

ヒロインのすずを妖のシロガネが狙っていた。そこに祓忍の主人公が現れる。主人公の祭里はその昔はすずと共に妖を楽しんでいたのに、ある時から変わってしまったようだ。

妖に対する姿勢の違いで若干揉めるすずと祭里。すずは妖とも仲良くやりたいようだ。

しかしこの猫良くない妖だったようだ。どういうわけか食べる前に少しだけすずと話をしてくれる。

すずは飛び切りの生命エネルギーの持ち主である「妖巫女」であるらしく、妖からすれば極上の獲物らしい。なので妖の方から集まってくるとか。

回想シーンでは主人公が”すずが「妖巫女」である事”を知り、祓忍になる事を決心する姿が描かれる。

すずは祭里が自分のために妖から遠ざけていた事を知る。

配慮がズレている、そうだったら初めからそういいなさいよ!と言うすず。

お前生贄体質なんだよとか言えるわけないだろ!と言い返す祭里。

シロガネは神として祀られていたほどの妖らしい。しかし、じいちゃんから借りたありがたい道具で封印に成功する。

封印される直前で、自分を踏み台にイチャつかせるものかと粘るシロガネ。何をモチベーションにしているんだコイツは。

結果として祭里がセクシーな女性の姿になってしまう。どういうこと?

シロガネの気合の一撃はどうやら主人公を女にする事で、男女のラブロマンスには発展させない目的だったらしい。マジでどんなモチベーションで生きてるんだこの猫。ここいらで1話が終了だ。

HighLight

昨今の太もも需要の要求に答えたのか、体型を気にしている少女がヒロインになっている。控えめに言って最高である。邪馬台幻想記から矢吹健太郎を追っている我々世代は、この絵を見ただけで一日元気に生活する事が出来る。代償として、視聴中は脳が死にます。大事な事も悩みも考えていた事も全部消えて思考が死に絶えます。

不思議な力を持つ少女とそれを守る主人公。こういうのでいいんだよ、こういうので。主人公は普通に男のままで良かった気がするけど、矢吹健太郎先生が両方女で行きたかったらしいので仕方ないね。

この男女の関係で良かった気もします。すいません黙っておきます。

LowLight

矢吹健太郎のいつものアレなので話の中身なんてものは一切ない。天才的な女の子の可愛さとラッキースケベの多さで天下を取ってしまった矢吹先生に文句を言う奴なんてムッツリスケベ認定で良い。

ただこの人のこのタイプの作品は、見た後に何も残らなくてびっくりするからね、気を付けたほうがいいよ。振り返った時「まじで何の時間だったんだろう」ってびっくりするよ、絶対。

え?こんなに何も残らないの?って。

まとめ

この作者ゴリゴリのバトルファンタジーを書く気はもうないのだろうか?可愛いが先行してしまうが、この人はなかなか良い中二病的なセンスもあったはずなのでそっち路線でも作品を是非お願いしたい。次回作とかで良いので、あなた(矢吹)が死ぬ前にお願いしたい。

とはいえ矢吹先生の絵柄をアニメで、しかも新作で見れるなんて僥倖と言う他無い。幸い今回はキャラデザも良く、現状では作画も安定しているので一安心しておこう。今アニメ業界に溢れている『なろう系・転生系』作品を見て、「脳死で見れる可愛い女の子たちの物語ってのはこうやってやるんだよっ!」と矢吹先生が説教しに来てくれたのだろうか?

これが本物の脳死アニメだぜ!先生よろしくお願いいたします!!
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