公式サイト：継母の連れ子が元カノだった
【１～２話感想】期待度★★☆☆☆
[結論]うーん、、、ちょっとイメージと違う
1，2話時点では高い評価をもらった本作だが、話が進むごとに微妙さが見えてきた。ここでは管理人の完全に個人的感覚による評価であることを改めて記載させていただく。本作は中学時代付き合っていた男女が別れた後、親の再婚によって同じ家に住む義理の兄弟になってしまう物語だ。まぁ前提のトンデモ設定は別に突っ込まないのがマナーなので言わないが、その後のキャラクターの掛け合いに違和感があるのだ。そうなるんだっけ？と言わざるを得ないシーンが多い。
[LowLight]
あえて短所から書いて良く。1話では義理の兄弟となった二人が微妙な距離感で謎のマウントを取り合うところから始まる。このノリで、聞いていて愉快な会話劇が続くのかと思っていたらそうでもなかった。そっちはおまけで、本体は”別れたけど恋が終わっていない”というテーマらしく、別れた男女がお互いを思っているというスタンスだ。なぜか男性作者のくせに”女性→男性”この方向の描写が極端に多い８：２で女性目線の心理描写なのだ。ここが気持ち悪さを生んでいる。
創作物など基本的には脳内のお人形遊びなのは重々承知しているが、別れた後も男側が女側に好かれ続けているというスタンスを男性作者が書いてしまうと。いやそれあなたの願望ですよね？という感想になってします。
別に女性の心理描写に自信ニキでも自称恋愛マスターでもないが、実際は８：２じゃないよね、１：９か０：１０だよね。という気がしてしまう。
次にヒロインの心理描写にも強烈に違和感がある。完全に男が想像する女性の心理なのだ。「え、そうなんの？」とか「そこで怒るの？」といった感じの女性作者が書いている時特有の予想外の描写がこれっぽっちも存在しない。本来複雑で理解しがたいはずの女性の心理が、全て予想通りの内容になっている。一般女性がこの作品見たらすごい気持ち悪がるんじゃないだろうか。恋愛における女性心理の変化は特殊な人じゃない限り、男性には書けないし、書かないが推奨される。（完全に個人的意見）
主人公サイドにも結構不満があるが、長くなってきたので手短に。とにかく主人公の持ち上げられ方がすごいのだ。「あいつ気を使ってくれてたんだ、、、でもむかつく！」みたいな描写が多すぎる。ヒロインの中で主人公が持ち上げられている描写をいっぱい書くから、やっぱり”これあなたの願望ですよね？”という感じになってします。寝る前の妄想じゃなくて、読者、視聴者を楽しませる内容を書こう。
面白い作品を描いて人を楽しませたい！って人と、自分の妄想を作品にして皆に見てもらいたい！って人の差は結構でかい気がするけどどうだろうか。なろう系は後者になりがちなので私は嫌いなのだ。ホスピタリティが低すぎる。
[HighLight]
まず絵柄はいい、アクションでも何でもないので動きがあるシーンが少ないからリソースを節約できているイメージ。絵柄が崩れることは無いので流し見していて不愉快は無い。私みたいにガッツリ見始めると内容の違和感が浮き彫りになる。忙しい現代社会人が流し見する分にはいいアニメかもしれない。
中身に強烈に違和感があったため、原作者のロングインタビューも一応目を通したが「あーなるほどこういう人か」という感想だった。少しフォローするとこの作品は短編として書いたものが跳ねたから継続することになったらしい。私の”最序盤は良かった”と一致したため、安心した。何が受けるかわからないって難しいんだな。読み物への熱量は結構あるのでこの作者がガッツリ構想を練った作品が次に出てくればちょっと面白い、のかもしれない。
【最終話感想・評価】
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