【番外】弊社は新技術5chダウジングチェーンを開発した

本記事は、私が近々学会で発表する『5chダウジングチェーン』を紹介する記事だ。

 

 

 

この新技術を知って貰う前段に、多くの情報が必要となる。これからあなたが読む事になる内容を手短に紹介する。まずは筆者と2ch、2chまとめサイトとの関係。2chの嘘と真実。ダウジングチェーンとは。最後に槙島 聖護とは。この順番で話が展開される。

 

 

 

お察しの通り相当長くなるうえに新技術なので、その魅力は未知数だ。今日1日のすべきことが終わった余暇で見ることをお勧めする。早速本編に入って行こう。

 

 

 

 

受け取った手紙が増えすぎて、自分の荷物は捨てていった

2chのまとめサイトを見ることを辞めた。あれはいつ頃だったか、生活がある程度安定してきて、世の中の状況、日本に限るが社会の仕組みと様子がなんとなーくわかった頃。2chの住民と決定的に価値観が異なることに嫌気がさしたのだ。

 

 

 

 

私が2chのまとめサイトを見ることを辞めたのは、、、確か転職した頃、ついこないだじゃないか。

 

 

 

 

厳密に言えば価値観のズレは最初から気づいていた。私が2chというコンテンツが面白いと感じたのはニコニコ動画で「腹がよじれるコピペ」とか「抱腹絶倒するコピペ」みたいな動画を初めて見た時だった。

 

 

 

 

当時は2chというものが何かを知らない高校生で、コメントが流れてくるという動画サイトの画期的なシステムも相まって、そのコピペ全体が面白おかしく感じ、笑い転げていた。

 

 

 

 

それからというもの自分の携帯で暇人速報やハムスター速報といった、昔からある2chのまとめサイトを見ることが日課になっていた。これが2010年頃の話だと思う。

 

 

 

 

2ch、厳密に言えば私の場合、そのまとめサイトだが、彼らは私に多くの経験をもたらしてくれた。まずは笑いの作り方・種類、世の中の仕組み、時事ニュース、年上の大人の赤裸々な悩み。

 

 

 

 

日常生活では得られない情報、いうなれば真実がそこにはあった。2chは匿名であると共に、書き込むことに何のメリットもない。精々レスバしたり共感してくれる相手がいるくらいだ。

 

 

 

 

これがどういう風に私に映ったかというと「嘘が無い場所だ」と感じたのだ。自分が誰にも見られないチラシの裏に愚痴を書く時、トイレの壁に自分の言葉を書く時、嘘をつく必要がない。

 

 

 

 

嘘をつく必要、取り繕う必要が出てくるのは、他人の目や評価をどうしても気にしてしまうからだ。

 

 

 

 

実際は匿名でも相手と比べてしまったり、普段得られない脚光を浴びるために、嘘をつく者がいることも頭ではわかっていた。それでも、恋愛や仕事、家族の悩みや実情を話す彼らはほとんどが、嘘をついているように見えなかった。

 

 

 

 

学生時代の私は、嘘をついたり、ごまかしたり、取り繕った受け答えをする人間に、非常に敏感だと思っていた。それが自分の周りにいる人間が素直な人が多かっただけにすぎず、しっかりした・人間の出来ている人物がつく嘘を見抜くことが出来ないと実感するのはもう少し先の話だ。

 

 

 

 

顔の見えない、素性のわからない2chの住人は私の友人であり、ライバルであり、敵であり、先輩であり、師匠だった。私が知らない情報、私からは出てこない発想を持つ彼らを、私はリスペクトしていたのだ。

 

 

 

 

名残惜しさもなくさよなら、巡り巡る季節はそっけない

ネットに書いていることで、何が真実で、何が虚構かを見抜くことはすごく簡単だ。データの無い事実・状態は”嘘”、思いは”真実だ”。少し解説させてほしい。

 

 

 

 

例えば、日本のGDPは世界で〇〇である。これは事実だ、状態と言っても良い。こんな内容があった時、だいたいまとめ記事のトップにデータがある。一旦そのデータの是非は置いておいて、まずは”真実”でいいだろう。

 

 

