公式サイト:TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト (kamuy-anime.com)
【1話2話感想・評価】 期待度★★★☆☆
はじめに
先日完結直前に全話無料で読めることで話題となったゴールデンカムイ。私の周辺にも相当ファンが多く、かなりオススメだと多くの人に言われている。最近ではめっきり漫画を読む文化が無くなってしまったのでオススメ頂いた事に、答えれていない申し訳なさはあるものの、アニメ勢なりに作品を楽しむ所存だ。
製作会社が地味に変更されているが、絵柄の違和感は全くない。4期に入っても少年というか男向けの笑いは健在で、ゴールデンカムイらしい仕上がりとなっている。原作を読んだ人から見ると悪くもない、昨今の漫画原作アニメの立ち位置なのだろうか。アニメオンリーだと世界観が広くと登場人物が多いために、100%作品を汲み取れているかというと微妙だろう、私もその一人だ。やはり気軽に読み直せる漫画との差は大きい。それでも仕上がりが上々で、原作の評判の良い本作については前向きに見ることが出来そうだ。
1話概要
まずは1・2話の流れから。
キロランケが息絶える前にのっぺらぼうをなぜ殺したか問い詰めるが、真相は分からなかった。アシリパの毒矢を受けてなお、逃走することに成功した尾形が描かれる所から1話が始まる。
突然ですが白石が狙撃されます、てっきり尾形の狙撃と思いウキウキで狙撃手の元に向かう杉元だったが、そこにいたのはロシア兵だった。どうやら尾形が目的らしく。杉元と命の取り合いをした後にお絵描きをする様子が描かれる。この落差が実にゴールデンカムイらしい。
一方土方は関谷の目論見にはまり、服毒ルーレットに敗北し致死には及ばないものの、意識を失いとらわれることとなる。ここまでが1話。関谷は捉えていたはずの牛山が自力で棺を破壊し、脱走していることに気づく。
ここから話が平行になるが、牛山はおべんちょんとして怪人扱いされる。いじめっ子をぶっ飛ばしてしまったことにより、少年に処分しないといけない危険な怪人という認識を持たれて極寒の湖のそこに落とされる。(自発的に)
一方門倉は関谷から土方さんを取り戻すために接触を測る。策を練って、全裸になりながら土方さんの居場所を特定しようとする。そこに湖に沈んだおべんちょが現れ、場が乱れる。結果取り逃がしてしまう。蚕の繭から関谷の居場所を突き止めるが、またしても服毒ルーレットが始まる。
関谷は幼い娘を落雷で失っており、それ以来命のやり取りを運に委ねることで神の存在と裁きのありかを探しているようだった。関谷は服毒ルーレットに敗北し死にかけるが、数時間苦しむことすら嫌になり、追い服毒により逆に助かってしまう。トリカブトの毒とフグ毒はなんか打ち消しあうことがあるそうだ。奇しくも土方が死ななかったのと同じ理由のようだ。どうせ死ぬならと博打を打てるのは過去の経験からくるもので似たもの同士ということだろうか。
掘り起こした土方にぶった切られて関谷は死ぬこととなる。土方が復活したところで2話が終了だ。
HighLight
人気作のアニメ化ということもあり、昔ながらクォリティが高い。すくなくとも作画は綺麗で、戦闘シーンも時間は短いが良く動いている。少年漫画らしいとしか表現できないが、下品というかくだらない笑いも健在で、乾いた笑いが起きる。
LowLight
掴みとしては十分だが、3期の結末周辺に比べると熱量が少し落ち着いている。LowLightというほどのことではないが、、、。終盤に向かうにつれ本来の勢いを取り戻すはずなのでそこは座して待つこととする。
なんでもキロランケ死亡のところまでアニメが終わったよと伝えると、既読者はそろって「そこからが面白い」と述べるのだ。完結までどれくらい掛かるが分からないが間違いなくアニメ化するのだろう。
まとめ
いつもながら評判のアニメは記事にするだけ蛇足になってしまいそうだ、ブリーチとチェーンソーマンは呼んでいるから相当好き勝手かけるのだが、未読だと尚難しい。本音はこれくらいにして点数については掴みの段階なので低めだ。きっと既読の皆さんもその辺はまだそんなに面白くない、と言ってくれると信じている。