【2022夏アニメ】連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ【最終話感想・評価】

公式サイト:「ルミナスウィッチーズ」公式サイト (w-witch.jp)

【最終話感想・評価】点数:72

このシリーズはアイドル物ではなくミリタリーな戦闘シーンが魅力だと思っていたので、ちょっと望ましくない今回のアイドルスタイルだったが、結果的には良い所に落ち着いた。路線自体をどうこう言うのは前半でやったので、このアイドル路線に絞って良い所悪い所をあげていきたい。

前半の感想はこちら:

最大の功績者にして主人公のバージニア・ロバートソン。アイドル路線なので宮藤のような脳筋じゃなくてよかった。

物語の後半は主人公が魔力を失うがルミナスウィッチーズが自分の居場所だと再認識し、離陸直前で再合流を果たす。その後、解放直後のガリアの復興式典に参加し、ライブステージにあがる。ライブステージの中では成長しきった主人公の精霊が帰ってきて魔力をと戻したような形で終了となる。

壊滅状態のガリア、ようするにパリのことだ。501が1期で解放したのがガリアだったはず13,4年前の放送だ。

先に改善点から。ライブシーンで使われるCG技術は他社に比べるとやはり劣る、人形感が強いのだ。CG技術は今後のウィッチーズ作品でも使われるはずなので是非注力していただきたい。次は棒読み先輩ことアイラさんだが、他の隊員は気にならなかった。役柄からアイラさんだけ声の出し方があやしいのだろう。9話くらいであったアイラの演説の演技は完璧だった。演説って原稿読むのでどうしても演技っぽくなるのだが、アイラの声優本来の棒読みと奇跡のマッチを果たしていた。

同じ日夕方にやっているラブライブにくらべるとさすがに苦しい3DCG。

序盤こそ誰だよこいつら何やってんだ、となってしまったが話の作りや最後の落としどころは良かったように思う。過去作キャラクターのチラ見せ感もシリーズファンには熱いものがあり、ルミナスウィッチーズから気をそらさないように、ちょっと少なすぎるくらいでちょうどいい塩梅だった。

半公式で4強扱いされていた夜戦最強ハイデマリーさんもナイトウィッチなのでちょっとだけ登場。4強はハルトマン、マルセイユ、ルーデルとこの人だったはずだ。

最後のライブはリモートというかナイトウィッチの力で、世界中で見ることができたという設定だったらしい。詳しい仕組みは全く分からない。ここで伝えたいのは”多くの人が見ている”ことを表現するためになんか劇団イヌカレーの魔女空間みたいになっていたことだ。

どういう観客の表現だよ、見たことねえよ、怖いよ。

作画に関してはシャフトなのでON/OFFが激しく、基本はOFFになっている。ただ、たまーにここすげぇな!と言わせる映像が出てくるので嫌いになれない。力の抜き方をよく知っているシャフトあるあるだ。

主人公が魔力を取り戻すシーンの映像は一気に綺麗になっていた。

第一印象は怪しかったが、これはこれで全然ありかなという感覚で終わったこの作品。世界観を抑えたファン向け作品であることは間違いないので、間違えてこの作品から見るとエライことになってしまう。正しく501から視聴し、気になった人が見るべき作品だ。気軽におすすめできる作品ではない。

それでも、今後の作品でジニーちゃんチラ見せされたらちょっとテンション上がるからね。コンテンツがデカくなっていることを十分な武器にしていた本作。願わくばバルクホルンはじめ501のキャラがもうちょっと見たかった。

終わり良ければ大体良し!お疲れさまでした。
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