次がデータの無い事実・状態だ。2chで「私女だけど」と書いてあったら一定の確率で”嘘”である。本当に女性の可能性もなくはないが、この場合は”嘘”前提でその後の内容を吟味した方がいい。「私女だけど」と言っているのはチンコ丸出しと同じ状態なのだ。

 

 

 

 

今の例は流石に露骨だったが、このほかにも「東大だけど」、「ちな彼女いる」、「強豪校で練習していただけど」、「現役エンジニアだけど」といったような、データの確認をする術が無い、事実・状態のことを指して”嘘”だと思っている。まぁここまでは当然読者も承知のことだろう。

 

 

 

私がここで伝えたいのは、2chに書かれている”思い”は大多数が真実だということだ。「あの芸能人・政治家が嫌い」、「日本代表は弱い」、「これから株価はさがる」、「勉強したいけどできなくて困っている」、「彼女とうまくいってなくてつらい」「仕事が馬鹿馬鹿しいから田舎に帰りたい」。

 

 

 

これらの内容の是非は分からないが、少なくともこういう”思い”をもっている人間がいることだけは真実なのだ。少なくとも大多数の人間は、わざわざ専ブラ経由で嘘の”思い”を書くことは無いはずだ。

 

 

 

 

私が今後5chにわざわざ行って「巨乳はマジで嫌い」と書き込む事は、未来永劫無いだろう。

 

 

 

 

結局人間ってのは1つや2つの欠落はある

ダウジングチェーンを知っているだろうか?心当たりがあるのであれば、それが正解だ。

 

 

 

ダウジングチェーンはHUNTER×HUNTERの登場人物クラピカが使う念能力だ。ダウジングとは本来、地下水や貴金属の鉱脈など隠れた物を、棒や振り子などの装置の動きによって発見できると謳う手法だ。L字の針金を持って歩き、対象の上に立った時に自然と金具が開くように動くという、あれもそうだ。

 

 

 

 

鎖使いのクラピカはこのダウジングを自分の能力に落とし込んでいた。主に、相手が嘘をついているかどうかを判別するときに使う。鎖を垂らして、質問を投げかける。これで相手の回答が真実かどうかを判定する。

今回はこの能力を2chに応用する。

 

 

  

 

死にたいと言えば気持ちいいか

最後は槙島 聖護だ。彼は2012年に放送された名作アニメ『PSYCHO-PASS』に登場する悪役だ。本作は彼の処遇をめぐる物語だと言って良い。

 

 

 

wikiや紹介を引用したかったが長すぎて使い物にならないので、私の言葉でまとめるとこうだ。

システムが全ての人を犯罪者係数という数字で推し量り、処遇を決める世の中で発生したイレギュラー要素。人を殺したり殺させたりとにかく悪いやつなのだけれど、システムが犯罪者認定しない、ややこしいやつ。

引用:FOX

 

 

 

 

なんだか頭の悪そうな紹介になってしまったがFOXを責めないで欲しい。彼は精一杯頑張ったんだ。なんでこの槙島の名前が出てきたかというと、作中のとあるセリフが非常に的を得ていたからだ。今回はそこを紹介するためにお呼びした。

 

 

 

 

カリスマ性のあふれる彼は”読書”を『自分の精神を調律するため』に読んでいると表現しているのだ。くそカッコいい。

 

 

 

『本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。』

 

 

 

ここが今回の新技術のポイントになる。

 

 

 

 

恒久的な欠落を愛してこその幸福だ

先天性の厨二病を患った私は何時からか、5chのまとめ記事を見ることを『自分の精神・思想の調律』捉えるようになっていった。

 

 

 

これから行われることを具体的に言うならば、私が取り上げたまとめ記事の書き込み一つ一つにコメントを添えていく。

 

 

 

 

これは漠然と読んでいたまとめ記事に対して、自分が何を感じて、どう思ったかを可視化する。その事に意味がある。人と同じことをやっていて人と異なる感性は身につかない。

 

 

 

この技術をあなたが導入することで得られるメリットが2つ、デメリットが1つある。

 

 

 

1つ目は、自身の感性や思想を言語化する能力が身につくことだ。この能力に乏しい人間は、自分が見たアニメの感想や2chの記事で太字になっていたコメントを、自分の言葉の様に飲み会で話すようになる。私が常々、自分の言葉で話せとかネットにあるようなコメントをするなと言い続けたのはこのあたりにある。

 

 

 

「あなた」は「あなた」だからこそ価値がある、誰かの言葉を借りて話すことに意味は無い、自分の言葉で、あなただけの感想を伝える必要があるのだ。仕事もプライベートも職場も友人も家族も”あなた”の言葉を待っているはずだ。

 

  

 

アニメの感想や商品の口コミを見たって構わない。Youtuberが言うことをそのまま鵜呑みにしてしまっても、本や映画の要約動画見ていても構わない。最後に出てくるの、があなたの言葉であるならば。

 

 

 

 

2つ目は、5chの住民という比較的怪しい人種を相手に、ダメ出しをするようなものなので、なんか自分が偉い人みたいな錯覚に陥る。なんだこのフワッとしたメリット。

 

 

 

 

 

デメリットについてはシンプル。時間の無駄だ。他のことをした方がいい。

 

 

 

ぶっちゃけると継続できるコンテンツを生み出す方法は継続する何かに付随することだ。今回の様に5chのまとめ記事は永久に作られ続けるだろう。これにコメントするということは、アニメやスポーツの様に供給量が常軌を逸した無限コンテンツとなるのだ。

 

 

 

これは雑記ブロガーと非常に相性がいいとは思わないだろうか。

 

 

 

やはり一刻も早く学会で報告すべきだ。

 

 

 ※追記:記事作成から面白い2chまとめ記事を待ち続けたが一向にピンとくるものが無かった。

暗い所からやってきて、暗い所に帰ってゆくだけ、その間に何が出来る

今回題材としたのは『自分から一切連絡しないやつ←大人になると友達0になるよね』だ。

もしゴールデンタイムズ様に怒られることがあれば、直ちにお詫び申し上げた後に、本記事は削除することになる。

 

 

では5chのまとめ記事を見るような気持ちで行ってみよう!

この>>14さんについてはどうだろうか。個人的にはそんなに間違ったことを言っている気がしない。私は私生活では自分から連絡をするが99%で、人から連絡がくるのは1%という生活を送っているが、相当しつこく友人に連絡をするようにしている。迷惑だったらゴメンナサイ。

自分でコントール出来ない”他人を変えようする”ことはもうしないように心掛けているが、その昔は「そんなことをしていると友達がいなくなるぞ」と、直接的な表現はしないものの、やんわり伝えることは結構あったように思う。

>>19 >>23 この辺の人たちの指摘はもっともだ、熱心に連絡を送り合う関係は古くからの付き合いなど、限られた関係なのは事実だ。

>>21普通の関係なら、と言う意味では正しいように思う。

>>26議論の的が”相手が必死になっている”になっており議論にすらなっていない。

>>29に至ってはこの人の人生が心配になる。相当人間関係が希薄な人生を歩んできたんだろう。

>>25 これは最近そう思うようになってきた。大学生が会社員の先輩を自慢したり、悪い友達自慢をするレベルとは少し違うが、処理しきれない人間関係にどこまで価値があるかは疑問になってきた。例えば私がブログをするにあたってブログ仲間と交流を持ったり、ランニング同好会に入ってラン友を作ることも考えたが、それは”やらない”という結論を一旦出している。

今いる人間関係と新たな、しかし共通の趣味がある人間関係を天秤にかけた時のプライオリティを明確にしただけのことだと思う。(とはいえ一緒にブログ盛り上げましょうという方は大歓迎)

>>28の「ひねくれすぎ」はおそらく>>25の”軽蔑”にかかっているのだろう。確かに軽蔑するほどではない。私も人脈自慢する人を見ても、大変そうだなとは思うが軽蔑はしない。

>>63 流石にネタっぽいからスルー。孤独になってなおそれを自虐できるなら多分人生問題ないだろう。

>>36 それはまじでそう

>>38 誘われる立場があまりにも少ないからこの心遣いは分からないが、誘った側はテンション合わせてリアクションしてくれれば、それで充分ではないだろうか

>>53 誘われるとめんどくさくなるという気持ちは実際わからなくもない。最終的な結論は人に寄るのだろうが、ただその誘いをないがしろにした時の人生を考えて、結論をだすべきだろう。でなければ後悔がうまれる。

