公式サイト：アニメ『チェンソーマン』公式サイト (chainsawman.dog)
【１話感想・評価】 期待度★★★★★
はじめに
ジャンプが送る超ビッグタイトルとなったチェンソーマン。熱狂的なファンを抱える本作は抜群のカッコよさのPVを披露したこともあり、スパイファミリーを超える熱い期待が寄せられている。海外での人気も圧倒的だ。この作品のやばさを表現するならセンス。絵柄のセンス、展開、設定のセンス。セリフのセンスまで抜群で独特なのだ。セリフやコマ、設定を切り出した時に「あ、チェンソーマンだ」と分かってしまうような独特の雰囲気は一種のカルト的な人気の源となっている。
言葉を濁さず言えば、王道とは程遠い物語を描き圧倒的な支持を得たダークファンタジーだ。人は振り返るときに2022年をリコリコとチェンソーマンの年と語る、かもしれない。文句なしにオススメだ、避けては通れない。
1話概要
原作は序盤の読み込みが甘いのでちょっと見たままの説明になる事を許して欲しい。
物語は主人公のデンジが非公式のデビルハンターをやっているところから始まる。ポチタを武器にトマトの悪魔を倒しているシーンだ。
デンジは父親の借金を肩代わりし、地元のヤクザにデビルハンターとしてこき使われていた。飼いならされた犬のような貧乏な生活が染みついていたのだ。
ポチタとの出会いは父親の死まで遡る。父親の死後、借金を肩代わりすることになったデンジの元に、傷を負ったポチタが現れる。
デンジはすぐに悪魔だと気づき、自らの血を与えて助けることで、力になってほしいと契約する事となる。
ヤクザに呼び出されたデンジは背後からヤクザに刺される。これはゾンビの悪魔の仕業のようで、ヤクザたちはこの悪魔の手駒というかやられてしまったようだ。
完全に殺されたデンジ。その死体から流れた血を得たポチタは、デンジと話をする。過去では自分が死んだら体を使ってくれとポチタに話していたデンジだったが、ポチタの思いは違うようだ。
ポチタはデンジの夢の話を聞くのが好きだったと述べ、自分が心臓になるからデンジの夢を見せて欲しいと話す。
復活した姿はお待ちかねのチェンソーマンだ。MAPPAらしいCGアクションの果てに悪魔もヤクザもばらばらにする。
翌日公安のデビルハンターであるマキマが到着する。マキマは自分に飼われるなら、まともな生活があるとデンジに話す。デンジはそれを最高だと言ったところで1話が終了。
HighLight
ポチタが可愛い＋カッコよすぎる。原作を読んでいるからなのか、1話からポチタとデンジが二人で1つだったことが隅々まで描かれていた。お互いがお互いの死後、自分を使って好き勝手やってくれと言う姿は美しい友情の様に思えた。
二つ目は完全に個人的意見だが、優木せつ菜こと楠木ともりの登場だ。まさかこんな大役で見れるとは思わなかった、長谷川育美といい今期は私のクールのようだ。恐らく好きな声優や原作、スタッフが多い視聴者はずっと俺のターンだとか言っているのだろう。コンテンツを楽しむコツは恣意的な姿勢にある。なんでも興味を持つことが大切なようだ。マキマさん最高です。
LowLight
私からすれば長所なのだが、マキマさんの声がちょっと可愛すぎる気がしたのは気のせいだろうか。毎朝、楠木ともりの声を聞いている私だからテンション上がる要素しか無いのだが、マキマさんの声ちょっとイメージと違うなぁという声はきっとどこかで発生している。
アニメ化とうかこの作品の弱点だが、いやもっと言うと全作品の弱点だが、面白くなるのがちょっと時間が掛かる。私個人的には登場人物が一通り揃うレゼ編あたりからがすっごく好きなのだ。読み返すときはいつも5巻くらいから読み始める。これは１～３巻が微妙と言っているわけではなく、後半が面白すぎるのだ。なので原作を読んでいない人からするとちょっと勢いに乗るまで時間が掛かる、かもしれない。
まとめ
どうしても取り上げたいシーンを最後に残す。どん底のデンジだったから言えるセリフは多くの人をハッとさせるセリフだったのではないだろうか。この作品のアニメ化には進撃の巨人の1期が放送された時のようなビッグウェーブ感を感じる。覇権アニメなんて安っぽい言葉に収まらない、本作のこれからが楽しみだ。頑張れ楠木ともり。
何でこいつらは充分恵まれてんのに、もっと良い生活を望んだ？
俺も同じか
ポチタがいる幸せだけじゃ満足できなくなって
もっといい生活を夢に見たんだ
そうか、みんな夢見ちまうんだな
じゃあ悪い事じゃねぇ
悪い事じゃあねぇけど
邪魔すんなら、死ねっ！
最終話かんそうはこちら：
