公式サイト:TVアニメ「後宮の烏」公式サイト (kokyu-anime.com)
【1話感想・評価】 期待度★★★★☆
後宮の烏(こうきゅうのからす)と読む小説作品のアニメ化。アニプレックスが送る作品ということもあり、少し化ける可能性があると我々は思っている本作。今季のダークホースとなりうるのか、その可能性について触れていきたい。私個人はちょっと手ごたえがありそうなので期待している。最後でも同じことを言うが保証できることは何一つない。
依頼を頼まれれば対価次第で、何でも受ける寿雪(じゅせつ)という女性が主人公だ。呪殺も探し物も対価が払えればしてくれるらしい。作中では烏妃とかいて(うひ)と呼ばれる。特別な力があるから妃としての地位を与え、後宮に囲っているようだ。この寿雪が表情豊かで可愛らしいキャラクターで素晴らしい。
中華風の世界観をベースとしているが、寿雪とそこを訪れる皇帝を中心としたファンタジー作品だ。小説家になろうが始まりの小説らしい。間違っていたらすまない。なろうにも色々あるんだなぁ。中華風ファンタジーのアニメ化の流れが来るのかもしれない。
ちなみに帝は母親を惨たらしく殺した皇太后に復讐を宣言。その後、皇帝が寿雪の髪が実は銀髪であることを知るところで終わる。
結論から言うと、可能性は0では無いので見てもいいかもしれない。根拠としては2つある。
1つは根本的なアニメーションクォリティだ。1話ということで気合いが入っており。後に崩れそうなアニメにありがちな薄っぺらな感じがない。映像も落ち着きのある、夜感のある作品で寝る前に落ち着いて見れる良さがある。友達と内容を盛り上がるよりも1人でひっそり見て欲しい作品となりうるかもしれない。
2つ目は、主要キャラクターだ。主人公のうひは古風な話し方を含めて、可愛い、特殊な力が合って頼れる雰囲気もあり、悪い要素がひとつもない。もう一人の主人公である帝も癖がなく、シンプルイケメンだ。悪役は分かりやすく悪役って感じだが、そこまで安っぽい感じはない。
面白くなる可能性はあるが、保証できるものは1つもない。また、1クールだった時にそこまで盛り上がらず尺が足りなくなる可能性も秘めているが、数話完結ならその心配も杞憂だろう。話題になってから後追いするよりも、発掘するような前向きな気持ちで視聴して見てほしい。
【最終話感想】
髪下したバージョンをアイキャッチにした最終話感想はこちら: