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【１～２話感想・評価】期待度★★★★★
[結論]Oh my god つなこ！！橘、引退しよう
突如謎の人物名を出してしまったが、「つなこ」は本作のキャラクターデザインを行った、私が崇拝しているイラストレータである。（代表作がネプテューヌシリーズ、デートアライブシリーズ）橘はデートアライブの原作者である。（人柄もよくスタッフ思いの良い人だ、唯一の欠点は話が面白くない）
デートアライブのアニメシリーズは１期は◎２期が×３期が×４期が〇となっており、つなこ信者の我々は報われないアニメ化人生を歩んできた。だがそれもこの夏で終わりである。ハイレベルのアニメーション、世界最強に可愛いキャラクター達、中身のあるシナリオ。豊作の今季でも堂々と先頭集団を走っており、そもそも豊作の立役者でもある。オリジナルである所もひじょー－－－にポイントが高い。
[HighLight]
まず、筆者が重度のつなこ信者なのでまともな記事にならないことを先に詫びておく。信者として長く活動してきた人たちは「中身のない可愛いキャラクターアニメ」の中から無理やり味を見いだすことに慣れてしまっている。それほどデートアライブ作者・橘のストーリーには味が無かったのだ。そんな中、「冴えない彼女の育て方」の作者丸戸氏の力を借りた本作のシナリオは、過去のつなこ作品と一線を画している。
まず、シナリオについて触れていこう。悪魔に両親を殺された主人公が悪魔「キサラ」の力を借りて、悪魔に復讐する物語だ。シナリオで私が魅力と考えているところはキサラと主人公の契約である。主人公はキサラに記憶を渡すことで力を得ている。（悪魔は悪魔の力でしか殺せない）要するに戦えば戦うほど、主人公の記憶はなくなっていくのだ。
私がこの設定の良さを確信したのは３話の屋上のシーンだ。本作にはもう１人のヒロイン、アヤノさんがいる。主人公は彼女と過去同棲するほどの中であり、要するに元カノなのだ。
３話での悪魔の戦いで主人公がキサラに献上したのは、アヤノさんと過ごした日々の記憶。多くの戦いの中で記憶のほとんどを悪魔に献上していた主人公だが、アヤノさんとの日々は綺麗に残していたのだ。
目的のために記憶を失い、徐々に何のために戦っていたのかも、わからなくなってしまう主人公。主人公での街で起きている異変の原因・両親の死の原因・妹の所在・恩人との関係。様々な要素が綺麗に詰め込まれている。
キャラクターの魅力はもう作品見てくれとしか言えないが、シャロンの画像を張らずに記事は終われない。声優、ルックス、パーソナリティ含め、めっちゃ好みだ。もはやアニメの感想でもなんでもなくなってきた。
このあとシスター姿にパワードスーツとすっとんきょうな格好でキサラと戦うことになるが、主人公との過去の掛け合い、現在の牢にぶち込まれた後の会話も、主人公に生き方を考えさせる強烈なキャラクターになっている。
この、”記憶を失ってでも”というのはかなり考えさせられるテーマではないだろうか。例えばこのブログも今は最高のモチベで続けているが、辞める時には今の”未来の自分にブログをやめてほしくない”という今の思いも忘れてしまっている。”一生大事にする”と思って付き合った彼女に、別れる時には何とも思わなくなっているのと同じだ。それほどまでに気持ちを持ち続けることは難しく、それを「じょうがないじゃん」「別にいいじゃん」で終わらしたくない私は、同じ理由でもがく本作の主人公が好きなのだ。
Mr.Childrenも「Drawing」で今の「気持ちを真空パックできないかなぁ」と歌っていた。揮発性のある人の気持ちの複雑さをテーマとした本作。誰しもが持つ葛藤をサブテーマに添えた本作で、制作陣が用意する結末、結論を心から楽しみにしている。しかし、それでも！だからこそ！私が抱く思いは
「つなこさんに、ありがとうって言いたかったんだ、、、！！」
読者の皆さんも声を大にして、１０年、２０年と継続して応援するイラストレータ・原作者を見つけてほしい。これがそのきっかけになれば幸いだ。
【最終話感想・評価】
最終話感想はこちら：
