公式サイト:うたわれるもの 二人の白皇
【1~2話感想・評価】期待度★★☆☆☆
うたわれるものシリーズの3作目、アクアプラスのノベルゲームが始まりで、コンシューマに移る中で全年齢向けになった本シリーズ。最初は2006年放送と古く、若くしてこれのファンを名乗る人物を見つけることは困難だろう。圧倒的な世界観とキャラクターの群像劇を有する本作の魅力について語っていく。
[HighLight]
この作品はまずシナリオが圧倒的に練りこまれている。後述する短所が原因でもあるのだが、恥ずかしながら前回の話をいまいち覚えておらず、有識者の世界観解説ブログで予習復習をしたほどだ。簡単に豪快にネタバレするとコールドスリープされていた主人公を種田梨沙演じるヒロインに拾われ、なんやかんやあって仮面をつけたお国のお偉いさんと入れ替わっていく。ここまで2期の偽りの仮面であり、3期ではヒロインの国との対立が描かれている。入れ替わったことにより主人公のハクは亡き人として扱われており、かなり複雑な人間関係を描いている。2期で主人公を務めていた亡き声優:藤原啓治さんの引継ぎも上手にいっているのではないでしょうか。
[LowLight]
圧倒的な世界観にありがちな致命傷であるが、覚えることがとにかく多い。ハマればハマる系アニメ。日頃仕事で疲れた会社員はアニメに頭を使うことを避けこころぴょんぴょんするか、チートで無双したいのである。
まぁファン向けのアニメなんで、といえばそれまでだろうが私は繰り返し言いたい。地上波で流す時点でターゲットを自分のファンに絞るな。新規ユーザ獲得に全力を尽くしてほしい。
上記は一方的な要求ではあるが、もう少し触れておく。まず戦争が主体の本作だが、戦闘シーンがなんとも物足りないのだ、ダサいというか、バカみたいなのである。
エロゲ出身ということもあり、バカみたいなキャラがバカみたいな作画で戦闘を行っている。Ufotableみたいにできませんか?とは言わないが、そもそも可愛いキャラクターデザインなので戦闘シーンはギャップのあるダークでシックな色合いでやった方がましではないだろうか。
かなり気合の入ったシナリオ・世界観とポップな戦闘シーンが絶妙に悪いブレンドを醸し出しているため、いまいち身が入らないのが私の感想。個人の感想であると強調しておく。シナリオは結構力はいっているので最終話まで戦闘シーンを飛ばしてみれば健康的かもしれない、そんなことしないが。
【最終話感想・評価】
ongoing