公式サイト:邪神ちゃんドロップキックX DROPKICK ON MY DEVIL!!! X (jashinchan.com)
【1~2話感想・評価】期待度★★★☆☆
[結論]いや、邪神ちゃんに期待度とかねぇから!
3期放送を獲得し、クラウドファンディングやイベントなど多角的な人気を確立している邪神ちゃん。いったいこのアニメがどういうもので、どういう良さと悪さがあるかを言及していきたい。あくまで個人的な見解だがこのアニメは深夜オタクアニメ版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」だと思っている。
[HighLight]
まず、このアニメはギャグアニメだと言っておく。その中で非常に掛け合いがわかりやすいタイプのコメディだ。上記画像の下半身が蛇になっている上裸の金髪が邪神ちゃん(両津)で左のゴスロリが邪神ちゃんを召喚してしまった人間のゆりね(部長)だ。
邪神ちゃんがとにかく身の回りの人間(天使と悪魔)を中心に悪事を働き、部長であるゆりねにぶっ飛ばされる。絵柄の可愛さ、人気を確立して十分な予算を確保できたからこその圧倒的に安定した作画、単純明快なコメディ、と長年深夜アニメが獲得できなかった。”継続して安定して放送される美少女ギャグアニメ”の地位を確立した人物である。
豊富なキャラクターと直球からシュールな笑いに突如グロい罰され方と緩急をもった試合展開が得意だ。
[LowLight]
邪神ちゃん自身が持つ短所はハッキリ言って存在しない。違法視聴にあやかった公式の対応などトップ層がオタク好みなのは言うまでもない。(※違法アップロードよりも公式が合法アップロードするという謎対応で話題にもなった)作品からバックまで優秀なこのアニメの弱点を一応上げておく。
そして下記の記事を見た人物には記載が重複することを先に詫びておく。
【2022夏アニメ】てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!【1~2話感想】 | YourCriteria
ギャグアニメはまず視聴者の興味と好意を持ってもらうところから始まる。人間が笑いを発生させる構造上、好感を持ってもらう儀式は重要だ。知らない芸人のネタよりも、よく知っている芸人のネタのほうが面白く感じるのと同じだ。ネタが面白いから好きであり、好きだからネタが面白いのだ。どちらか1つが真実ではない。
ではこのアニメではどうだろうか。わかりやすいギャグを、安定した作画で、同じキャラで愚直に提供し続ける。これを徹底しているためギャグアニメに出来ることは全てやっていると言い切ってよい。
余談だが「日常」のようなギャグアニメは、「京アニ」が好きな人があまりにも多かったため、ほかのギャグアニメには真似できない跳ね方をしていた。もちろん内容も抜群に面白かったが、それを引き立てたのは「京アニ」の好感度だと考える。
ギャグアニメなので結末に期待も何もない、邪神ちゃんは概念である。いずれは4期として現れるだろうし、邪神ちゃんを超える”深夜美少女ギャグアニメ”の登場を心から楽しみにしている。
【最終話感想・評価】
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