公式サイト:TVアニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」公式サイト (bofuri.jp)
【1話感想・評価】 点数:66
はじめに
本作『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』は2020年1月に1期が放送されたライトノベル原作の作品だ。こちらも「小説家になろう」出身の作品だ。コロナ前に滑り込んだ作品だったのか、時の流れが早く感じる。
作風はベーシックなMMORPGをプレイしている作品で、SAOのようなデスゲーム性やオーバーロードの様にゲームの世界に迷い込んだ。という感じではなく、純粋に少女たちがゲームを楽しんでいる姿が描かれている。イメージはログホライズンとかが近いのだろうか、あっちよりはいくらかポップで可愛い仕上がりになっているが。
”まとめ”で詳しく書こうと思うが、本作についても視聴はここまでにしておこうと思う。
1話概要
主人公メイプルの御一行は4層に到着していた。夜桜舞う綺麗な京都のような街並みだ。そこで主人公達がそれぞれ4層について情報収集する姿が描かれる。
主人公メイプルは【炎帝ノ国】のギルドマスターのミィを見かける。そして彼女が猫カフェ的なお店に変装して入る姿を目撃してしまう。
メイプルが店に入るとお互いに察したようだ。メイプルには素を知られても大丈夫らしい。ロールプレイをしている内に引っ込みがつかなくなった、と話すミィの姿は普段の凛々しい姿と異なる普通の少女のようだった。
一方サリーとフレデリカの戦いが描かれる。サリーは1日一回限定のトンデモスキルを持っているようだった。
再び舞台は変わってカスミの話になる。小遣い稼ぎにクエストをこなすと凄そうな装備を手に入れる。
その武器を使おうとすると露出が増える上に、使った後は幼い姿になる。いわくつきの装備のようだ。
そのあとペインとメイプルが共闘する珍しい姿が描かれる。(詳細省略)
最後には主要人物が揃ってクリスマスパーティ兼イベントの打ち上げが行われる。
イベント報酬で季節限定でそこそこ強い装備というMMORPGあるあるな装備が供給される。
キャラクター達の可愛い姿が描かれて1話が終了だ。
HighLight
私もMMORPGに対して多少好意的な印象を持っている。有名作であるSAOはダンジョン攻略などから少しズレた所がメインだったため、見たかったシーンが見れなかった思い出がある。あれはあれで良かったのだけど
前置きが長くなったがこの作品では”MMORPGでの冒険”というMMORPG好きが見たかった内容を見ることが出来る。作風がポップなこともあってかなり見やすい。本作にハマる人がいるのも理解できる。
さらに良い所をあげる女性キャラクターが可愛い。主人公やその周辺の仲間たちは一芸に秀でた優秀なメンバーでありながら、抜けたところもあり、強く・可愛いキャラクターに仕上がっている。サリーとかミィさんとか結構可愛いと思うのだ。
LowLight
主人公が圧倒的に強い。俺TUEEEに留まらず、味方TUEEEな内容になっている。これはこれで爽快感があっていいのかもしれないが、内容が単調で危機感が無い。なんならちょいちょい描かれる運営が主人公メイプルの対策を検討するほどの強さになっている。主人公の万能感が強すぎる作品は少々趣味が合わない。いつも言っているがこれは好みの問題。
まとめ
『好きになった作品が好き』という非論理的な大前提の上にアニメの”中身”について定義を確認しておきたい。世の人が気に入らないアニメに対して使う”中身のないアニメ”という言葉について本ブログの指針を示す。(なぜこのアニメの記事で?)
私は常にアニメに2つの物を求めている。
1つ目は言うまでもなく中身だ。私の中で”アニメの中身”とは『原作者・制作陣が視聴者に送るメッセージ』であり、”原作者個人が教示としている人生のヒント”と表現してもいい。そういう意味では世間一般で言う中身は”語れる設定・練られたストーリー”だと思うのでこれとは若干逸脱している。そっちも大切だと思うが、私にとっては最重要項目ではない。
2つ目はキャラクターの魅力だ。もうこれはキモオタの脊髄に刻まれた本能的な欲求だ。可愛いキャラが居ればいい、ただ見ていたい、声を聞いていたい、その願いが叶うなら内容は何でもいい。そんな欲求だ。なので私は『人生の教訓もクソも無いごちうさの展示会』に朝から並んでいる。
話は本作”防振り”に戻る。本作はユーザの欲求を満たす内容を提供できていると思うし、キャラクターも可愛い。しかしその上で、今期40本近く視聴している事を踏まえると、内容をしっかり理解して感想記事を書くことはボリューム的に厳しい。なので心苦しいが本作のような1期と内容に大差がないと想定される作品は視聴を取りやめる事とする。網羅性を売りにしている中での苦渋の決断だ。