>>40 赤字になっているだけのことはある。これはほんとにそう。自分から連絡しない人は何も問題ない。ただ無視はちょっと話が違ってくる。後述するが意図して無視しているなら良い、、、

>>41 >>43 2chは社会人なりたての頃アニメ実況、ソシャゲの本スレにいたことはある。盛り上がりがあるが、所詮偽物の関係であり、現実の方が面白いと気づくまでそう時間はかからなかった。

>>42 いいことを言った。無視してなきゃいいのだ、断りたいなら断ればいい。(誘う側目線ではどういう感じなら動く気になってくれるか言ってくれるとなおいいのだが、、、)

>>48 これが怖かったのを覚えている。中学の時は相当仲がいい連中がいたので、それと同じ仲の良い友人が高校で出来るか心配だった。そしてそれが出来た時に中学の連中と疎遠になるのが怖かったように思う。今となっては行動原理は違うが、人に連絡する癖がついたきっかけはこのあたりだろう。

>>51 話が合わなくなっていくのは分かるが、相手に他の話をしてもらうよりも相手の話を自分が楽しめるようになった方が人生はうまくいくぞ?と要らぬアドバイスをしたい。繰り返すが他人はコントロールできない、コントロールできるのは自分だけ。

>>55 特定の時期の友人がいないからといってそこを後ろめたく思う必要は全くない。高校時代の友人がいないから高校生活を失敗したわけでは無い。高校生活が消え去ってしまうほど中学校が楽しかっただけで、それは幸せなことと思っていいのではないだろうか。

>>72 すごく大人なカッコいい意見に見えるが、実行できる人間がどれだけいるのだろうか。そもそも過去の自分が間違っていたとなぜどうやったら断定できるのだろう。人間関係を清算という表現も、好きではない。例えば、中学はキモオタとして生活してオタク友達がいて、高校で陽キャデビューして成功したときに。「キモオタの自分は間違っていた」とオタク友達を清算するだろうか?感謝こそすれ、人間関係を間違っていたなんて言える人は多くないはずだ。

>>73 少し厳しい表現になるがニートのように、”新しい経験、話”が無い人間があって話しても面白さが少ない。久しぶりにあった人に話すことがいっぱいできるように色んなことに取り組んだ方が、良いと思うがどうだろうか。もちろんそれ目的で行動するわけではないのだろうが。

>>74 アカンかどうかは分からないが、人生1人で生きていくには退屈すぎやしやせんか?人生空虚じゃありゃせんか?(赤犬ラップ)

>>75 彼女大事にしろよ

>>76 連絡しなくても切れない関係なんて無いと思う、傲慢な態度は控えたほうがい(特大ブーメラン)

>>31 おれが書いたんか?この書き込み

>>47 締めにふさわしい書き込み、意図的に関係を断ちたいのであれば無視が一番だ。それだけに意図していないような、うっかり無視していたものは素直に”ゴメン返信した気になっていた”と一言伝えた方が良い。

まとめ

人間関係に関するマジレスの嵐になってしまったが、いかがだったろうか。普段から読み流すよりも自分がどう考えるかを一つ一つ答えを出した方が、自分の考え方や何を大切にしたいかが見えてくるはずだ。

 

2chにはいろいろな人の色々な意見が見れるのが魅力だ。それぞれに対して自分の回答を用意して、飲み会で話題にでもしてみよう。読み流してもおもしろいが、真面目に向き合っても面白い。それが2chまとめ記事。

 

今回はマジレスしやすい人間関係を題材としたが、記事のほとんどが取り上げるに足りないくだらない記事ばかりだ。こういうふとした人間の悩みのような題材は、本音の書き込みが多く、個人的にはよみやすい。10年後になったら軽く黒歴史になっていそうだ。私の人生反省することは多いものの、後悔することは1つも無い。(詳細はFate/Zeroの聖杯問答を参照ください。)

 

とはいえ、『ジブリのタイトル組み合わせて一番面白いやつが勝ち』みたいなくだらない記事も結構好き。”天空山田返し”ホント好き、あれ天才。

 

 

以上。

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